当初、ヴィルとシーモンの恋にあまりにもキュンときて、ふわふわしたレビューを書きなぐってしまいましたが、あれからなんと６回も見返してしまって（その後もう何十回とか💦）、見るたびにそれぞれの動けない感じに息が詰まるほど切なくなり、書き直さねば、というわけわからん使命感にかられたため、ちょっと書き直し。
スウェーデン王室の次男である高校生のヴィルヘルムが、アクシデントにより次期国王になるクラウンプリンスになってしまう。だけど彼は身分違いの同性の同級生に恋をしていて‥‥王室の責任と、自分の正直な心との間で揺れるヴィルのストーリーを軸に、裕福ではないけど自分をしっかり持っていて、だけど家族のためなら多少のハードルは超えてしまうシーモン（ヴィルが恋する相手であり、彼もまたヴィルが好き）の物語。そして妹のサラや、ヴィルのまた従兄弟のアウグストなど、それぞれの友人や家族の物語です。
ラブストーリーとして秀逸なのも推しポイントですが、責任とかプライド、家族や友人関係の問題など、若者のリアルがありつつ、社会問題もふわっと内包していてこの展開、この尺。天才的です。
最初に観たときにハートを掴まれたのは、間違いなくヴィルとシーモンのガンガン惹かれあっていく様が可愛すぎたから。笑顔や、交わす視線、ままならない未来に悩む２人にハート射抜かれて、一気に最後まで観終えて、勢い余って何度も見返しています。
身分違いの恋なんて使い古されたモチーフですが、同性で結婚することも許されている国だからこそ、そもそも２人が付き合うことのハードルは高くない。でも王室となれば話は別。そこにドラマがあって、どっぷりハマった訳です。
これを機にオマール・ルドバリの大ファンになり、ミュージシャンでもある彼の楽曲を、FO&Oのときも含め、Appleミュージックでかき集めて聴いております（一生聴いてられるw）
追いかけすぎて、ep５で出てくるお魚の名前がFO&Oのメンバーに因んでいることにも気づいてしまったくらい💦
このクオリティは、子役から活躍しているエドヴィンの演技のうまさにもよるところなんだろうけど、演技は初めてのオマールも、完璧な顔と歌唱力、笑顔が可愛くってエドヴィンより４歳上なんだけど全然そんな風に思えなくて自然でした。あと、指がとても長くて素敵なのでぜひチェックしてほしい。
英語吹き替えは全部ご本人たちがやっていますので、違和感少なめでおすすめです。
とりまく人々（お金持ちがわの友だちと、シーモンがわの友だちや家族）のドラマとのバランスも良く、毎回何か辛いんだけど、誰もそこまでひどい人間じゃないところが、ほどほどに穏やかに楽しめるポイントかな。アウグストの気持ちも分かるのよ‥‥
がんじがらめのヴィルはこれからどういう選択をするのか。女子の友情はこのまま続いて欲しいな。アウグストにも挽回のチャンスを。
早くシーズン２を！早く！
やったー！！！！2022のことですが、続編決定👏👏👏
とにかくシーズン２が楽しみすぎて、どんな辛いことも耐えられる気すらする 笑
