のぞみ

夏目友人帳ののぞみのレビュー・感想・評価

夏目友人帳(2008年製作のアニメ)
5.0

ほんと夏目観てるときは癒される。
歳を重ねたいまだからこそ響くのだろう。
やさしさやおもいやりが。
放送当時よりも刺さるものがあったり、わかることがあるのがうれしかった。

毎話泣いてしまう。
ひとと妖怪、相まみれない存在が交わるときに触れ合うこころがやさしかったり、せつなかったり、日々のなかのわすれていはいけないたいせつなものをおもいださせてくれる、そんな作品。だいすきだなと再確認した。



1
つながりを持っていてあげたい、そんな夏目の想いがレイコとつなぐ。前よりもさみしい、名前を呼ばないなら返してと追いかけ回していたけれど、レイコとのやりとりを知れば、涙があふれる。こころやさしい妖怪、レイコの友人ひしがき、ありがとう。

2
露神のやさしさに涙する。ハナさんとともにこの世から姿を消すことはさみしいことだけれど、やっと触れられるという言葉すてき。「きょうはいい天気だなぁ」「そうですね」ああ、ほんとに胸打たれる。止まらない涙とあたたかい想いが胸いっぱいにひろがる。

3
「見えているものが存在しないかもしれない、そんな不安定な世界」妖怪でも人間でもことばを交わせば、知り合いになれる。先入観で判断するのではなく、ちゃんと相手をみている夏目すきだなぁ。あたしもそうありたい。会えてよかったとおもえる存在がいることはとてもいい

4
うれしかったのだろう、だから一度会ってしまえばもうここにへ来てくれなくなると会えなかった。笹田の頭を撫でる時雨さま。人間はきらいでも笹田の想いは信じてあげてほしい。夏目が言うように交差しようとする心がみえた。観終えたあとにひろがるあたたかさが心地いい。

5
さんとかわいい。レイコのうっかり忘れたことを夏目が代わりに引き受ける。やさしい孫。親友っていいね。こう魂レベルというか波長とかでつながれる友情って。ほんと夏目友人帳観てるとなつかしさと癒やしがとてもすごい。

6
手を繋ぐふたりのかわいらしさ。情だって移ってしまうでしょう。ニャンコ先生だって。人間をきらいにならないでいてくれてありがとう。燕の会いたいという想いが報われてよかった。最後の写真を見たら涙がこぼれた。「惹かれ合うなにかを求めて懸命に生きる心がすきだよ」

7
だれかになにかを頼まれるのはうれしい。「よかった、夏目さみしくなんかなかった。さみしかったのは、ぼく」と言う姿に涙。会いに来てくれるのうれしいね。「おまえはえらいね。俺はさみしくても踏み出すのがこわくてなんとかしようなんて思わなかった」道おぼえなきゃね
遠い場所からさみしくて会いに来てくれる子狐かわいい。無邪気に夏目を好いている姿が愛らしい。お茶碗よかったね。夏目にもしあわせになってほしい。

8
突然、妖怪がみえなくなる。みえていた頃は孤独にかんじていたけれど、いざみえなくなるとさみしさを抱く。目の前にいるのに触れられない、声も届かないかなしさ。虫の寿命でいいから最後に会いたいホタルの願い。妖怪と人間が恋をした日々に涙。

9
おなじように見えてもおなじ考え方とはかぎらない。意見の相違も理解できないこともあるのも仕方ない。それでも話したい、なにか役に立てるならたすけたいという気持ちは友人として申し分のないものだった。名取はほんとかっこいいよね。石田さんってのも相まって。
柊が名取にもらったやさしさを長年ずっと大事にしていたことがよくつたわる。こどもには不幸を招く力などないと妖怪がおしえてくれる。人間の大人たちはこどものせいにするのに。柊という名をもらい、使役されるのは柊にとって幸福なことだろう。

10
アサギへの想い、やりかたは強引ではあったけれどタイムリミットが迫っていた状況ゆえ、致し方ないのも事実。夏目とともに過ごした、ほんのひととき。アサギのうつくしい琴の音色はどんなものだったのか想像しながら、空へ落ちるように深い眠りについた彼女を想った。

11
弱いものはきらい、弱いのに守ろうとするなんて言いながら、その弱いものが傷つく姿をみたくないんだろうなって想像できるニャンコ先生がすきよ。しょうがないと言いながらうれしそうに夏目のもとへ駆けてゆくプリティな後ろ姿。ふたりの絆をかんじるやさしいお話。

12
夏目にとって帰る場所になっていることがうれしい。ちゃんと心配したり、叱ってくれる塔子さんたちがいる家。夏目が人間をすきになるきっかけでもある彼らを守りたいからと自己犠牲していく精神がいつか直るといいよね。ちび、巨大ニャンコ先生かわいかった。癒し。

13
お祭りは、人間も妖怪もたのしいんだね。家族なんだから気を遣い合うのではなく信じてみる。いまはまだ難しくても、塔子さんたちとなら夏目は家族になれると思った。ニャンコ先生に毎回癒やされ、たのしくさせてもらった。頼もしいね、用心棒さん。
夏目と田沼の会話もよかった。夏目は色々と心配しすぎてしまうから田沼のようにやさしく受け入れ、ともに笑い合ってくれるとうれしい。夏目に会うのがうれしくて仕方ない子狐もかわいいし、やはり涙ぐむ。色々とうる覚えなのでこれを機にすこしずつ見返していこうかな。
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