チキューには、こんな予言がある。「2000年の時を経て地底から"バグナラク"が蘇り、人類を滅亡させる」と。そんな予言の年を迎えた今、きたる敵に立ち向かうべく、始まりの国「シュゴッダム」で5つの国の王様が同盟を結ぼうとしていた。 集まったのは、テクノロジーの国「ンコソパ」の国王ヤンマ・ガスト(渡辺碧斗)、芸術と医療の国「イシャバーナ」の女王ヒメノ・ラン(村上愛花)、氷雪の国「ゴッカン」の国王リタ・カニスカ(平川結月)、農業の国「トウフ」の殿様カグラギ・ディボウスキ(佳久創)。そして、シュゴッダムの国王ラクレス・ハスティー(矢野聖人)の5人だ。 時を同じくしてシュゴッダム孤児院前の路地では、青年ギラ(酒井大成)が子供たちの前で「俺様が世界を支配する!」と高笑いしていた。そんな時、ついに恐れていた予言が現実となってしまう。突如地中から出現した大量の"サナギム"がシュゴッダム王都を攻撃し、さらに巨大な"ダンジーム"が街を破壊し始めたのだ! ヒメノはカマキリオージャー、リタはパピヨンオージャー、カグラギはハチオージャーに変身し、攻め入ってきたバグナラク軍と壮絶な戦いを繰り広げていく。ヤンマもバグナラク軍に対抗すべく、かつて世界を救った守護神"キングオージャー"を復活させようとするが…。 各国の王様たちが必死な中、ラクレスだけは国民が傷つこうが街が崩壊しようが我関せずといった表情だ。それはなぜか?実は彼は、ある最悪の計画を立てていたのだ。その目論見を知ったギラはラクレスに剣を向け、なんとクワガタオージャーに変身! シュゴッダムを救うべく、王様たちと共闘する"シュゴッド"たちを合体させ、復活させたキングオージャーでダンジームを倒すのだった。 バグナラク軍の脅威からシュゴッダムを救ったギラだが、反逆者となって国から追われることに…。彼の運命はいかに? 4人の王様と、「いつか王様になる男」の物語はここから始まる…!
守護神が宿る最強国「シュゴッダム」は、地帝から蘇った悪の帝国「バグナラク」によってピンチに陥るが、クワガタオージャーに変身したギラ(酒井大成)に救われた。しかし彼は、国王ラクレス(矢野聖人)に逆らったことで、兵士たちに追われてしまう。そんなギラの前に現れたのは、5王国同盟を拒否した問題児であり、「ンコソパ」国の王であるヤンマ(渡辺碧斗)だった。 ヤンマに連れ去られてンコソパにやってきたギラは、電子制御化されて発達した国内にビックリ。そんな時、バグナラクがまたしても大量のサナギムを使って人々を襲い始めた! ヤンマがトンボオージャーに、ギラがクワガタオージャーに変身してサナギムを倒していく中、そこにバグナラクの王・デズナラク8世と宰相・カメジムが姿を現す! 「夜までに、チキューの秘宝である"伝説のシュゴッド"を渡せ」と言い去ったデズナラク8世たち。最悪の事態で、ラクレスが臨時放送でヤンマに求めたのは、「防衛出動をする代わりにンコソパ王が跪いて詫び、ギラを引き渡すこと」だった…。 ギラとヤンマが互いに意思を曲げずにぶつかり合う中、ついに決断の時が。モニター越しにンコソパ国民へヤンマが放ったのは、「俺ァ媚びねぇ、へつらわねぇ。誰が相手になろうとも、意地とド頭でブッチギる!」「お前ら、いいから黙ってついてこい!」「俺は誰にも負けねぇからよ!」という言葉だった! シュゴッダム国と交渉が決裂し、さらにデズナラク8世によって巨大化したボダルジームがンコソパ国を襲う中、ギラとヤンマが共闘してキングオージャーを召喚! 国民の協力もあって"ンコソパ流"の戦いで見事ボダルジームを倒すのだった。 ンコソパに再び平和が訪れたのもつかの間。突然現れたゴッドカマキリが、口ゲンカをするギラとヤンマを捕まえて飛び去っていくが、ふたりはどこへ連れていかれるのか? それはまた次のお話…。
