長いシーズンを見終わりました。「ブレイキング・バッド」を見終えた時のような、わずかな喪失感と壮大なドラマの最後を見届けた達成感でなんとも言えない気持ちです。
前作、前々作は国内の争いごとに終始して今ひとつ盛り上がりに欠けたのだけれど、今回は初回からアフガニスタンでの作戦や諜報活動が始まり、息もつかせぬ展開でした。これこそ見たかった「ホームランド」でした。ラストシーンはハッピーエンドとはいえないけれど、キャリーならそうするだろうと納得できるものであり、しかもそれぞれが続きを思い描けるような未来があるものになりました。
現実社会では、アメリカがアフガニスタンから撤退し、タリバン政権が復活。ドラマではアメリカ、暫定政権、タリバンが和平合意するところから始まりますが、現実は暫定政権があっさり逃げだし、アフガニスタンは20年前にほぼ戻るというドラマより最悪な状況になっていることは皮肉としか言いようがありません。
では、最後にネタバレにならないように、つぶやきを書きたいと思います。
・キャリーが頭にスカーフを巻くと見てる方もテンションがあがる。
・ブロディ、クイン、ダンテ、エフゲニーと出てくる工作員や捜査員たちにもてまくりのキャリー。いい男ばかりだった。しかもホントの旦那はヒュー・ダンシーとは！
・初登場では兄の助手でほとんど台詞がなかったマックスが、ここまでのキャラになると誰が想像しただろうか。マックスがいれば、キャリーの後半の暴走はなかったのかな。。
・ブロディにそっくりのフラニーや、若き日のソウルなど細かいところのキャスティングが絶妙だった。
・副大統領は決断力のある人を選ぶべし（笑）。
・オープニングで「ジュリエット」だったころのクレア・デインズに会える。
・ブロディロス、クインロスで脱落しかけたけれど、最後まで見てよかった！
