ハラダユウキ

ラブジェネレーションのハラダユウキのレビュー・感想・評価

ラブジェネレーション(1997年製作のドラマ)
5.0
観直したのはもう何度目だろうとか、かっこつけたいけど、3度目ってわかってる。


1話から心底まじ魅力されて、当時の最高な時代を感じて、それはきっと何年経っても変わらないんだって、今その都度で知る。
何年経ったって変わらないわ、この気持ち。
(今もまだ長髪なのは素直にこの人のせい)
(今の渋谷駅前との対比で切なくて住む)
(その場所の思い出)


5話ラストなんてもう現代ではできないのかもしれないって思う。
あんな機会が誰かの元にこの瞬間にあろうとも、この吹っ切り方は誰にも出来ないし、それはそれはロマンティック以外の何者でもない。
あれを鼻で笑うやつはおれの人生には不要、って本音。

設定自体に無理があるのは百も承知。
仮に今の若者に勧める時でもしっかりと伝える。
早く一緒に住めよとかすぐ連絡しろよとか、そんなのもういい聞き飽きてんだよ。
胸を締め付けられることを求めてみてよ。
ここにこそ、この時代にしか無いロマンスがある。


7話の最初なんてもう紙を不要としたデジタルな社会ではとうに昔話なんだろう。
だからこそこんなイチャつくシーンはもう作れないんだって、理解しよう。


こんな仕事に真剣になる男で居続けたい。
いつまでも口が悪く思われても、感じてる本音しか言わずそれでもし苦しむことが現代にズレてたとしても、もうそれでいい。
それは周囲に嫌われない言い方を貫くよりも、きっとその諦め方のがマシ。
ずっと楽になれる。


情にあふれた上司に喝を入れてもらいたいし、不器用な保身の兄がいたらそりゃあ反面教師に貫いてでもまた不器用ながらに支えたいし、バカ(失敬)な親友にも恵まれたいし、相談に乗ってくれてるのか唆してるのかわかんない女友達から合否がわからぬままのアドバイスもらいたいし、自分を正すような昔の女にも気付かせてもらいたいし、みんなにわがままを諭してもらってもっと進ませて欲しい。


自由奔放で口が悪いようにも取れるくらいの本音しか言わないような理子のような、まっすぐな女に惚れたい。


時代が進めば進むほど、
世の中に対して嘘で色褪せると同時に、
僕の中では素直に色濃く胸に残る作品。

"True Love Never Runs Smooth"

目線が秀逸なのは名優だから当たり前、
この台詞も名脚本家だから当たり前、
主題歌に心躍るのも当たり前、
目を伏せちゃいけないし耳を塞いじゃいけない、踊って欲しいから見てほしい。



おれが言ってほしいこと
冷蔵庫に書いてよって百万回以上、言うよ。
こんな朝を迎えたくなるNo.1ドラマ。


幸せの絶頂時に着てる青い服が物語るオープニング、それは毎朝毎晩ってこと。
諦めていいことと諦めちゃいけないことは自分で決めるんだっていう本当に諦めが悪い男と、委ねる先を決め兼ねるけどしっかり前を向いて委ねられる女、そんな2人の素晴らしい"幸せな結末"だって何度でも言う。

東京ラストデートの待ち合わせは恵比寿ガーデンプレイス、それはいついつまでも。
それはほんの一分。よくわかんないなら、わからせる。

I apple you.
海へ行こう。

指輪で繋ぐのか繋がらないのかわかんないけど、きっと手だけはしっかりと握りしめるストーリー。

半径2mにずっと置いてたい、なんであったけーんだよを理解して。
走って煙草を吸って地団駄、その先に👼🏻
もうラストまで見届けてね、観させる。


P.S
"髪を解いたキミの仕草が♪"ってのは、1話で哲平の髪を解いた(切った)、理子の仕草(表情)なんだよ。
愛すべく人の覚悟を決めさせるようそっと後押しして、泣いているようで胸が騒ぐから、ずっとずっと笑わせるんだ。
そんな"幸せな結末"(何回言うねん)

🍎❄️

※再観賞後、その都度の加筆が人生の責務。
(これ書いてて酔ってるし、でも何に酔ってるかなんか知らない🤫)