lalalalabomba

忍びの家 House of Ninjasのlalalalabombaのレビュー・感想・評価

忍びの家 House of Ninjas(2024年製作のドラマ)
3.9
イギリスのMI6アメリカのCIA旧ソ連のKGBに匹敵する警察もアメリカもどんな権力も手が出ない八咫烏という集隠密の諜報部隊があって日本の主に天皇制を守るために極秘の活動をしているという都市伝説がある。最新の秘密兵器を駆使して,殺人なども厭わない精鋭軍団。
もちろん忍者のような隠密行動をする部隊もある。そしてそれは現代社会にも密かに棲息して我々のまわりにいる。
そんな話をタイトルから想像して見てみたが、当たっていたとも外れたともなんとも言えない。
主人公たちは服部半蔵軍団の末裔の酒蔵。
おばあちゃんもお母ちゃんも息子も娘も忍びの者。そんな設定が面白くて魅入ってしまった。
忍者組織が現代日本でどんな活動をしているのか?政治や犯罪とどう関わり合っているのか?
忍者の末裔と死んだ官僚の娘,その娘が雑誌ムーの記者と言うのも面白い。
アメリカの監督だのせいか,音楽の使い方がとてもセンスが良くて、初っ端のグラハムナッシュでもうこれはいいと感じてしまった。「house of ninja で「our house」という発想が素晴らしい。

映像が綺麗という評価が多いのにもちょっと違和感を感じたがそれも今の人の感覚が欧米化しているのかななどと考える。
また、吉岡里帆が可愛いという多くのレビューには納得できる何かを感じた。
Netflixオリジナルならではの激しいシーンがあるかと期待したがキスするまででカットが変わってしまった。

結局は風魔と服部一族の血族の争いでざっくりとまとめられるけど今の政界や財界もこの手の血族でほぼほぼ決められてると言っていいだろう。
一周回って刀と手裏剣の戦いもいいがやはり現代の武器も少しは披露してほしかった。それを公開したらドラマ作れないのかもしれないけど。
lalalalabomba

lalalalabomba