売れないタレント、おかえりこと丘えりか（安藤サクラ）が旅の代行業始めます！主人公とともに旅の疑似体験をする、笑って泣ける新しい旅ドラマ、スタートです！初回は、唯一のレギュラー番組を打ち切られたえりかが、初めて旅の代行業を請け負う物語。病気の少女の依頼で、秋田乳頭温泉を訪れたおかえりを待ち受けるものとは…？

秋田・乳頭温泉にたどり着いたえりか（安藤サクラ）は、宿の玉田一家のあたたかさに触れる。そんな折、おかえりは一家の長男陽斗が、ある秘密を抱えていることを知る…それは、依頼人の鵜野真与がおかえりに言づけた、４月２３日のなぞと関係がありそうだった…

旅屋を始めて半年がたったえりか（安藤サクラ）。ある日、えりかは鉄壁（武田鉄矢）とともに打ち切りになった冠番組のスポンサー・江田悦子（真野響子）に呼び出される。悦子は「旅屋」えりかに高知県に行って、紅葉を一枚とってきてほしいと頼む。高知県にいかんとするえりかに、鉄壁は近くの内子にいるある知り合いを紹介する。それは紙漉き工場で働く真理子（草刈民代）という女性だった…

真理子（草刈民代）の息子玲央（ヴァサイェガ渉）に案内され、悦子（真野響子）のために最高の紅葉をさがすおかえり（安藤サクラ）。梼原で出会ったのは、真理子の紙すきの師・正一（寺田農）だった。正一は紅葉を紙にすきこみ、独特の和紙をつくっていた。おかえりは正一に自分にも紙すきを教えてほしいと頼み込む。

初夏のある日、「よろずやプロ」に２人の若者が蓼科からやってくる。藤森花音（長濱ねる）とダブルローカルというライフスタイルを推進する矢野部（岡山天音）だ。ＰＲ動画を“おかえり”こと丘えりか（安藤サクラ）で作りたいという。おかえりを待っていたのは長野の美しい景色と、ホースビレッジを営む花音の無口な父・誠一（橋本さとし）だった。花音は、誠一のかつての恋人はのんの（美保純）さんだ、と衝撃の事実を伝える…。

おかえり（安藤サクラ）にワインを一緒に飲もうと強引に誘われ、蓼科に来たのんの（美保純）。藤森花音（長濱ねる）が用意した朝採れ高原野菜に舌鼓を打ちながら、実は花音が誠一（橋本さとし）の娘だと気付いていたという。ダブルローカルを推進する矢野部（岡山天音）も加わり、花音の畑作業を手伝うおかえりとのんの。そして、のんのは誠一に３０年ぶりに再会する。嫌いで別れた訳ではない２人が、長い時を超えて選んだ道とは？

おかえり（安藤サクラ）の憧れの先輩・慶田盛元（けだもりげん・玉置玲央）。昔世話になった兵庫県の兄弟に手紙を渡してきて欲しいという。その兄弟、ひどく仲違いしているらしい。まず訪ねたのは神戸市長田区で鉄板焼きの店を営む兄の荒川大地（中山義紘）。弟を一生許さないと言い、妻・美子（智順）も心を痛める。次に弟の大海（ひろみ・上川周作）に会いに出石に行くが店はなく、出石焼窯元の小島（六平直政）を頼ることに…。

おかえり（安藤サクラ）は小島（六平直政）と向かった城崎で、荒川大海（上川周作）が淡路島にいるらしいとのヒントを得る。ついに大海と妻・はるか（岡本玲）が営む小さなフランス料理店を見つけるおかえり。しかし大海も兄は自分を許さないだろうと言う。二人を仲直りさせたいおかえりは、かつて兄弟が暮らしていた赤穂の民宿に、慶田盛元（玉置玲央）と鉄壁（武田鉄矢）、のんの（美保純）、荒川兄弟夫婦を呼ぶことにするが…。