群青

この音とまれ!の群青のレビュー・感想・評価

この音とまれ!(2019年製作のアニメ)
3.0
原作を何かのタイミングで無料配信してて読んで一気にファンになった作品。
新刊が出るたびに1巻から読み直してしまうほど好き。

琴を題材した青春部活ものなんだけど、みんながみんな色々な葛藤を抱えている中、それを琴に昇華しつつ、人間関係が変わっていく話。

この漫画は悪い人もいるけど主人公の味方になってくれる人が悉く素晴らしい人たち。悩んでいたらその時、本人が一番欲しい言葉をかけてくれる。
それは主人公たちの間でそう。ふとした言葉で救われ、また色々なことに気がつく。
そうして構築された仲間意識は並大抵のことでは揺らがない。みんながみんな、心の底から理解し合おうとしているのが本当にいい。
何回読んで、こんな部活したかったと後悔したか笑

仲間だから悩みを一人で抱えるな、仲間だからみんなで話し合って決める。
仲間だから見捨てておけない。仲間だから当人の口からしか信じない。
すげえかっこいい。

メンターになる部活の顧問もめちゃくちゃかっこいいんだけど、それを決して生徒たちには共有しない。そして結果を出す生徒は、それくらいやって当たり前、という認識。かっけえ!

そして恋愛模様も素敵。
2カップリングだけどどちらもニヤニヤしてしまう。
あるとき、部活に恋愛を持ち込んでいいか悩む女子に顧問がかける言葉が素晴らしいった。なるほどなぁ!確かになぁ!部活してえ!(何回目)

そんな作品のアニメ。長くなったけどクオリティがめちゃくちゃいいという訳ではない。ただただ、漫画の忠実なアニメって感じ。
曲はアニメ化になる前からCDになっていたがそれをやるとなるとアニメーションどうすんだろうとか思ってたら回想やらなんやらでエモに持っていく方向だった。
まあいいんじゃね?

続きは第二期で。
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