kazマックスグローバーレッド

ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界からのkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

3.7
1970年代のコンチネンタルホテルで若き日のウィンストンがホテル支配人に成り上がるまでを描く『ジョン・ウィック』番外地。シャロンとの馴れ初めも見どころ。かつて『グランド・ホテル』というホテルを舞台にした群像劇のモノクロ映画があったけどコンチネンタルホテルだって負けてはいませんよ、こちらはグロ&ヴァイオレンスでやってますから。

メルギブは最近なんに出ても悪い奴にしか見えないな。昔、ホテルを舞台にしたメルギブ映画で『ミリオンダラー・ホテル』なんて映画もあったっけ。

1話が90分近くあるけど使われてる音楽が知ってる曲が多くて割りとテンポ良く見れた。
登場人物が皆さんクセ強で、70年代は黒人カラテ映画がブームだったのでそのカルチャーをしっかり取り入れたキャラクターもいてね。

他にはツインズの殺し屋がインパクトあり。パッツンヘアーの兄貴なんか最高じゃないの、コーエン兄弟映画のハビエル・バルデムしかり変な髪型の殺し屋は変に不気味さが増すからやたらと怖い。
軟体妹のサソリキックもいいね。自分がこれまで見た映画の中でサソリキックを披露したのは『ポリス・ストーリー3』のミシェル・ヨーと『レディハード』のシンシア・ラスロックだけでこのドラマを入れて3人目。ジョン・ウィック世界の格闘アクションはちゃんとこういうとこわかってる人達が作ってるんだから好感を持てる。人体破壊ゴア描写もいい感じだった。