かいと

シー・ハルク:ザ・アトーニーのかいとのレビュー・感想・評価

4.0
ハルクことブルース・バナー博士には実はいとこがいて、ある事件をきっかけに彼女もハルクに変身できるようになった!というお話。
これまでのハルクとは異なり、シーハルクは特異な体質(あるいは彼女が常に怒りを抑え込んでいるから?)のおかげで変身のコントロールや変身後に自我を保つことが最初から可能。
さらに本職の弁護士として裁判に臨んでいる最中、乱入してきたヴィランを止めるために公衆の面前で変身してしまい、能力が全世界にバレてしまうというアクシデント。
テーマとして「女性としての生きづらさ」をしっかりと描いており、単なる超人ドラマに囚われない内容となっていた。

能力を手に入れたのにも関わらず、いわゆるヒーロー映画の主人公とは異なり、自らのキャリアを重要視しており、そこが様々なトラブルの発端となる。また第4の壁をぶっこわせるところも面白い。あの終わり方は賛否両論あるかもしれないが、自分は好きだったし、誰にも予想できなかったのではないだろうか。

そしてまさかのあの弁護士ヒーローとも共演!!
MCU本筋に絡んでこないかもしれないけれど、ポストクレジットシーンをみるとそうでもないかも。今後がとても楽しみ!
かいと

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