Miriさんの映画レビュー・感想・評価

Miri

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フリーダム・ライターズ(2007年製作の映画)

4.3

実話がベースとなった、人種・格差・貧困によってギャング抗争やいままで理不尽な思いしてきて様々な問題を抱えた高校生クラスの担任となった新米教師エリン・グルーウェルと生徒の交流を描いた作品。
アメリカにお
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あなたに出逢ったアイルランド/ファインディング・ユー あなたに逢えてよかった(2021年製作の映画)

2.7

なんかたまたま映画のクリップを観て面白そうかもと思い鑑賞。
展開はだいたい予想できるけど、でも恋愛要素というよりも自分らしく生きる大切さをメインに描いていた。個人的にはアイルランドが舞台であるならもう
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フォールガイ(2024年製作の映画)

4.0

『アトミック・ブロンド』のDavid Leitch監督作品、またライアン・ゴズリング、エミリー・ブラント主演ということで鑑賞。『アトミック・ブロンド』のシャーリーズ・セロンの階段での泥臭い・リアルなア>>続きを読む

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.5

これは6月ではなく、クリスマス時期にぜひ公開してほしかった。
画面のサイズ感や質感が本当に2023年公開の映画⁉︎と思わせるほど、70年代の雰囲気を存分に感じる作品だった。最初は嫌われ者のハナム先生や
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壁の向こうのあなた(2024年製作の映画)

3.0

軽く見るロマコメ作品。随分前に観た日本の映画『おと・な・り』を思い出させる設定。
ピアニストを目指すバレンティナと薄い壁を挟んで隣のアパートに住んでいるゲームクリエイターのデヴィッドが壁を通してお互い
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若草物語(1994年製作の映画)

4.0

親友の大好きな映画をやっと見れた。グレタ・ガーウィグの『ストーリー・オブ・マイライフ』は鑑賞済みでその対比も含め見ることができた。1994年版はJoとBethの関係性や母親の考え方といったマーチ一家の>>続きを読む

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.0

ブリジットとフランシスの34歳と6歳のシスターフッド見せつけられた!
有名な監督・俳優、著名なスタジオが関与してないと全然話題にならないと思いきや、観た人たちが「この作品すごい」といういうだけあって、
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ビューティフル・ライフ(2023年製作の映画)

3.1

YoutubeでChristopherの曲をたまたま聴いてから、映画を観たくなって鑑賞。

貧乏で両親がいなく漁師をしている青年エリオットが才能を見出され、歌手として成功していくサクセスストーリー。そ
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The End We Start From(原題)(2023年製作の映画)

3.5

昨日の大雨の日に見た本作。実際に大雨だし画面の中も大雨だしと妙にリアルさ自分自身で演出してしまった。

長期間の大雨により大洪水に見舞われたイギリス・ロンドンを舞台に、出産を迎え、新生児を抱えたまま避
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ブラックベリー(2023年製作の映画)

3.7

iPhoneが発売される前、一斉を風靡していた「BlackBerry」の栄枯盛衰を映画化した本作。誕生した時期が私が生まれた年と近く、またちょうど全盛期を迎えていたときにアメリカに住んでいたこともあり>>続きを読む

Am I OK?(原題)(2022年製作の映画)

4.0

ダコタ・ジョンソン演じるルーシーがソノヤ・ミズノ演じる親友のジェーンの昇進・イギリスへの転勤をきっかけに、自分自身の人生やセクシャリティを模索していく。
ルーシーとジェーンの関係性が見ていて二人の関係
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パワー: 警察権力の本質を問う(2024年製作の映画)

3.2

アメリカ警察の歴史を分かりやすく解説しているドキュメンタリー。

ここ最近の米大学におけるパレスチナ連帯デモのアメリカ警察のあまりにもひどい取り締まりを目の当たりにしてから、興味を持ち鑑賞。アメリカの
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アンチソーシャル・ネットワーク: 現実と妄想が交錯する世界(2024年製作の映画)

3.5

Netflixのドキュメンタリー映画は良質なものが多く、本作もその一つ。インターネット上の匿名性やSNSの影響力がどれだけ過激な行動や思想を助長するかを理解できる。特に驚いたのは、日本発の匿名掲示板で>>続きを読む

ドライブアウェイ・ドールズ(2023年製作の映画)

2.0

トレイラー見て、ストーリー面白そうだし、キャストも好きだしで見てみたのだが…

『テルマ&ルイーズ』を彷彿とさせる描写があったり、そのオマージュをレズビアンで下品に描けるところまでこれたのはすごいと思
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異人たち(2023年製作の映画)

3.5

鑑賞してからだいぶ時間が経ってしまった。

原作は未読だが、山田太一の小説『異人たちとの夏』を原作とし、主人公をゲイの男性に少し改変させた今作。
ポスターから感じられる、現実のようで現実じゃない雰囲気
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ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)

3.8

仕事の関係で試写に招待されて鑑賞。
試写会のため、監督のレイナルド・マーカス・グリーン、主演のキングズリー・ベン=アディル、プロデューサーでボブ・マーリーの息子のジギー・マーリーが登壇。

ボブ・マー
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アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~(2024年製作の映画)

3.0

アン・ハサウェイ演じる40歳のシングルマザー、ソレーヌ・マルシャンが、20代の年下のイギリスのボイバンドに所属しているヘイズ・キャンベルとのラブストーリーを描いた本作。
1D のハリー・スタイルズのフ
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ミーン・ガールズ(2024年製作の映画)

