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美少女戦士セーラームーンCrystal Season IIIのmaroのレビュー・感想・評価

4.0
 ストーリー:★★★★★
キャラクター:★★★★★
    映像:★★★★★
    音楽:★★★★★

原作漫画『美少女戦士セーラームーン』第3部の「デス・バスターズ編」のアニメ化。
90年代のアニメ版でいうと『美少女戦士セーラームーンS』(1994-1995)に相当。
第1期、第2期と同様、細かなアレンジはあれど、原作漫画に忠実な構成。

セーラーウラヌスとセーラーネプチューンが登場し、さらにはセーラープルートの復活、そしてセーラーサターンの覚醒など、新たな出会いが多いのが特徴的。
ウラヌス、ネプチューン、プルートは、いつものメンツとは異なるクールビューティーさがウリで、同じセーラー戦士に見えないほど大人びているから好きな人も多いよね。
サターンはクールビューティーとは違うけど、破滅の戦士ってだけあって、幼い顔立ちとは裏腹にダークな雰囲気を漂わせているギャップが好き。

ストーリーとしては、これまでの話と比べるとややホラー色ある作りだと思った。
特に、終盤でミストレス9が覚醒するあたりなんかは、彼女の歪んだ表情が普通に怖くて、小さい頃に観たらトラウマになりそうなぐらい(笑)

また、作画が1期・2期とは異なり、オープニングとエンディングも変更。
変身シーンも3DCGで描かれていたのが2Dアニメーションに変わっていた。
個人的にはそこらへん、1期・2期の方が好きだったけど。

あと、唯一気になる点としては、なぜ師ファラオ90が地球に飛来したのかということ。
単なる偶然、、、?
しかも、『美少女戦士セーラームーン』シリーズに登場するラスボスって、実態を持たないものが多いよね。
クイン・メタリア、デス・ファントム、今回の師ファラオ90と、モヤモヤしていて姿形がはっきりしないから、イマイチ印象に残りづらい。

そんなわけで、ウラヌス、ネプチューン、プルート、サターンが好きな人は絶対観た方がいい作品。
セーラームーンたちもさらなるパワーアップを経て、最後の戦いは『ドラゴンボール』みたいになっているので、バトルモノが好きな人も楽しめると思う。

(2023.6.11追記)
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