待ってた『KLEO』のシーズン2👏
前髪パッツンのちょっとイカれた工作員クレオが帰って来た！
ってまぁお話自体はシーズン１からのそのまま繋がってるんですけどね😁

シーズン１でどこかに、ほんとどっかに行っちゃったティロも無事帰還

ただどうだろう🤔全体的にちょっと盛り下がり…なんだろうなぁ
新鮮さが無くなったからかなぁ
新キャラがもっとパンチ効いてたらもっと違ったかも知れないけど

この出来ならせめてシーズン１として繋ぎでやってもらった方がまだ良かったかなぁ
残念だなぁ😢
でもシーズン１は好きでしたよ❗️

• #柳sunのドラマ2024

■旧東ドイツの歴史を反映させた視覚表現の深掘りと、物語との融合
「KLEO/クレオ」シーズン2は、
前作に引き続き、旧東ドイツという歴史的背景を舞台に、
その独特な雰囲気を鮮やかに描き出すことに成功している。

特に、視覚表現における細やかな工夫がすばらしい。

■灯りの色：どのパートによって操られるのか

本作の特筆すべき点は、物語の各シークエンスにおいて、
灯りの色が持つ意味合いが非常に深いということだ。

通常、灯りの色は撮影監督（DOP）が担当する領域であるが、

本シリーズでは、照明、美術、プロップ、メイク、衣装と密接に連携し、より複雑かつ意図的な表現がなされている。

例えば、あるシーンでは、主人公クレオの心の闇を象徴するように、
冷たく青みがかった光が支配的に使われている、

一方で、過去のフラッシュバックシーンでは、
温かみのあるオレンジ色の光が、失われた幸福感を表現している。

これらの色彩の使い分けは、単なる雰囲気作りにとどまらず、

物語の進行やキャラクターの心理状態を効果的に表現し、
視聴者の感情を揺さぶる。

■旧東ドイツのリアルと非現実の共存

本作は、旧東ドイツの社会主義体制下の厳格な秩序と、
その裏側にある個人の葛藤を描き出す。

その表現において、各パートのスタッフとキャストは、
当時の生活様式や思想を忠実に再現しながらも、
同時に、どこか不穏で不自然な雰囲気を醸し出す。

このリアルと非現実の絶妙なバランスが、
視聴者に異様な魅力を感じさせ、物語の世界観に引き込む。

例えば、主人公の住むアパートは、
一見すると普通の共産圏の住宅のようであるが、
細かなディテールに目を向けると、
どこか不自然な配置や色彩、名作のデザインが散見される。

この微妙な違和感こそが、当時の社会が抱えていた矛盾や不安を象徴していると言える。

■視覚表現と物語の融合

最大の魅力は、視覚表現が物語とも見事に融合している点にある。

各シーンの色彩、構図、照明は、単に美しい映像を作るためだけでなく、
物語の展開やキャラクターの心情を深く掘り下げるために意図的に設計されている。

例えば、クレオが過去を振り返るシーンでは、

モノクロームの映像が使われることがある。

これは、過去の出来事が彼女にとって鮮烈な記憶であり、
同時に、決して消し去ることのできない傷であることを暗示している。

■結論

「KLEO/クレオ」シーズン2（本シリーズ）は、
視覚表現の力によって、旧東ドイツという複雑な歴史を鮮やかに描き出し、視聴者に深い感動を与える作品である。

美術、プロップ、衣装、照明の緻密な作り込みと、芝居、演出、物語との巧みな融合は、他のドラマ作品にはない独特の魅力を生み出している。

東西ドイツの壁が取り払われる直前の時代に
起きた、東ドイツへアメリカの関与する
資料をめぐり、その謎に迫るシーズン１
であったが、
シーズン２は、それらの資料を
CIAとKGBの奪い合いが始まり、また、
ロシアでは、ペレストロイカを阻止すべく
社会主義者がKGBを占拠していた。
一方、クレオ自身の出生の
記憶をたどり、その組織の先に
実の父の姿を見ることになるという
ストーリー展開。

社会主義の崩壊と米ロ冷戦の雪解けを
一人の特殊工作員を中心に描くというのが
とてもいいストーリーだと感じました。

今回も洋服や建築のデザインや
セリフの端々にもユーモアがあり、
しかも、ものすごく決断早く、
弾丸が飛び出す感じが、とても爽快に感じるし
クレオの息遣い・・・というか、
鼻息の荒さが、その弾丸に込められる
感じがして、面白かったですね。

そして、ティロとキアナのエンディングも
不思議に面白かった。

ラストは宇宙に行ったクレオの姉弟が・・・
ということなのかな？

なんとなく、ドラゴンタトゥーシリーズと
いうか、ミレニアムの感じにも通じる
血縁関係だが、そういうの、意外に好きだな。

血が濃いほど憎み合うというか・・・
そういう感じが、変にリアルだし。