日本の名作漫画『寄生獣』を、『新感染』のヨン・サンホ監督が完全オリジナル脚本で実写ドラマ化。
全6話という短さもあるけれど、純粋にドラマとしてめちゃくちゃ面白いから一気見してしまった。
原作と比べて圧倒的に早い警察の対応や、ミギーと新一のやり取りのようなライトなノリを完全に排除していることもあって、全体的にかなり早いテンポで進んでいくのがイイ。
原作と近い要素を入れた上で、あえて原作とは少し違う展開に持っていくような部分がいくつかあった。そういった原作読者を意識して楽しませる仕掛けもニクい。
「集団・組織という力」っていう原作とはまた違うテーマも良かった。人間とパラサイト、天涯孤独な主人公とそれ以外、主人公達とその他のパラサイトみたいな、色んな対比ができるようにしてるのが上手い。
ゾンビ映画でゾンビに対する人間側の工夫をみるのが大好物なんだけど、そんな感じのパラサイト対策が色々見られたのも嬉しい。
韓国のエンタメ制作のレベルの高さを改めて実感した。続編希望。