ちょっと信じられないくらい面白いギャングアクションドラマ。
ロンドンを支配するギャングのボスが殺されたことにより、ギャング同士の戦争が始まる。
映画『ザ・レイド』のギャレス・エヴァンス制作によるギャングドラマ。期待通り、いや期待を遥かに超える面白さ。
『ゴッドファーザー』を始めとして、暗黒街の抗争を描いた映画は沢山あるけれど、今作はギャレス・エヴァンスが関わっていることもあって、本格的なアクションと過剰なほどの血と暴力描写が加わってる。
映画でこれをやろうとすると、尺が足りなくなってシナリオかアクションのどちらかが中途半端になる。尺の自由が効くドラマという媒体の利点を活かした作品。
また複数の登場人物や組織の陰謀や思惑が絡み合い、いつ誰が死ぬか分からないハラハラ感はギャング版『ゲーム・オブ・スローンズ』と言ってもいい。GOTの役者も出ているし、GOT好きにもたまらないはず。
インド、アフリカ、アラブ、アジアなど、様々な人種が入り混じったギャング組織というのもイイ。それぞれの国でギャングの色が分かれている面白さと、登場人物が多くても何とか判別できるっていう二重の効果を生んでると思う。
ギャング映画もアクション映画も両方好きな自分としては、両方をしっかり描いた作品があったら嬉しいと思っていたからこれはまさに理想的な作品。もしかしたら1番好きなドラマかもしれない。
欠点はまだ完結していないことと、続編がいつになるか分からないこと。
続編が本当に待ち遠しい。