玉生洋一

デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士の玉生洋一のネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

見応えたっぷりの素晴らしい出来
……と大興奮して前編を見終え、
後編を見たが
展開的には少々尻すぼみ感が。

草なぎ剛が軸の物語なのだから
事件の解決も草なぎ剛が行わないとカタルシスが得られないのでは。
橋本愛は草なぎに理解を示しつつ、なんとか助けてくれないかと思いつつも、
事件に関しては家族を断固として守ろうと動き、
草なぎがなんとかそれを打開するという展開に持っていかなければ
物語が成り立たないのではと感じた。

実際は橋本愛が結婚式でいきなり真相をすべて明らかにしたため
草なぎは第三者的になってしまった。

一応、草なぎの動きによって、橋本愛の信頼を勝ち取り、その結果解決したという流れになるのだろうが、そこがすんなり描かれ過ぎということなのかもしれない。
どうしても、どこかもったいない感じが残る。