たまたま見つけて見てみた。一話30分でサクサクっと全話いつの間にか見終わっていた。
戦後の京都を舞台に未亡人のいち日が、15歳離れた年下の周と政略結婚し老舗料亭「桑乃木」の再建に二人三脚で奮闘する物語。19歳の学生の夫ということもあり、女性が自立することに今より批判的な男尊女卑社会において、頭が硬いと一刀両断する姿がその時代では珍しいし素晴らしいと感じた。それによっていち日がどんどん自信をつけていく姿が素敵だし、このドラマで描かれている女性の強さがとてもまぶしかった。料理を通して人の心を動かせることは美しと感じる。エンデイングの料理を作る過程でキャラクターのやり取りが切り取られているのが素敵。
それにしても、この世の中における家庭では女性を強制的に立たせるくせに、仕事では女性を厨房に立たせない構造がなんとも不思議で仕方がない。