「ンコソパ」国民の協力もあって、巨大化したボダルジームを見事倒したギラ(酒井大成)とヤンマ(渡辺碧斗)。しかし、勝利の余韻に浸る間もなく、ふたりは「イシャバーナ」国の女王ヒメノ(村上愛花)に連れ去られてしまう。 イシャバーナにやってきたギラとヤンマは、超絶ワガママな性格のヒメノに振り回されっぱなし。執事セバスチャン(吉満寛人)にあれこれ要求し、いきなり国民の家を破壊し、ゴッドクワガタを手に入れたいがためにギラを拘束するなど、ヒメノはやりたい放題だ。ワガママだが美しくてカリスマ性あふれるヒメノを多くのイシャバーナ国民は慕っているが、一方で彼女を良く思わない貧しい国民もいた。その国民の娘は足が不自由で、過去にヒメノに手術してもらうも歩けずに車椅子で生活していた。 そんな時、地帝国「バグナラク」からやってきたサナギムと巨大化したフンジームがイシャバーナを襲撃する。ギラがクワガタオージャーに、ヤンマがトンボオージャーに変身して街中で戦う中、あの車椅子の少女が逃げ遅れてピンチに! 怯える彼女を泥だらけになって救ったのは、誰よりも穢れを嫌うあのヒメノだった。カマキリオージャーに変身したヒメノは、「ただ我がままに、我が道を征く!」「この国の全部が私のお気に入りなの。誰も死なせない!」と宣言! そんな彼女の言葉に胸を打たれたクワガタオージャーは、キングオージャーを召喚。3人が力を合わせて共闘…と言っていいかはわからないが、見事巨大フンジームを撃破するのだった。 再び平和を取り戻したイシャバーナで、ギラは思い出した。ヒメノが破壊した家に住む国民に実は幸せな暮らしが約束されていたことや、以前自身もシュゴッダムで彼女に助けられたことを。ヒメノのワガママに救われる人々は、たくさんいるのだ。 ヒメノを仲間にしたいギラと、彼に呆れるヤンマ、そしてギラの勧誘を無視するヒメノ。そんな3人に、突然現れた三大守護神の一体ゴッドカブトが攻撃し…!? ゴッドカブトはなぜギラたちに敵意を向けるのか? ゴッドカブトを操縦しているのは誰なのか? その秘密が明らかになるのは、また次のお話…。
ギラ(酒井大成)、ヤンマ(渡辺碧斗)、ヒメノ(村上愛花)は、突然現れた三大守護神の一体ゴッドカブトと空中で交戦し、「トウフ」国に飛ばされてしまう。田園でひとり目覚めたギラは、殿様カグラギ(佳久創)と出会い、国民たちから手厚い歓迎を受けることに。しかしこの時、ギラは気づいていなかった。ゴッドカブトを操っていた人物が、本来の所有者であるラクレス(矢野聖人)ではなく、実は目の前で豪快に笑うカグラギだったことを…。 そんな時、またしてもデズナラク8世率いるバグナラク軍が人々を襲い出した。デズナラク8世の目的は、チキューの秘宝のひとつであるゴッドカブトだ。カグラギはその場しのぎの約束でバグナラク軍をいったん退け、嘘泣きと巧みな話術でギラ、ヤンマ、ヒメノを扇動して彼らの協力を得るのだった。 ついにやってきた約束の日。デズナラク8世との交渉をあえて決裂させたカグラギは、襲い掛かってくる大量のサナギムを華麗に倒し、一方のギラたちは巨大化したタニジームと戦うことに。ここまでは作戦通り…だったが、ゴッドカブトの予期せぬ出現で混戦となってしまい、そこでギラはようやくカグラギの狙いに気づく。やり方はともかく国を守ろうとするカグラギに心を動かされたギラは、共闘によって巨大タニジームを跡形もなく消し炭にするのだった。 平和を取り戻したトウフ国で、これまでの行いを全員に詫びるカグラギと、彼を許して固い握手を交わすギラ。一件落着…かと思いきや、カグラギの悪だくみはこれで終わらなかった。なんと彼は、「ゴッカン」国王兼最高裁判長リタ(平川結月)に「ギラがトウフ国の領土を侵略した」と虚偽の通報をしたのだ。カグラギによってワナにはめられたギラの運命はいかに!? それが明らかになるのは、また次のお話…。
