剣々

オビ=ワン・ケノービの剣々のネタバレレビュー・内容・結末

オビ=ワン・ケノービ(2021年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

オビ=ワンが帰ってきた!

EP3の後EP4までのオビ=ワン・ケノービが過ごした空白の19年間に起きた出来事を描くドラマ
※スコアにオビ=ワン補正バリバリかかってる

10年もの間ルークの成長を見守り、毎日働きながら庶民としてその日を生きるオビ=ワン
レイアの誘拐をきっかけに再び腰にライトセーバーを携え宇宙に赴く姿はやはりカッコいい

修行から離れていたせいでその腕には衰えを感じさせ、エピソードが進むにつれて勘を取り戻していくのはワクワクしました
そのせいもあってかセーバーを全く使わなかった前半を観て、物語が佳境に入っていざというタイミングでセーバーを抜くカタルシスがヤバそうだと思っていたら…

3話であっさりベイダーと邂逅してセーバー抜くし、衰え過ぎてかつてのオビ=ワンの面影すら感じない剣戟の末あっさり敗北
この辺はもっとちゃんとして欲しかったなー
中盤の見どころのつもりなんでしょうけど、オビ=ワンとアナキンの関係性考えたらこの2人は丁寧に描いて欲しい…この2人が出会うのはラスト付近で盛り上げて欲しかった

今回ヴィランの中心にいたサードシスターは5話で正体と狙いが判明するもののポッと出感が強く、上手く機能しなかった印象です
物語の中心に尋問官を置きたいのかベイダーを置きたいのかチグハグさがあってどっちつかずに感じちゃいましたね
物語を進行させる舞台装置のための尋問官としか思えなかったなー

ベイダー卿の圧倒的な実力と残酷さは遺憾なく発揮されているシリーズではありました
キャラクター像に色々と違和感感じたり、機械化による弱体化後のベイダーがこの時点であそこまでフォースが使えたのかはちょっと疑問も残りますが…
でも、途中からトドメ刺さない舐めプするので残酷なのか甘いのかわからない存在になります笑

3話の中弛みはあったもののその後はオビ=ワンが徐々に感覚を取り戻し、徐々に盛り上がってきます
ラストはオビ=ワンチャンと帰ってきましたし、ソレスの構えまで見れると安心感半端ないです
最終話の殺陣は本作中最も見応えがあるアクションでした!
この師弟対決はやはりスターウォーズでは外せない一戦ですね
本当にこの2人あと9年程であのEP4の状態になるの?信じられないキレでしたよ笑

ただし、このやたらとピカピカ発光するライトセーバーも変にブレたり切り替わるカメラワークも単純に見難い……
この監督アクション撮るのは苦手なんだろうなと率直に感じました
また、単体で印象的なシーンはあるものの全体的な繋がりがイマイチに感じたり、キャラの魅力が薄いエピソードがあったりと細かい残念さが積み重なるドラマでもありましたね

とは言っても物語の締め括りは結構満足感ありました!
嬉しいセリフが聞けたり、ルークやレイアとの関わり、フォースと一体化する術を身につける修行が始まるんだろうなと思わせる幕引き
やっぱりマスターが導いてくれるんですね!また姿を拝めるなんて最高でしたよ
残り9年でユアン=マクレガーからアレック・ギネスに変わるくらいなんだから相当ハードな修行なんでしょうね笑

レイア救出を通してオビ=ワンが自分を取り戻す物語でした
スターウォーズスピンオフドラマは、今のところやっぱりマンダロリアンが頭一つ大きく抜き出てますねー面白い!
剣々

剣々