モフモフモサモサ

ホン・チョンギのモフモフモサモサのレビュー・感想・評価

ホン・チョンギ(2021年製作のドラマ)
3.3
史劇(?)でガッツリファンタジー。

キム・ユジョン殿は時代劇つながりで「雲が描いた月明かり」よりも全然すこぶる良かったです(個人的見解、単に男装女子が苦手)。が、結構ひどい台詞があってそうせざるを得ない弟大君に対して「人でなし」とか。そんなん言う?

アン・ヒョソプ氏演じる主人公ハランは流されまくって実は最後まで何もしていないと思いましたがどうですか?
途中ヒロインにも「あなた、何とかするって言うだけじゃん!」みたいなこと言われてるし(事実この後の彼の行動は他力本願)。
最終話なんて魔王抜かれて気絶して目が冷めたら事が終わってるという。
あと魔王のときが大槻ケンヂ氏かと思いました。ギャグ?

他にも気になるところはあります。
妓生の背景が描かれてないのでなんで裏切られたと思ったのかも不明…とか、ハランの信頼厚い部下の雑な退場…とか、ハランはヒロインの父が亡くなって慰めると思いきや自分の境遇を告白して逆に気を使われるとか。

そして、何となくメイン2人よりも勝手に周りが動いて事件が起きて、勝手に片付いた感じ。

で、本筋とは関係ないエピローグのどうするどうなる!な終わり方は、余韻を残すと言うよりは投げっぱなし感。

総じて雑な印象なり。