空気感がとても好きだった。
表情豊かな野本さんとは対照的に、春日さんは感情が表情に出にくいタイプだと思うけど、でもちゃんと言葉で伝えてくれるのが、春日さんに安心出来るひとつの要素かもなぁと思った。モヤモヤしたことも、ひとりで抱え込んじゃってることも、話そうとお互いが思える関係性。素敵だな。
今作では新たに、矢子さんと南雲さんがご登場。矢子さんはサバサバした頼りになる人で、南雲さんはふらっとタメ口が入るぐらいちょっと幼さのある頼りなげな人だった印象。南雲さんが抱えてる会食恐怖症は、何かで見て知ってはいたけど、やっぱり子どもの頃の経験って本当に大きいなと思う。大概は親の価値観押し付けられて育つからなぁ。その価値観に嫌気が差した時がもう···春日さんのように安全でないなら、離れた方がいいと本当に思う。家族という概念があまりに硬く強すぎるのは、バランスが悪すぎると思えてしょうがない。
ふたりの想いが結実して、新しい環境での生活が始まるまでを描いていたシーズン2。ここからがまたきっと色々と厄介で大変そうだけど、暖かな陽射しの入る部屋の中だけは、ふたりにとって安全であって欲しいなと思った。
