肉鹿

いちげきの肉鹿のレビュー・感想・評価

いちげき(2023年製作のドラマ)
3.5
時は幕末。大政奉還直後の江戸。狼藉を働く薩摩藩士に対抗して、大規模な戦争は避けたい政府は農民たちを寄せ集めてゲリラ部隊を結成。『一撃必殺隊』と名付けられた彼らは次々功績を上げたが———宮藤官九郎脚本作品。

ナレーションを担当する神田伯山さんが素晴らしかったです。一歩間違えればこのまま講談で全部聞いた方が汗かくほど感情揺さぶられそうかもと期待させる語り口でした😂

しかし、ドラマだと芸人さん多めのポップな配役と暗くなりすぎない演出で気持ちよく見れて楽しい。ごはん食べながら見たい。おいしくなりそう🤤
原作がある時の宮藤官九郎さんはやり過ぎないようセーブしてるから愛らしいですよねえ🥰

伊藤沙莉さんのお似合いすぎる辛辣ツッコミの上手さやシソンヌじろうさんの小物悪代官ぽさに笑いつつ、染谷将太さんの時々ハッとするほど覚悟を決めた瞬間の顔が印象的。
だけどそれ以上に人を斬りすぎた松田龍平さんの淡白な冷酷さが上手で、セリフも言葉以上に鋭く叩っ斬るように飛んでくるよう。それがふれあいの中でまた熱い血が通い始めてくる姿に胸が暖かくなりました☺️
肉鹿

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