梅田

ウイニング・タイム -レイカーズ帝国の誕生-の梅田のレビュー・感想・評価

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おっダサい邦題!しかも副題付きだな!と思ったら原題そのままだった。80年代の幕開けとともに始まったNBAロサンゼルス・レイカーズの黄金期を描くスポーツドラマ。
知らずに観始めたらアダム・マッケイ案件だった。と言うわけで当然に面白い。『サクセッション』同様、新しくオリジナルな映像を発明してる。

NBAファンならば誰もが知るマジック・ジョンソンやカリーム・アブドゥル=ジャバーらの伝説の選手と、これまた知らぬ者はいないパット・ライリーやジェリー・ウェストら首脳陣、そして名物オーナーとなるジェリー・バスらをメインキャラクターに、鳴り物入りのルーキーとして加入したマジックとともにリーグを駆け上がるレイカーズの1シーズンをテンポよく描く。バスケシーンの迫力はまったく物足りないが、そこはメインじゃないので問題なし。表には現れない経営上の金策や人間関係の混沌こそが面白い。でもマジックにジャバーがスカイフックを教えるシーンとか、スポーツものならではの胸熱もあり。あとはマジックを演じるクインシー・アイザイアのスマイルがサイコー。ボストンのファンは怒るかもしれない作りだけど、シーズン2でのヒールとしてのラリー・バードが楽しみですね。
梅田

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