3.8

2004年のオリジナルから、2017年ブロードウェイ・ミュージカル、2024年のリメイク映画。
オリジナル大好きでDVD持っていたため、ずっとブロードウェイを見てみたいと思っていて、そのミュージカルを
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グレイテスト・ヒッツ(2024年製作の映画)

4.0

予告見た時から観たかった作品。
これ終わり方、痺れる。音楽と映像の感じがドキドキさせる。
これは全編通してイアフォン・ヘッドフォンで見るのが正解。音圧やハリエットがつけているヘッドフォンのくぐこもった
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グレート・スクープ(2024年製作の映画)

4.3

ジャーナリズムのあるべき姿だよなこれが。
"We put the time in to get the stories other shows won't. Stories that need to
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.5

Netflixに出てきて鑑賞してみた。
新海誠監督作品ならではで相変わらず画がきれいで、音楽との融合が素晴らしいし、キャラクターの成長を全編通して感じられて素晴らしいなと思う。
鈴芽と環との確執の描写
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

セリーヌ・ソン監督自身の移民としての実体験を元にした物語。
幼少期に韓国からカナダに移住することになった、ナヨン(ノラ)が大人になって、結婚してから韓国時代に好きだったヘソンと再開する物語。前半はナヨ
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美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

3.8

女性写真家のナン・ゴールデンがオピオイドクライシスを招いたパデューファーマのオーナーであるサックラー一家に責任を追わせるために挑んだ活動を描いたドキュメンタリー作品。サックラー家から多額の寄付を受けて>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.5

現代の商業主義・資本主義・消費主義社会によって引き起こされる人種差別を描いた本作。露骨な侮辱や無視という差別ではなく、「私は差別しない」、「多様性を重視しよう」と世間体を気にした、表層的な平等を謳った>>続きを読む

テイラー・スウィフト THE ERAS TOUR (Taylor's Version)(2024年製作の映画)

5.0

映画館で劇場版、The Eras Tours東京ドーム4日目を鑑賞し、さらにDisney+で自宅でも見れるのは嬉しい。
LA公演でもともとSurprise Songとして入っていた“Our Song”
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正欲(2023年製作の映画)

3.7

朝井リョウの原作を読んで頭を殴られるような衝撃を受けていたため、どう改変されているか怖かったけど、映画は小説と感じ方が少し違っていてそれもそれで体験として興味深かった。
最初に感じたことは冒頭から聞こ
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リディーミング・ラブ 〜あがないの愛〜(2022年製作の映画)

2.9

Abigil CowenとNina Dobrevが出演しているということで鑑賞。見始めてみると内容としてはクリスチャン映画。
1850年代のゴールドラッシュ時代のカリフォルニアで幼少期から娼婦として働
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関心領域(2023年製作の映画)

3.8

第二次世界大戦中のナチスドイツ支配下にあったポーランドを舞台にアウシュヴィッツ強制収容所の隣で暮らすドイツ人将校、収容所所長ルドルフ・ヘスとその家族の日々をつづった戦争映画。ナチスドイツによる残虐行為>>続きを読む

ボーイズ・イン・ザ・ボート ~若者たちが託した夢(2023年製作の映画)

4.0

ジョージ・クルーニー監督の映画。1936年のベルリン・オリンピックに出場したワシントン大学ボート部の実話を描いた作品。アメリカの大学スポーツでボート競技が熱いというのはなんとなく知っていたが、この時代>>続きを読む

アインシュタインと原爆(2024年製作の映画)

3.7

NHKのパタフライエフェクト『マンハッタン計画 オッペンハイマーの栄光と罪』、『Oppenheimer』を見て、この作品を見るとアインシュタインが間接的にどうアメリカを核軍拡競争へ引き入れるきっかけを>>続きを読む

テイラー・トムリンソンのすべては思うまま(2024年製作の映画)

3.8

待ちに待ったコメディスペシャル第3弾!
メンタルヘルスと恋愛、家族過去2本のスペシャルとは違って、少しCrowd workもしていて嬉しかった。Youtubeのクリップを見ると彼女のCrowd wor
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テイラー・トムリンソンのクオーターライフ・クライシス(2020年製作の映画)

4.0

YoutubeのShort動画でハマって、現在3本のコメディスペシャルが出ている中のおそらく1本目。このときのTaylorと現在の自分の年齢が同じくらいで共感しつつもめちゃくちゃそれを自虐を含めていて>>続きを読む

Which Brings Me to You(原題)(2023年製作の映画)

3.0

ある結婚式で出会った男女がそれぞれの過去の恋愛について語り合う物語。もっとBeforeシリーズ的なのを期待したけど、正直違ったかな。
2人とも過去の恋愛を通して、期待感をなくしどちらかというと失望して
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恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

2.0

話題になってるし、見てみようかなと思って鑑賞。
シェイクスピアの『空騒ぎ』を現代的に改編し脚色した本作。エマ・ストーンの『Easy A』の『緋文字』をモチーフとしたロマコメを期待したのに、全くの肩透か
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.7

本編を観終わって、思わず小さく拍手(心のなかではスタンディングオベーション)をした。
ストーリーとしては、投身自殺を図った妊婦が解剖学者・天才外科医のゴッドによって脳死状態の妊婦の頭に胎児の脳を移植し
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Space Oddity(原題)(2022年製作の映画)

2.0

正直、この映画はつまらなかった…
Kyle Allen、Alexandra Shipp出てて、TrailerはSF的かなと思って見始めたら、火星への移住、過去のトラウマ、家族関係、恋愛といろんな要素が
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