
半年前、歩道橋での告白をきっかけに付き合い始めた鈴木と谷。 迎えたクリスマスイブ、鈴木は谷との初めてのクリスマスに胸を躍らせ、ケーキ作りデートを計画する。スーパーで買い出しをし、力を合わせてケーキを作る二人。 真剣にケーキを作る谷の姿にときめく鈴木だったが、念願の初キスのチャンスが訪れて…!? そんな二人のクラスメイトである東は、冬休みを前に人との距離感に悩み、関係の始まり方について思いを巡らせていた。
クリスマス当日、サンタのコスプレでバイトをする平は、過去の恋愛を思い出して少し憂鬱になっていたが、そこに谷と山田が現れ、クリスマスケーキを囲んで楽しい時間を過ごす。 そして冬休み。離れて過ごす間にも、心が動いた瞬間があると、お互いに真っ先に伝えたくなることを再確認した鈴木と谷は、さらに絆を深めていく。 一方、西との関係がなかなか進展していないことに気付いた山田だったが、宿題を口実に西と会うものの、告白のタイミングを掴めず…。
年末、谷と過ごした時間を振り返り、忘れられない年になったと感じる鈴木。谷もまた、鈴木と過ごす日々の中で、彼女を深く知り、より好きになっていると静かに想いを深める。 そして谷は家族に付き合っている人がいることを伝え、元日に鈴木を自宅へ招待する。鈴木は突然の誘いに焦り、空回りから失敗の連続だったが…。 そして冬休み最終日、いつものメンバーで初詣を楽しむ鈴木と谷。谷の「悔いなく過ごしたい」という言葉に心を動かされた一同は、それぞれの想いを胸に新しい年へと踏み出していく。
新学期、過去のトラウマで自信を失っていた平は、東の言葉をきっかけに長年の勘違いに気付く。 一方、放課後の図書室に、ある思惑を持った鈴木が山田を連れて行く。 図書委員の仕事をしていた西は山田が来たことを嬉しく思いつつも、山田との関係性を周囲に知られそうで内心ソワソワ。仲良しの本田からも仲を問われるが、山田と”友達”の時点でいっぱいいっぱいの西。 その様子を見た本田に背中を押された西は「山田の彼女になりたい」と言い、自分の本当の気持ちに気付くのだった…。
西に告白したい気持ちを抱えつつ、山田はなかなかタイミングを掴めずにいた。 そんな中デートをすることになった二人。西はあれこれと考えを巡らせるうちに、山田への想いが膨らんでいき、思いがけず「好きです」と告げることに。突然のことに戸惑う山田だったが・・・? 一方、バレンタインを迎え、鈴木は手作りクッキーを谷に渡すも、正直すぎる感想に拗ねてしまう。 それぞれのバレンタインを過ごした山田と西、鈴木と谷。そして、からかう東の軽い一言を、真に受けてしまう平だった。
新学期、山田に彼女ができたことを聞き、平は素直に喜びを伝える。その後の下校時、何気ない会話の中で、過去のトラウマに囚われる平に、東は真剣に寄り添うのだった。 三学期も終わりを迎え、別れを惜しむ友人たちと楽しいひと時を過ごした後、名残惜しさを抱えた平と東はファミレスへ。 進級し、例えクラスが変わってしまっても、平との繋がりをなくしたくないと実感する東。平に対する気持ちが友情なのか何なのか、東自身もまだ分からないまま、新たな季節を迎えようとしていた。
春休みに入り、晴れて恋人同士になった山田と西は、水族館で親密な時間を過ごす。緊張が解け、水族館を満喫する西に、山田は下の名前で呼びかけ、二人の距離はさらに縮まっていくのだった。 一方、誕生日を迎えた鈴木。谷とのお花見デートで、この先のクラス替えや受験への不安を伝えるものの、谷のまっすぐな言葉に安堵する。だが、揺れる想いを抱えていたのは、実は谷も同様だった…。 新学期を迎え、クラスが分かれた東と平。平とは友達なのだと自身に言い聞かせる東だったが、平の思いがけない言葉に、胸を弾ませる。
高校3年生になり、進路に揺れる一同。 山田の自宅へ招かれ、和気あいあいとした山田の家族との交流を通じ、一層想いを深める西だったが、山田からのキスの申し出に戸惑ってしまい…。 一方、鈴木は受験勉強に追われ、谷と会う時間が減ったことに寂しさを覚える。そして谷は進路に迷いが生まれ、変化が起こり始める。 平は遠方の大学へ進学し、地元を離れたいと口にする。そんな平に複雑な思いを抱き、心を乱されつつも、東の中の想いは少しずつ変わっていく…。
平への想いを自覚した東は、浮き立つ気持ちを抑えながら日々を過ごしていた。 そして迎えた文化祭。それぞれが、高校最後のイベントを満喫する中、意を決した東は平に写真を撮ろうと誘う。その一言で平は東の気持ちに気づくものの、自身のコンプレックスに囚われ、東を避けてしまう。そんな平の気持ちを察した東は、気持ちを抑えてでも待つしかないことを覚悟するのだった。 一方、卒業後のことを嬉しそうに語る鈴木の横で、谷はどこか浮かない表情をしていて…。
進路に迷っていた西は、山田との会話を通して、これまで自分の気持ちに向き合わずに選択を委ねてきていたことに気付き、初めて自身の進路に責任を持つ決意を固める。 一方、受験勉強中、谷の自宅で勉強会をする鈴木。そこで鈴木は、谷の志望大学とは異なる大学の過去問集を目にし、彼の進路への葛藤に気付く。 秋風が吹き始めた帰り道、鈴木は谷の想いを邪魔したくないという気持ちから、「距離を置こう」と切り出すのだった……。
平は、自身の勘違いから東を避けたことを恥じながら、少しずつ素直に接するようになる。東もまた、平への恋心を自覚しつつ、関係を壊さないよう距離を保っていた。 ある日、渡辺の提案で開かれたクラスのお菓子パーティーで、久々に大勢で、それぞれが楽しいひと時を過ごす。 進路について葛藤していた谷は、迷いを捨て、遠方の大学を目指す気持ちを固めた。受験勉強に打ち込む谷の姿に、ストイックすぎて心配になる鈴木だが…?
卒業式を控えた冬、受験勉強に疲れていたものの、自分の脆さを認められなかった谷。しかし鈴木の言葉をきっかけに弱音を吐き出す。迎えた受験当日、それぞれが覚悟を胸に乗り越えていくのだった。 そして季節は移ろい、ついに迎えた卒業式。これまでの日々を思い返し涙をこぼす平に、東もそっと寄り添い、同じ涙を流す。踏ん切りのついた表情でその場を去ろうとする東を見て、卒業したらもう会えないことに気付いた平は、思わず東の手を掴み…。 一方、遠距離恋愛となる鈴木と谷も、寂しさを抱えながらも互いを思いやり、今後も支え合うことを誓うのだった。
『谷っていつ鈴木のこと好きになったんだろうね?』 いつかの東が興味津々に放った言葉。 かつて鈴木本人には『じわじわ気持ちが変わっていったから、明確に「いつ」とは言えない』とつまびらかに伝えた谷だった。そんな谷が語る”気持ちを自覚した瞬間”のお話―――。









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