三大守護神のひとつゴッドカブトを味方にしてバグナラクを倒したギラ(酒井大成)、ヤンマ(渡辺碧斗)、ヒメノ(村上愛花)、カグラギ(佳久創)。しかしその勝利の裏には、カグラギの悪だくみが隠されていた。まんまと彼のワナにはまったギラは、ゴッカン国の王様兼最高裁判長リタ(平川結月)によってザイバーン城へ連れていかれ、マイナス10度の牢屋に入れられてしまった。 国家反逆の罪に問われたギラの身辺調査をするべく、リタはシュゴッダム、ンコソパ、イシャバーナ、トウフを訪れ、各国の王たちに話を聞いて回ることに。その頃ギラは、無慈悲なリタのことを恨んではいなかったが、最悪な現状を悲しんでいた。 ついにやってきたギラの裁判当日。傍聴席にはヤンマ、ヒメノ、カグラギやその側近たちのほか、あのラクレス(矢野聖人)の姿もあった。「リタはギラを死罪にするだろう」と誰もが思っていたが、彼女が下した判決はなんと無罪。さらにはリタの調査によって、ギラの本名が「ギラ・ハスティー」であることや、彼がラクレスの弟でシュゴッダムの王族であることも明らかになった。 各国の民の証言もあってギラが晴れて自由の身となったのも束の間、ザイバーン城付近にサナギムとジゴクジームが出現! ギラ、ヤンマ、ヒメノ、リタ、カグラギの5人が一斉に変身して戦闘を繰り広げる中でジゴクジームが巨大化し、ギラたちはキングオージャーで戦うことに。それぞれの主義主張が激しいために5人の攻撃はバラバラだったが、最終的にはなんとか巨大ジゴクジームを倒すことができた。 戦いを終えてギラたち5人がそれぞれの国に帰る中、ザイバーン城ではリタの側近モルフォーニャ(長谷川かすみ)が傷だらけになっていた。なんと、ギラたちがジゴクジームと戦っている間にカメジムが秘宝ゴッドスコーピオンのシュゴッドソウルを奪っていたのだ。三大守護神のひとつがバグナラクの手に渡ってしまった今、チキューの平和はどうなってしまうのか!? それはまた次のお話…。
シュゴッダム王家の血を引く王子であることがわかり、裁判で無罪となったギラ(酒井大成)。シュゴッダムに帰ってきた彼を、国民たちは「ギラ王子!」と盛大に歓迎した。 しかし喜びもつかの間、バグナラクが5王国に巨大な繭を仕掛けた! カメジムらいわく、羽化すれば巨大バグナラクが各国を滅ぼし、無理矢理壊そうとすれば大爆発するという。バグナラクの狙いは、シュゴッドをコントロールできるギラの不思議な力。5王国の安全の代わりに「ギラを差し出せ」と要求するのだった。 バグナラクの声明を受けて、ヤンマ(渡辺碧斗)、ヒメノ(村上愛花)、リタ(平川結月)、カグラギ(佳久創)、そしてラクレス(矢野聖人)は緊急対策会議を行うことに。乱入してきたギラをかわしたラクレスは、いきなり5王国同盟を破棄し、キングオージャーの独占を宣言するのだった! なぜかキングオージャーを呼べなくなったギラは、ゴッドクワガタだけでバグナラクと戦うことに。なんとかバグナラクからシュゴッドソウルを取り返し、三大守護神の一体ゴッドスコーピオンを復活させて激しい戦いを繰り広げていく…! そんな中、なんとラクレスがキングオージャーを召喚! 巨大繭を見事破壊し、シュゴッダムに再び平和をもたらした。 突然の出来事で呆然とするギラだったが、さらに衝撃的な出来事が。ギラと心を通じ合わせていたはずのゴッドスコーピオンが暴走し、キングオージャーを攻撃したのだ。この一連の行動で、シュゴッダム国民たちはラクレスを讃えて、ギラを敵視するのだった…。 なぜゴッドスコーピオンは突然暴走したのか? なぜラクレスはキングオージャーを召喚できたのか? 彼は一体何を企んでいるのか? 謎が少しずつ明らかになるのは、また次のお話…。
