伝統的な性別の役割の逆転が描かれることにより、現代における家父長制の世の中に対する大きな問題提起をしている。とてもエンパワメントな作品でめちゃくちゃおもしろかった。
Raelle, Tally, AbigailのUnitとしての一体感が増していく過程がとても胸アツだったし、Anacostiaも含めたシスターフッドの描かれ方がすごく良かった。
母親を失った悲しみと戦うRaelleが仲間を見つけることや大切な人ができることによる人を信頼する姿だったり、Abigailの自分の実の家族からのプレッシャーより見つけた新しい家族を選ぶ姿が最高だった。
RaelleとScyellaの恋愛関係がなんとも複雑ででもすごくロマンチックで、Scyellaが反逆者ではあるのだが、どうしても嫌いになれないのが彼女を演じているAmalia Holmの魅力なのかもと感じた。殺伐としている中にこういった愛する人との時間だったり友情があるのがすごく大切だしより見たくなる。
魔法学校（軍隊）における世界観の作り込まれている感や各キャラクターの行動に対する動機っていうのがしっかり理解できていて、脚本のエリオット・ローレンスすごいなと感じた。
AmaliaとTaylorのお互いを見つめるシーンがなんかこっちまで吸い込まれそうになる。目が美しすぎる。
