ASHITAKAAkino

一流シェフのファミリーレストラン シーズン2のASHITAKAAkinoのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます


2-4
高いレベルでは技術よりオープンになることが大事だ

2-5
俺はこういう男だからヴァン・ヘイレンが好きなんだ

2-6
突っ走ろう

2-7
リーダーシップを発揮するには何が大事か?
成長しようと自らの限界を押し広げれば失敗することもあるだろう 失敗することは目的ではない うまくいかない時は原因を追求し自分を変える必要がある それに1人では目標に到達できない チームの一員として人の話に耳を傾けるんだ 話してばかりでは学べないし口にしたからには言い訳はできない 問題の解決策は1人で見いだす必要はない チームの一員になり チームを引っ張るんだ 真のリーダーになれば人生は変わる 

家と持ち物を片付けてた時に父の人生がようやく理解できた 基地を転々としてる間につけてたノートがあった ヤシの木とか紫色に染まる海とか自分が見たものを書き連ねてた 父がそうしたものを書き留めたのはその瞬間を忘れないようにするためね

2-8
変化に対応できないバカが多すぎたみたい

2-9
ゴンザレスのエラーは忘れ去られた すべての元凶だったのにな だがバートマンの陰に隠れたんだ 実際にひどいエラーをした男よりただのファンに非難が集中した


2023年TVシリーズ28本目

『The Bear』という極上のエピソードタイトルを無に返す絶対に邦題で読みたくない大好きなテレビシリーズ。
シーズン1のあのストレスフルなカオスは控えめと思いきや、ためにためてep6と10で爆発する。このシリーズのテーマをいくつかあげると、仕事もの、職場もの、システム、いかに不適合な人間が多く、白黒とジャッジしがたい特性と行動と言動が絡み合う。そしてシカゴ。

誰もが思ったであろうまさかリッチーに感動させられるなんて。クソ野郎にも輝く場所がある。でももともといい奴なのかも。環境が人を作る。一皮むけて人として完成した部分も。そして、テイラースウィフトの使い方。アラフィフがメインの回で普通は使わない。でも良い。正解。
リッチーとは反対にカーミーはまだ不完全、未熟。健忘症、ADHD的な傾向は今回は強め。創作におけるセオリーの一つとして、身を削って何かを成し遂げられることを美徳とする類のものがある。ある種それは呪いでもある。幸せなことから目を逸らす言い訳にも。仕事に打ち込み続ける、という逃げ。でもそうじゃない。シーズン3ではそのアンサーがあればいいなと期待。軽やかに飛び越えていってほしい。

実際、職場ものとして観ると本当に面白い。環境が変わってついていけない奴がいて、ちゃんと順応する奴もいて、駄目な奴を受け入れる場所があって、何とか努力してどうにかしようとする奴もいる。食事に誘って気まずくなるあの感じ。全員テンパっているのにマイペースな奴いるよな(びっくりするほど自覚がない)。数ヶ月とか一年足らずで辞める奴はこれを見ろ、とも思う。リーダーに限らずep7の冒頭の言葉にハッとさせられる人は少なくないはず。そして、よっぽど天才でない限り、実際いなくても大丈夫。カーミーがいなくても意外とキッチンがまわるという現実。

料理にめちゃくちゃフォーカスが当たっているかというとそうでもない。でも前作はあまり美味しそうに撮っていない、という指摘も聞くくらいだったけど、今作はまだ美味しそう(?)な気がしました。コペンハーゲンの現れない猫、それからウィル・ポールターとのやりとりも◎。元シナボン屋のボブ・オデンカークはもっと使ってほしい。重要なエピソードだけど、あれでは無駄遣いだから次回に期待。
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