ネトフリで観るもんなくなって、Amazon prime物色して見つけて観た。
結果、好みのタイプで一気見してしまった。
韓国ドラマでよくあるやつ、といえばそれまで。
財閥、政治、検察、権力者の汚職、保身。と、それに翻弄されたり、踏み躙られる弱者との正義をかけた対決。みたいな。
わるーいお代官様達がいて。
主人公の味方には、だいたいホッコリコメディタッチのいいやつがいて。
どっちにつくかわからないスマートなやつがいて。
最後に悪側の身近なやつが、正義に心を動かされて足元すくわれる。
みたいな。
アメリカのヒーローもんの型と同じくらい型がある。
でも観ちゃう。
キャストもいいし、脚本もよく考えてある。
色々見過ぎた年寄りは、途中で何となくわかってしもたが、それでも観られたのは、ほんとに最後の最後まで、どーやって勝つのか、勝てるのかがわからんかったから。
思えば割としょーもない話で、なんや録画しとったんかいってだけなんやが。
それもこれも、本当の意味で、悪いやつに心底他人の忠義を得ることはできないんだなと。弱みにつけこむやつは弱みを握られる、の、図。
ひとの尊厳は大事にしないとね。
最後に一気に崩しにかかるところが爽快だった。
懲戒委員長の奥さんが、意外にカッコ良かった。対象は過去に自分をコケにしたオスジェだよ。めちゃくちゃスマートで理路整然とした判決で、一番カッコよかったんじゃね?くらい。
ミリムさんが、無条件で崇めて慕ってるから何か裏があるのかと思ってたら、無かった。
素晴らしい人。優秀で、気が利いて、正義感があって、真っ直ぐで、可愛い。こんな助手がいたら安心して、仕事ガンガン回せるなー、と。
主人公の二人には、穏やかな幸せを手に入れて欲しいと観ている人全員が願う、気持ちが、ラストシーンで穏やかに叶えられてる。派手さはなく、ホッコリ。良かったねーってなる。
よくあるパターン、構造、安定の重鎮役者陣だけに、驚きはないけど、安心して気持ち良く最後まで辿り着ける作品。