Kubo

ウェンズデー シーズン1のKuboのレビュー・感想・評価

ウェンズデー シーズン1(2022年製作のドラマ)
4.6
真っ向から「漆黒=ダーク」を描いた清々しさ
感情が欠如した" のけ者 "らしい立ち振る舞い
サイコでもあり、ソシオパスでもある

「親が親なら、子も子だわ」と言いたくなる
ウェンズデーのそれ以下でも以上でもない
その言い方と皮肉が癖になり、魅入ってしまう。


このキャラクターだからこそ
立ち向かえる敵であり、
衝突できるのけ者(友達)であり、
何故か支え合える家族がいる。


敵対する怪物とのけ者を恨む存在を明確にしつつ
誰が「本物の敵」なのか知りたくなる探究心で
一人で演奏するチェロのように終幕まで独走していく。

また一つ、好きなお伽噺が誕生した瞬間でした。



< ウェンズデーの名(迷)語録より >

「真の悪事は、犯行より隠蔽。」
「私が叫び声をあげたら、楽しんでるからほうっておいて。」
「葬式は好きだわ。招待されなくてもたまに参加する。」

もう、ウェンズデーのキャラクターをこれでもかと浮き彫りにさせるべくして出てくる台詞が幾らでもありました。
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