シュゴッダムの王子として歓迎されるも、ギラ(酒井大成)は国民から再び反逆者として恐れられてしまった。彼が児童養護園に隠れている頃、ヤンマ(渡辺碧斗)とヒメノ(村上愛花)は、ゴッドスコーピオンによって戦えなくなったシュゴッドたちを復活させようと対立していた。戦闘不能の原因をゴッドスコーピオンによる「未知の毒」と診断したヒメノはイシャバーナの医療チームを集め、「システム障害」と主張するヤンマはンコソパのテックチームを率いて、2組は復旧作業という名の「技術力対決」をすることに。 普段は他人に命令してやらせるヒメノが自らシュゴッドの復旧作業をする理由には、15年前に起きた災害「神の怒り」が関係していた。多くの人々が犠牲になった「神の怒り」は、彼女いわく災害ではなく、謎の男が引き起こした事件だという。なんとその男は、ヒメノの両親であるイシャバーナの前の王と王女を殺したのだ。両親の遺体からサソリに似た未知の毒が採取されたことから、ヒメノはゴッドスコーピオンにこだわっていた。 そんな時、巨大化したサナギムとグンダジームがシュゴッダムを襲撃! そこに一度姿を消したゴッドスコーピオンが現れ、駆けつけたギラは会話を試みるも失敗してしまった。一人で何とかしようと突っ走るギラと、彼に熱い気持ちをぶつけるヤンマ。対立していたはずが協力してシュゴッドを復活させたイシャバーナ医療チームとンコソパテックチーム。そして、ゴッドスコーピオンと心を通わせるヒメノ…。ひと時であるが全員の結束によって、ギラたちは巨大サナギムとグンダジームに勝利するのだった。 回復したゴッドカブトとゴッドスコーピオンが仲良くどこかへ去っていくのを見届けたギラ、ヤンマ、ヒメノ。ヤンマとヒメノに見逃してもらったギラが急いで児童養護園に戻ると、なんと子供たちがシュゴッダム兵に捕まっており、さらにはそこにリタ(平川結月)の姿が! 驚くギラに、リタは「ラクレス(矢野聖人)が決闘裁判を望んでいる」と言い放ち…!? 子供たちを人質にされてラクレスと戦うしかないギラの運命はいかに? 因縁の兄弟対決が繰り広げられるのは、また次のお話…。
児童養護園の子供たちを人質にされたギラ(酒井大成)は、ラクレス(矢野聖人)と"決闘裁判"をすることに。シュゴッダム国王と国家反逆の王子であるふたりの戦いの勝ち負けは、どちらかが降伏するか、あるいは片方の死で決まる…! 一方その裏では、ヤンマ(渡辺碧斗)、ヒメノ(村上愛花)、リタ(平川結月)、カグラギ(佳久創)が、それぞれの思惑でひそかに行動していた。それは各国の王様だけでなく、バグナラクも同じで…!? そして、ついにやってきた決闘裁判の当日。立会人のリタとモニター越しのシュゴッダム国民たちが見守る中で、ギラとラクレスは王鎧武装! ギラはクワガタオージャーに、ラクレスはオオクワガタオージャーに変身して、場所を変えながら激しい戦いを繰り広げる! そんな因縁の兄弟対決を追うリタのもとに、謎のシュゴッダム兵士たちが参上! 彼らの正体はヤンマ、ヒメノ、カグラギ。リタは話を聞いていなかったが、王様たちは決闘裁判前に4王国の通信会議で秘策「ギラは私のもの作戦」を考えていたのだ。作戦の流れは、カグラギが事前にラクレスへゴッドスコーピオンの毒入り注射器(実はすり替えた麻酔薬)を渡し、決闘裁判でラクレスがその毒を使ってギラを倒し、ギラの死を偽装することで追っ手を撒くというもの。しかし、カグラギのうっかりミスで本物の毒入り注射器がラクレスの手に渡ってさあ大変! その頃、ラクレスに追い詰められてギラも大ピンチに! さらにそこへゲロウジームとサナギムたちがやってきて…!? 思いもよらぬ方向に進んだ決闘裁判だったが、最終的にラクレスの渾身の一撃によってギラは敗北し、崖の底に落ちてゆくのだった…。 誰もがギラの死を確信したが、なんと彼は急所が外れて生きていた! 4王国がこれから本格始動させる「ギラ死んだフリ作戦」は成功するのか? そして、天から突然現れた三大守護神の一体ゴッドホッパーは人類に力を貸してくれるのか? それはまた次のお話…。
