りゅーえぬ

ミステリと言う勿れのりゅーえぬのネタバレレビュー・内容・結末

ミステリと言う勿れ(2022年製作のドラマ)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

好みの部分と苦手な部分が共存。1話や8話の謎解きの緊迫感、ゲストの配役や演技力、絵作り等はクオリティの高さを感じましたが、登場人物の名前を白抜き縦書きで表示する演出や今後のシーンを細切れで先出しする演出は一見ハイセンスっぽく見えて意図がよく分からなかった。加えて虐待に対する軽薄感。10話を絶賛する人たちの気持ちも分かりますが、ライカと整くん切ない泣ける、それでいいのだろうか。実際に虐待に遭った千夜子にもっとスポットライトが当たって然るべきだと私は思う。踏み台にされた様であまりに不憫。作中のライカは千夜子を何より誰より大事に思っていたと思うけど、視聴者がきちんと千夜子に注目できているかが心配になる。余計なお世話ですが。
良くも悪くも10話が山場だったと思いますが、エクストラストーリー的に時間軸をずらした11-12話を後ろに持ってきた意図もいまいち腹落ちせず。最後はガロくんで締めるのが既定路線だったのだと思いますが、その必然性もよく分からない。
ゲストの贅沢さはじめ外側の雰囲気はハイクオリティだったと思いますが、世間の人々よこれ絶賛するほどか?という思いもあり、相殺して★2.5です。