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ザ・グローリー ~輝かしき復讐~ パート 2のごnのレビュー・感想・評価

4.0
前半一気見したら、後半配信まで時間が空いて、イーってなるくらい待ち遠しい作品でした。

復讐というモチーフの韓国ドラマはだいたいが面白いというイメージ。
こちらも脚本、キャスト、とても良かった。
若い時の演者と成人後の演者で、みんな顔が違いすぎて、最初は誰がどいつだ?となって人間関係がつかみ辛かったけど、気にせず見ていけば自然に頭に入るくらい没入できました。

血みどろの復讐劇というよりら、練りに練った情報と人心掌握がダダはまりのバタフライエフェクトみたいな感じで、全員が自滅したかに見える鮮やかな復讐劇。

ラストのラストはちょっとポップ過ぎるエピローグ感でしたが。

学生時代のイジメの描写がひどくて。まじで真似すんなよ、です。でも、オトナになってからもスクールカースト引きずってる感も、相当に痛々しいし、生々しい。
オトナ社会でもイジメはあるよね。

一番の加害者は家族、というセリフがキツい。
被害者の親も、加害者の親も、おばさんの旦那も、酷い。
そんな人生に、アカの他人でもいいから無条件に自分の抱える怒りや哀しみを信じてくれる人、味方、が、一人いるかいないか、が、すごく大きいなと思った。

おばさんがいい味出してたな。
あとイジメ総大将お天気おねいさんの旦那さんも。
この二人は巻き込まれただけなんやが、バタフライエフェクトを完成させるために必須なプレイヤー。
役者さんも抜群。

主人公が、時々、ポロって出しちゃう笑顔が本当に可愛くて、だからこそ哀愁があって素敵だった。

何にせよ、これ観て、将棋ブームの中、囲碁やろうかなと思ったよ。
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