このレビューはネタバレを含みます
最終話見た。
結局警察に駆け込んで突入して助けるのなら
最初からそうすればよかったのにと思うがどうなのか。
三兄弟のわだかまりが
最終的に本音を言い合うことで解決する展開になるのかと思いきや
ハイエがニュージーランドに去るという終わり方に。
シモンはハイエを「許せるかわからない」と言ったが
それはエリクに向けていうべきセリフでは。
エリクはシモンの子供を敵方に渡そうとしたが
ハイエはそれを阻止したのだから。
ずっと負の存在寄りに描かれていたハイエが最後は正義の人となり
正義の存在として描かれていたエリクが負の人となる逆転現象が起き
最後はアレックスを失ったハイエに皆で同情し
失職したエリクは妻から離婚されるという終わり方かと思ったのに。
過去の自動車事故は
その加害者のおじいさんのトラウマになっている以外は
あまり意味のないもので残念。
実はシモンはシモンではなく
双子のもうひとりだったという展開かと思っていたのだが。
リブが最終話に至るまでにかなりわがままに描かれており
ハイエと平気で関係を持ったりするため
主人公として感情移入しにくかった。
衝撃的な飛行機事故の初回から「どうなる？」と
ひきつけられて見てきたが
結局飛行機事故自体も大筋には何も関係なかったわけで
オロオロした三兄弟とその周辺のドラマを
10回にわたって見たという印象。
連ドラとしてはよくできていたのだろうが
物語としてはどうだったのかということなのだろう。
※2021.5 BS11。