ラクレス(矢野聖人)に決闘裁判で負けたギラ(酒井大成)は、ヤンマ(渡辺碧斗)、ヒメノ(村上愛花)、リタ(平川結月)、カグラギ(佳久創)に命を救われた。今すぐにでもラクレスを倒したいギラだったが、4国王たちの説得で「ギラ死んだフリ作戦」を決行することに。一方の4国王は平和を守るために力を合わせる…かと思いきや、それぞれがギラの力を独り占めしようと悪だくみ! 各国王に命じられたシオカラ(千綿勇平)、セバスチャン(吉満寛人)、モルフォーニャ(長谷川かすみ)、クロダ(神前元/鳥海浩輔)ら側近たちの力が試される、「ギラ争奪戦」が開幕するのだった…! この争奪戦は「他の王様たちに悟られないように、秘密裏に動くこと」が重要だが、シオカラ、セバスチャン、クロダは、いきなりギラの前でバッタリ鉢合わせ! なんとしてでも任務を遂行させたくて掴み合いになる側近たちに、何も事情を知らないギラは呆れるばかり。そんなギラをしれっと捕まえて一番先に自国の城に連れていったのは、側近の中で一番やる気がないモルフォーニャだった。 ギラがンコソパ、トウフ、ゴッカンを渡り歩きながら4国王の側近たちと接している中、実はバグナラクが5王国を同時に攻撃していた。ギラたちがいたゴッカンでも巨大サナギムが暴れる中、なんと三大守護神の最後の一体ゴッドホッパーが出現! キングオージャーを召喚したギラはゴッドホッパーと心を通わせ、見事巨大サナギムを倒すのだった。 再び平和が訪れたと思いきや、ギラの前にデズナラク8世が現れ、その近くには傷ついた側近たちの姿が…! 信じられないことに、なんとデズナラク8世はヤンマ、ヒメノ、リタ、カグラギをすでに倒していた。デズナラク8世によって5王国は滅ぼされてしまうのか!? デズナラク8世の触手に襲われたギラの運命はいかに!? 破滅への秒読みが始まるのは、また次のお話…。
デズナラク8世に倒されてしまったヤンマ(渡辺碧斗)、ヒメノ(村上愛花)、リタ(平川結月)、カグラギ(佳久創)、そして各国王の側近たち。さらには、ギラ(酒井大成)がデズナラク8世に捕まってしまう…。 バグナラクが5王国に仕掛けた巨大繭が羽化するまでの残り時間はあとわずか。羽化した巨大バグナラクたちが一斉に攻撃を始めれば、キングオージャーは全ての国を平等に助けることができない。そこでラクレス(矢野聖人)は、「王権を渡せば、その国は優先的に助ける」と、4人の王様たちに無慈悲な選択を迫るのだった…。 人類滅亡の時が刻一刻と迫る中、ヤンマ、ヒメノ、リタ、カグラギは、誰にも助けを求めずに愛する国を一人で守ろうと決意する。そんな王様たちに、シオカラ(千綿勇平)、セバスチャン(吉満寛人)、モルフォーニャ(長谷川かすみ)、クロダ(神前元/鳥海浩輔)ら側近たちは、それぞれ本音をぶつけ…!? 一方その頃、ギラはデズナラク8世と対峙していた。4人の王様が駆けつけて激しい戦いを繰り広げる中、ついに各国の繭が羽化してしまう! このままチキューは巨大バグナラクによって滅ぼされてしまうのか? いや、ここで奇跡を起こし、人々に夢や希望を与えるのが王様! 最強の王様(と自称邪悪の王)たち5人は伝説の守護神レジェンドキングオージャーを降臨させ、5王国を襲おうとする巨大バグナラクを一掃! 人類は、王様戦隊が起こした奇跡によって再び救われるのだった。 ラクレスはこの奇跡を自らの手柄として人々に讃えられ、4人の王様たちはこれを黙認。そして、ギラは国民たちの前から姿を消した。人類に敗北したバグナラクは、地下深くに逃げた…かに思えたが、戦いはこれで終わらない。まるで勝者のように高笑いするデズナラク8世は、何を考えているのか? それが明らかになるのは、また次のお話…。
ギラ(酒井大成)と4人の王様たちが起こした奇跡を自分の手柄にしたラクレス(矢野聖人)。そこで4人の王様たちは、死んだことになっているギラの葬式をして、彼が生き返ったように見せる「ギラ奇跡の大復活計画」を考える。この計画が成功すれば、シュゴッダム国民たちにウソがバレたラクレスは大変なことになるはず…。悪だくみで盛り上がる王様たちだったが、同じ頃に蜘蛛の仮面をつけた謎の男がバグナラクと怪しげなやりとりをしていることに気づかなかった…。 ついにやってきたギラの葬式当日。作戦通り登場するはずだったギラは棺から出られず、王様たちは大慌て。原因は、何者かの手によって蜘蛛の糸が棺に巻き付けられていたからだった。