2022年はまだ1月だけど、これを超えてゆく作品を私は見つけられるのかな。最初「あれ、肩透かし？」と思いつつ、ウン（ウシク）とヨンス（キムダミちゃん）の人となりに少しずつ愛着が湧いてきて、そうなったら沼に片足突っ込んでて最終回には肩まで浸かってた。
「言わないから伝わらない」からすれ違っていた2人が、大人になって恋人になれば「それに気づいて→言葉にして伝えて→受け止め→解り合う」ってのを繰り返すようになる。そうすると、ほんの少しずつなんだけど前に進んで、些細なことで目に見えて幸せになってくから「なぜここでそんな泣く？」ってとこで号泣。ラストシーンのセリフなんて、幸せが日常になったような一言だからさらに涙止まらない。
泣くようなストーリーじゃないんだけど（だからもう私、ウンヨンス病なんだと思う）いい物語だった。
脇のみなさんも主役みたいってのも大きいし（キム・ソンチョル最高）みんな誰かに恋していたり、誰かを大事に思っているから、その幸せのおこぼれをいただいたみたいな気持ちになってたのかも。
1話から最終回に行くにつれ変わっていった2人の距離感（とヨンスの目線）を、見事にシューティングしていた"コスモポリタンコリア"でぜひご堪能ください。（もう付き合っちゃえよ、いや付き合ってると言って）
