サイバーパンク エッジランナーズの古泉智浩のネタバレレビュー・内容・結末

　登場人物が破滅的でどう進んでもバッドエンドしか想像できずその通りになってしまうところがいい。何一つ救いがない。嘘もない。

　しかし、昭和の時代に見たサイバーパンクのイメージからほとんど変化がないような、懐かしさすらある。近未来にワクワクすることはもうないのだろうか。近未来だけでなく遠い未来も楽しいイメージがまるでない。

　フランツフェルディナンドのオープニングがめっちゃかっこいいけど、これも15年くらい前の曲だ。シンプルなカッティングに確信を感じる。

　小学生くらいの容姿の女の子の目が赤くて怖い。

　現実世界でも政権交代しそうにないし、政権交代が成立してもうまくいく気もしないし、かといって現状のままでは気持ちが悪いし、本当に八方ふさがりだ。せめて統一教会がつぶれて、検察が頑張って中抜きしている連中を全員逮捕して欲しい。

　あんな未来を生きるのはつらい。肉体を機械で改造するのもネットに接続して通信するのも嫌だ。