Maririri

静かなる海のMariririのネタバレレビュー・内容・結末

静かなる海(2021年製作のドラマ)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

タイトルは月の別称だそう。
最近大枚で宇宙に行き、SNSを発信していた人がいるように金持ちの娯楽にすらなってきた宇宙空間。ですがこの作品にはそんなチャラさは微塵もありません。

舞台は未来の地球。水が枯渇し地表は年々干上がっている。水は階級別に配給量が異なるほど貴重な資源となっていた。赤ちゃんの5年生存率も僅かな数値となり人類滅亡の危機にもなりかねない。そんな中、5年前事故が起きた基地に捨てられたあるサンプルを回収すべく、精鋭部隊が組まれ月に向かう。

あるサンプル=「月の水」の不思議な力は、使い方次第では再び地球に雨を降らす事ができるかもしれないと資源争奪戦が繰り広げられていた。韓国政府がひた隠しにしている5年前の事故の真相は部隊の想像を超える非人道的な行為の数々だった。

キャストもセットも豪華。
だけど、ギャラはさておき制作費はそんなかからないで出来るような技術や能力を韓国はすでに備えてるからドラマ出来たのかも…とか、いやいやNetflixだからでしょとか、あれやこれや思いを巡らせてしまったし、それは韓国俳優陣だから出来た気もして。世界に名前が知れるほど活躍してる方がたくさんいるから、こうして配給してくわけで。それもこれも30代後半から40代の俳優層が厚くて成熟した魅力に長けてるからなんだよな。

だってコン・ユめちゃ素敵だったもん、若い時より42歳の今が素敵!色気ダダ漏れ、作品の芯になる存在感もばっちり。初っ端から「コン・ユかっこよすぎだろ…」ってそればっか、顔ちっさいし。脇を固める方々も歴戦の猛者ばかりで安定感抜群です。日常では若いもんがチヤホヤされがちなのに、エンタメではしっかりと成熟世代が活躍する矛盾する現実。歳取るのも悪くないよねって思わせる"みなさんの演技が面白い"作品でしたが「え?もう終わり?」ってくらいあっけなく終わります。(内容はやや重め)

ちなみにこの作品の製作総指揮はチョン・ウソンさん、どこまでも豪華。
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