そんなことをした犯人は、バグナラクのもとにいたあの謎の蜘蛛仮面の男! 葬式中に突然現れたと思いきや、ギラが入っている棺を抱えて逃走するのだった。 やがて、人気のない場所で蜘蛛仮面の男と対峙するギラの前に巨大ナガバジームが出現。いつの間にか消えた蜘蛛仮面の男が気になりつつも、ギラはキングオージャーを召喚するが、デズナラク8世のワナによって三大守護神を奪われてしまう。デズナラク8世は、壁画に書かれてある言い伝えの「世界をひっくり返す奇跡」を起こそうとしていたのだ。 しかしそこに、またしても蜘蛛仮面の男が登場! 実はこの男、三大守護神を集めてある儀式をするためにデズナラク8世を利用していたのだ。儀式によって蜘蛛仮面の封印が解かれたこの男の名は、ジェラミー・ブラシエリ(池田匡志)。「時代遅れの語り部」を名乗る彼は、いきなり銃型の武器でデズナラク8世を爆破し、姿を消した。はたして、ジェラミーは何者で目的は何なのか? 人類とバグナラク、どちらの味方なのか? それが明らかになるのは、また次のお話…。
ギラ(酒井大成)と4人の王様たちの前に突然現れた謎の蜘蛛仮面の男改め、ジェラミー・ブラシエリ(池田匡志)。人間やバグナラクを含む「全てを統べる王様」を名乗るジェラミーは、自分がキングオージャーの伝説を伝える本を書き、人類滅亡の予言を残した張本人だと明かす。彼の独特な語り口調と嘘か本当かわからない言葉に、ギラたちは半信半疑…。しかし、超高性能の嘘発見器が「真実」だと証明し、ジェラミーの目撃情報が記録された大昔の資料が大量に発見されたことから、ギラたちは信じるしかなかった。 その後もジェラミーは、ギラたちを翻弄しまくり! 奪ったシュゴッドソウルのひとつをヒメノ(村上愛花)に返したかと思えば、デズナラク8世を逃がした疑惑を生み、ギラたちに剣を向けられてしまった。 自分が何者であるか、謎を解く鍵を物語の"行間"に隠したと主張するジェラミーと、何のことかさっぱりわからない王様たち…。しびれを切らしたジェラミーが自ら説明した行間のひとつとは、歴史から消された物語のことだった。彼によると、2000年前に人類を救った英雄は5人ではなく実は6人おり、6人目の英雄は女のバグナラクと恋に落ちたという。その幻の英雄とバグナラクの間に生まれたのがジェラミーだ。ジェラミーの目的は、人間とバグナラクの戦いを止めることだった。 ジェラミーの回りくどさに王様たちが呆れていたそんな時、デズナラク8世が出現! 人類との共存を望まずに敵意を向けてくるデズナラク8世と、ジェラミーはひとりで戦うことに。王鎧武装でスパイダークモノスに変身し、トリッキーな攻撃であっという間にデズナラク8世をねじ伏せるのだった。 「人もバグナラクも、王すら統べる狭間の王に皆忠誠を誓いました…とさ」と物語を終わらせようとするジェラミー。しかし、我の強い王様たちがこのまま黙っているわけがない。はたして、6人は手を取り合うことができるのか? それがわかるのは、また次のお話…。
ジェラミー(池田匡志)の正体とは、人間とバグナラクの間に生まれ、2000年間キングオージャーの伝説を語り継いできた「語り部」。彼の目的は、人間とバグナラクの戦いを止めることだった。 独自の武器ヴェノミックスシューターを使うジェラミーにヤンマ(渡辺碧斗)は「調べさせろ」と詰め寄るが、ジェラミー本人は相変わらず回りくどい話し方でかわすばかり。そんなふたりのやりとりを見ていたシオカラ(千綿勇平)は、ヤンマのことを知ってもらおうとジェラミーをンコソパの原点である工場に連れて行くことに。スラム街で育ったヤンマとある人物の出会い、一時期は崩壊寸前だったンコソパを立て直したのがヤンマだったこと、彼がパソコン1つで国王にまで上り詰めたこと、その結果仲間たちに慕われていること……。こうした “物語”にジェラミーは心を打たれ、ヤンマにヴェノミックスシューターを預けるのだった。しかし、これがまさかの騒動を呼ぶことに…。 