ミミック

恋せぬふたりのミミックのレビュー・感想・評価

恋せぬふたり(2022年製作のドラマ)
4.5
思えばこれまでいかに恋愛至上主義でドラマが作られていたか。
狭いテーマの入り口かと思われたが、辿り着くのは誰しもが悩む生き方の選択の話。
自分にあった生き方は自分しか見つけられない、それに妥協する必要なんてない。
序盤のサクコとサトルに向けられる同僚や家族の偏見描写に辟易していたが、それこそがまさに視聴者が持ってる無意識の感覚だったと気付かされた。
他人に共感や理解を無理にしようとせず、ありのままを受け入れる。ひとりひとり違って当然。
最終話、他者(パートナー)に新たな道を提案されて悩み葛藤した末踏み出す決意をする一連の流れの高橋一生の表情の芝居にやられた。
こういうドラマがもっと増えるといいな。
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