ぱーでんねん

ミステリと言う勿れのぱーでんねんのネタバレレビュー・内容・結末

ミステリと言う勿れ(2022年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

一話
菅田将暉主演。
個人的に月9はラブストーリーであって欲しいとも思いながら、現代の若者思想をうまく取り入れたこの作品はアリだなって思った。
過去に話題になった想いをぶつけ合う熱いだけのドラマは、今はもう需要がない。ルーキーズとか、ごくせんとか??
ボソボソと喋りながらも理論がしっかりしてて、その上鋭い言葉選びで相手の心を揺さぶる。そんな久能に大学生年代はハマるんじゃないかな?って。
以下、自分が気になった名言&パンチライン

ゴミ出しというのは、家中のゴミを集めるところから始まる。ゴミを集め、排水溝を掃除して、ゴミ袋の在庫を確認してゴミをひと袋にまとめる、そこまでが面倒。妻がまとめたゴミをゴミ置場に持っていくだけだった池本は、衝撃を受ける。妊娠中の奥さんは身体がしんどいのに。

真実は1つではない。真実は人の数だけある。真実なんてあやふやにものに囚われているから冤罪事件が起きる。でも事実は1つ。

ドラマでは無実の人は怒るが、真犯人は笑う。

藪の子供だったらこう思ったのではないか。
お父さん、何だか楽しそうだね。
お父さんが忙しいって言ってたのは、僕らに会いたくなかったからで、僕らが死んだらもう忙しくなくなったんだね。

メジャーリーグの中継について。
メジャーリーガーや監督はときどき試合を休む。それは家族のイベントに参加したいから。行きたくていく。でもその中継を見ている日本では、「奥さんが怖い」と報道する。メジャーリーガーは子供の成長に立ち会えることを権利だと思うが、日本の解説者たちは奥さんが怖くて義務だと思う。

タガが外れる:それまでの秩序が失われること

遠藤憲一さんの奥さんと子供が轢き逃げされたことは、最後まで引っ張ると思ってたから一話は終わっちゃってびっくり。

すごく面白かったし、来週からも楽しみに見るけど、漫画の方が映えるんだろうな。

2話
「みんながルールを守って楽しんでるプールで棒高跳びをしたくなるのが殺人鬼なんだよ」
連続殺人とバスジャックの繋げ方、綺麗。ストーリーとしてすごく面白いな。原作すごいんだろうな。
サスペンスコメディって、面白いジャンル。サスペンスって完全に緊張の状態だから、緩和されやすい。
整が一人一人の心の闇を和らげていく感じ、いいな。でも、一つの回で連続してやるとくどいかも。

3話
煙草森さん、狂気的すぎる。森下能幸さんえぐいなぁ。すげぇ。
漂流郵便局、実在するみたい。香川県の粟島ってところ。美術作品の一つらしい。
か細く、儚い感じKing Gnuにやらせたら右に出るやついないな。
このドラマめっちゃくちゃ面白い。かなり好き。
1話1話の切り目のタイミングだけ違和感あるけど