なんとヤンマは、ヴェノミックスシューターの力を応用して開発したトンデモ発明品で、気に食わないラクレス(矢野聖人)に大恥をかかせようとしたのだ。しかしその計画は、シオカラに化けたゲロウジームによって大失敗! ヤンマが醜態をさらして感情がぐちゃぐちゃになり、ンコソパ3人衆が言葉を失い、ラクレスが嘲笑い、その側近たちが笑いを堪えられない中、自分の大切な武器をくだらないことに利用されたジェラミーだけが静かな怒りに震えるのだった…。 一方その頃、シュゴッダムの街中にサナギムが出現! 駆けつけたギラ(酒井大成)や王様たちは、ヤンマから逃げてきたゲロウジームを含むバグナラクと戦うことに。人間とバグナラクに何度も「戦うな」と言い、それぞれに和解の印を差し出してきたジェラミーは、それでも争い続ける2種族に対してついに大激怒。王様たちを倒してオージャカリバーを奪い、謎のシュゴッド・ゴッドタランチュラを降臨させて三大守護神まで味方につけ、巨大サナギムとゲロウジームを爆破させて姿を消すのだった。 チキューの王になる決心をしたジェラミーと、ギラや王様たちは和解できないのか? ジェラミーがゴッドタランチュラとともに降臨させた謎のシュゴッドとは? それが明らかになるのは、また次のお話…。
禁断の守護神ゴッドタランチュラを降臨させたジェラミー(池田匡志)は、ギラ(酒井大成)と王様たちのオージャカリバーを奪い、三大守護神を連れて立ち去った。ジェラミーがセミのシュゴッドも引き連れていたことに気づいたヒメノ(村上愛花)は、1人で彼を追うことに。セミのシュゴッドは、15年前に起きた未曽有の大災害「神の怒り」の象徴である。「神の怒り」への関わりについて問い詰めるヒメノに、ジェラミーは相変わらず「行間を読め」といった回りくどい発言ばかり。怒りに震えるヒメノに本気で攻撃されたジェラミーは絶体絶命のピンチに陥るが、ゲロウジームの登場でなんとか助かった。 やがて、傷だらけでゴッカンへ逃げたジェラミーは、事情を知ったリタ(平川結月)によって裁判を受けることに。過去の記録によると、15年前にジェラミーは田舎の洞窟におり、「神の怒り」には一切関わっていなかった。「神の怒り」で両親を失っているとはいえ、頭に血が上ってジェラミーを犯人扱いしたヒメノも悪いが、「行間を読め」という一点張りでややこしい状況にしたジェラミーも悪い。ようやく状況を理解したジェラミーは、無知とはいえヒメノを傷つけたことを反省するのだった。 時を同じくしてイシャバーナでは、サナギムとアメンジームが出現! 敵を圧倒するヒメノだったが、ジェラミーに対する怒りで己を見失っており、駆けつけたギラたちと対峙してしまった。リタが告げた真実にも耳を傾けないヒメノだったが、ある情報には心が動いた。それは、イシャバーナで放送されているアニメ『もっふんといっしょ』。このアニメは、幼くして女王になったヒメノを少しでも支えるために国民が一丸となって作った優しさの結晶だった。やがてヒメノは、ジェラミーときちんと会話をして和解することに。そして一緒に戦い、巨大化したアメンジームを見事倒すのだった。 一方シュゴッダムのコーカサスカブト城では、ラクレス(矢野聖人)とカグラギ(佳久創)が重々しい空気の中で会話をしていた…。はたして、カグラギはラクレスにどんな弱みを握られているのか? それが明らかになるのは、また次のお話…。
