kazマックスグローバーレッド

ウェンズデー シーズン1のkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

ウェンズデー シーズン1(2022年製作のドラマ)
3.8
弟のパグズリーをイジメた男子生徒がプールではしゃいでる、「弟を拷問していいのは私だけ」とプールにピラニアを放つウェンズデー。これでつかみはOK、ティム・バートン監督の『アダムス・ファミリー』スピンオフです。

小さな町で起きた連続殺人事件を追う少女探偵ものドラマになってるやんか、しかもウェンズデーの成長物語も絡めて面白かった。雰囲気としては『ハリー・ポッター』+『スリーピー・ホロウ』、色合いは『シザーハンズ』のカラフル対比モノクロ感があってティム・バートン・ワールド全開です。だってハンドくんも「つぎはぎ」だらけなんだよ、ティム・バートンのキャラといえば「つぎはぎ」だもんね。
ウェンズデーの幻視は『デッドゾーン』や『アンブレイカブル』ぽかったな。

テーマ曲はダニー・エルフマン、ウェンズデーがチェロで奏でる「Paint It, Black」に、レコードから流れてくるのはエリック・サティ「グノシェンヌ」と音楽も自分好みで良いです。

キャサリン・ゼタ・ジョーンズのモーティシアは似合ってた。『ゲースロ』のブライエニーは校長先生、デカい女性って個人的に惹かれます。
クリスティーナ・リッチは赤毛とデカ眼鏡だったんで途中まで気づかなかったわ。ウェンズデー役ジェナ・オルテガちゃんを見たのは今作が初めてなので他の作品も見てみようかな。

ウェンズデーが言ってた「友達は数より質」。これ『聖なる鹿殺し』でバリー・コーガンも言ってて、ヤベェぇ奴に共通する言葉なんでしょうか。でもこの言葉、なんか共感できるのよね。ってことは自分もウェンズデー思考なのか??!!。