三日月

前科者 -新米保護司・阿川佳代-の三日月のネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

保護司の仕事が国家公務員なのに無償ということすら知らなかった

前科者が美化されすぎているような気もするけど、罪を犯した人の大半は、育った環境による影響や過去の傷があって、その人自身が誰よりも自分を許せないのかな
(もちろん罪を犯していいわけではないし理由にはならない)

みどりさんは傷害よくないけど人として好きになった
石橋静河さんすごいな

次郎さんは正直きつい、、親目線で見たらそりゃ叱るし娘を守ろうとするよね…
8歳の子に大人の男が何求めてんの?怖いわ

お兄さんも弟からしたら嫌な存在だったんだろうけど、あおいちゃんとの事を問い詰める場面や奥さんの態度を見たら、殺されるほど憎まれるような人ではなかったのかもしれない

多美子さんは自己肯定感が低く、何も悪いことしてないのに薬漬けにされた被害者なんだけど彼女自身は刑務所に入りたかったんだね

佳代さんに優しくされて、認めてもらって、彼女自身にも少し光が見え始めたように思えただけに、結末は悲しかった

人の心に寄り添って人生を助けていくのなんてものすごく難しい事なのに、この仕事無償なんだよね…ボランティアって。。

阿川さんの人間味あふれるキャラクターを有村架純さんが体現されていてよかった
でも彼女も元は被害者、保護司になるほどまでに自分を責めなくてもよかったのにな

その辺の過去は映画で明かされるのでしょうか、、心が明るくなる作品ではないけど映画の方も観てみようと思います
最後に前原滉さんが出てたけど続編あるといいなと思いました
三日月

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