殺人課刑事を辞職し私立探偵となったハリー・ボッシュ。警察時代に与えられていた権限はなく、数々の案件に向き合う日々だ。一方、殺人未遂事件から生還を遂げた弁護士ハニー・“マネー”・チャンドラーは司法制度への自らの信念を保とうと必死に戦っていた。ボッシュの娘マディはLA市警でロサンゼルスの街を守る新米パトロール警官の仕事の可能性と難しさを理解していく。
元刑事で現在は私立探偵となったハリー・ボッシュは、年老いた億万長者ホイットニー・ヴァンスから私的な調査の依頼を受ける。それはボッシュにとって大きな意味を持つ案件だった。ハニー・“マネー”・チャンドラーは、1年半前に自分の殺害を殺し屋に命じた男が無罪放免となり落胆するが、ボッシュと手を組み不正を正す決意をする。マディは新米パトロール警官として足場を固めようとする中、厳しい指導係とコンビを組むことになる。
ハニー・チャンドラーは不当に殺人容疑をかけられたホームレス男性の弁護をすべく法廷に復帰する。ボッシュはカール・ロジャースに焦点をあて、依頼人のヴァンスの過去につながる人物を突き止める。マディと指導係のレイナ・ヴァスケスはコンビとして初の任務に就く。
ともにカール・ロジャースの調査を続けるボッシュとチャンドラーは、思いかげず、とあるロシア系犯罪グループに行きつく。一方、マディはタイ人街で起きた恐ろしい犯罪を目にする。その時、自らの職務の限界を思い知ることに。
ヴァンスの過去に深く切り込んでいくボッシュだったが、とある強大な勢力にその一挙一動を見張られていた。チャンドラーは不当に逮捕された男の弁護を続ける。カール・ロジャースは新たな策略が必要になる。一方、マディは仕事で受ける精神的なストレスと戦うが…。
ホイットニー・ヴァンスに依頼された調査に驚きの展開があり、調査はより複雑化する。ロジャースを追い詰めるボッシュとチャンドラーは計画を練り形勢逆転を狙う。マディは非番の間も仕事のことが頭から離れず苦悩する。
ボッシュとチャンドラーを出し抜き、再び法の裁きを逃れようとするロジャース。マディは警官たちが最も恐れる事態に直面する。
ボッシュはLA市警が一旦は解決としていた殺人事件の再調査に乗りだす。マディは警官銃撃事件の捜査で忙しい。一方のチャンドラーはカール・ロジャースを取り逃がした事実と格闘していた。
ヴァンスの調査が新たな局面を迎え、ボッシュに迫る脅威も増大する。市警による銃撃が議論を呼ぶ中、マディとチャンドラーはそれぞれが苦しい立場に追い込まれることに。
ホイットニー・ヴァンスの死の真相がついに明かされる。マディは“網戸の男”事件を大きく進展させる手柄をあげる。一方、チャンドラーはLA市警を相手取り、大きな訴訟を起こすことになる。
ボッシュはヴァンスの調査で危険な最終局面をむかえる。不法死亡を訴えた裁判に向け、チャンドラーが協力を求めたのは意外な人物だった。一方、マディは仕事にのめり込みすぎた代償を払うことになる。
元殺人課刑事のハリー・ボッシュは私立探偵となり新たな人生を歩む。法制度を知り尽くし、被告弁護士として活躍するハニー・“マネー”・チャンドラーは、権力者の責任を追求する。一方、マディ・ボッシ…
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