あっという間の1年でしたね。
『キングオージャー』の放送開始以降も、現実の世界が国内外問わずますます混沌とした状況になって、人間性が1番必要とされる世界になってしまったわけですが、
そんな中でも本作はずっと「真の強さ」「他者との関わり方」「王の在り方」などなどの倫理観を最新にアップデートした形で提示し続けてくれたことに感謝と感動が溢れています。
これを観て育つ子供が将来、今より良い世界を生きてほしい。
人間の可能性を信じて希望を与えてくれた本作を裏切らぬように、自分もちゃんと次の世代に素敵な地球を渡せるように生きていかないといけない。と思わせてくれました。
正直第1部の完成度が高すぎて、宇宙王編になってからは、足し算的後出しジャンケン展開に少し「おい、またか…」と思わなくもなかったんですが、第1部の地球規模を超えて、宇宙全土まで射程を伸ばしても、理想の王の在り方を示し続けることに意味があったんだなと納得もするし、
ぶっちゃけCGを使ったアクションは見づらかったり、まだ表現のノウハウとして定着していないところが散見されたけど、
ニチアサの枠でエンドゲームに挑んで技術を刷新している過程をリアルタイムで目撃できたことは貴重だし、こうして保守的にならずに挑戦する姿には感動させられる。
この志と勢いは、ある意味で世界トップレベルな気がします。
本当に記念碑的な作品だったなと思います。大好き。
