このレビューはネタバレを含みます
ううーん、恋愛要素要るか？？？
求めてなかったラブロマンスが多くてしんどい。アダムスファミリーっていうかよくあるティーン向け学園物能力ドラマでした。
ウェンズデーが思ったより高慢で独りよがりで孤独が好きなただのどこにでもいるお嬢様みたいに見えた。
それでも良いんだけど、なんか違うと感じてしまうのは映画版との違いかなあ。映画版ではウェンズデーに焦点が当たってたわけではないから深く掘り下げたらウェンズデーも思春期の普通の子供なるのかなぁと思ってしまった。同世代の子にとってはウェンズデーに自分と似た部分を感じられることが出来て良いことなんだと思うけどね。
見どころは予告でも流されていた最初のパグズリーを虐めてた奴らへの仕返しにプールにピラニアを放つところのみ。
むしろそれ以降は謎解き恋愛学園モノって感じ。なぜこんなにあの男の子たちがウェンズデーに惹かれるのかが全くわからない。
ウェンズデーといえばみんなを恐怖に陥れるのが好きってイメージだったから、何故か学園を守ろうとして、探偵ごっこの微妙な根拠で自信満々に誰かを疑い結果的に間違ってて死んだり大怪我など酷い目に合わせて、協力してくれる人達がみんな怪我してもお構いなし、親も大人も構ってくる人みんなうっとおしい、だけど友達に嫌われるとちょっと孤独を感じる。みたいな情緒不安定なツンケンした厨二病ティーンエイジャーみたいなのは見ててしんどい。学園をめちゃくちゃにするならせめて楽しんでくれ～！探偵ごっこで人を利用してトラブル起こして周りが迷惑するだけのウェンズデーはなんか違う。
イーニッド可愛いし、ビアンカは美しいし、gotのブライエニー役で知られるグェンドリン・クリスティーが校長役で出てきてあの迫力とゴージャスが見れて嬉しい。ユージーンも好き。
ウェンズデーに目の敵にされてた校長は行き場のない変わり者達が安心して生活できる学園を守るためにはどんなことでもするというしっかりと芯のある大人だと思うけどね、あっさり殺されてがっかり。
私が原作を知らずに映画版だけのファンというのもあるのかもしれないけど、なんか映画版とファミリーの雰囲気があまりにも違ってハマれなかったなぁ。
アダムスファミリーといえば家族愛なのに…。
ゴメズとウェンズデーのぎこちないハグも、ゴメズとモーティシアのイチャイチャも微妙に距離取っててお互い惹かれ合ってる感無いし全体的に家族愛も薄いしキャラが弱く感じた。
あの洗練された美しい所作のアダムスファミリーはどこへ？？？
コメディ要素も薄いしティム・バートン作品好きなの多いのにこれはかなりつまんないほうかも。
映画版のキャラが最高すぎたのか？
少し前のCGアニメ版もかなり面白かったのに。
わりと犯人もだろうなってキャラだし、なんにしても8話は長すぎる、どうせならイーニッドとの仲をもっと見たかった。人狼とかセイレーンがいる学園だからウェンズデーが特に目立たないただただダークな趣味を持つだけの女の子なんだよなぁ。
途中の回想シーンのモーティシアとゴメズのラブラブ学園ドラマだったら面白そうだった。