ラクレス(矢野聖人)にジェラミー(池田匡志)を引き合わせようと暗躍するカグラギ(佳久創)。シュゴッダムへ行くのを渋るジェラミーだったが、カグラギが溺愛するたったひとりの妹スズメ・ディボウスキ(加村真美)の存在を知って態度を変える。昔から病弱なスズメは、現在は建前上ラクレスの婚約者候補だが、実際のところは人質らしい。家族の話に弱いジェラミーは、カグラギの思惑通りシュゴッダムへ向かうことに…。 一方、同じくカグラギの事情を知ったギラ(酒井大成)と王様たちは、「スズメ奪還作戦」を決行! とはいえ、王様が他国の城に不法侵入なんてしたら大問題なので、しかたなくギラが単独で城へ忍び込むことになった。トラブルがありつつも城に潜入できたギラだったが、どうやらスズメはトウフ国へ帰るつもりはないらしい。しかも彼女は、ラクレスを熱烈に愛して彼と共にシュゴッダムで死ぬことを望んでいるのだから驚きだ。「邪魔をするなら、兄様と言えど許さない!」と睨むスズメに、駆けつけたカグラギはショックで崩れ落ちるのだった。 放心状態のカグラギに、ラクレスは衝撃の提案をする。それは、人間とバグナラクが手を取り合うためにラクレスがデズナラク8世と和平交渉をし、そこに「シュゴッダムの属国としてトウフを加える」ことだった。そんな時、シュゴッダムにバエジームと大量のサナギムが出現! 1人で戦おうとするカグラギのもとへギラが駆けつけ、さらにジェラミーが加勢することに。ジェラミーは、ゴッドタランチュラを変形させたタランチュラナイトで見事巨大バエジームを倒すのだった。再び平和が訪れたシュゴッダムでギラはカグラギを心配するが、どうやらディボウスキ兄妹にはある思惑があるようで…!? その頃ラクレスは、ジェラミーの仲介でデズナラク8世と対面することに。1人でバグナラクの基地へ足を踏み入れたラクレスにデズナラク8世はほくそ笑むが、両者は本当に平和のための話し合いをするのか? 人間とバグナラクは本当に手を取り合えるのか? 両者の企みが少しずつ明らかになるのは、また次のお話…。
15年前にゴッカン国王兼裁判長カーラス(吉井怜)が夫シロン(飯田基祐)に暗殺された「消えた天秤事件」…。シロンが正体不明の毒で殺したというカーラスの遺体は今も見つかっていない。「消えた天秤事件」は、リタ(平川結月)が初めて人を裁いた事件だ。カーラスの遺言によって国王兼裁判長となったリタは、当時まだ10歳だった。 自分がなぜ王様に選ばれたのかわからないまま生きてきたリタ。そんなリタは、殺人罪で終身刑となったシロンの主張を確認する中で、「消えた天秤事件」と未曽有の大災害「神の怒り」が関係していることに気付く。「消えた天秤事件」は「神の怒り」の直後に起きており、「神の怒り」の被害者であるヒメノ(村上愛花)の両親の死因はゴッドスコーピオンの毒だ。やがて、ヒメノの解析によって2つの事件の毒が一致したことにより、シロンは長年隠し続けていた真実を明かすことに。彼いわく、「神の怒り」はヒメノが主張する通り人間が起こした事件だった。事件の犯人を法で裁くことができなかったカーラスは、殺されたように見せかけて今もどこかで自ら犯人を封印しているという。カーラスが死ぬまで犯人を封印するつもりでいることを、シロンは隠すしかなかったのだ。その一方で彼は、リタがいつか真実にたどり着くとも信じていた。カーラスがリタのことを「気弱で臆病で何をするにもおっかなびっくりだけど、大事なところは間違えない」と言っていたからだ。そしてそれは、カーラスがリタを王様に選んだ理由でもあった。 シロンの無罪が証明されたのもつかの間、ゴッカンにヲゲラジームとサナギムが出現! 戦うリタとヒメノにジェラミー(池田匡志)が加勢し、見事バグナラクは倒された。そしてこの一件を通し、リタとヒメノの絆はわずかながら深まるのだった。 一方その頃ンコソパでは、ギラ(酒井大成)とヤンマ(渡辺碧斗)が大量のサナギムと戦っていた。そんな時、ラクレス(矢野聖人)が「平和のための話し合いをしよう」とヤンマに連絡し…!? 人間とバグナラクが手を取り合う和平交渉とは何だったのか? 不敵に笑うラクレスの狙いとは? それが明らかになるのは、また次のお話…。
人類と和平交渉をしたはずが、ンコソパを襲うバグナラク。暴れまわるバグナラクから国を守ろうと戦うヤンマ(渡辺碧斗)は、和平交渉の提案者であるラクレス(矢野聖人)と「平和のための話し合い」をすることに。しかしそれは、「平和」とは名ばかりで、実際はンコソパに降伏を迫るものだった。ラクレスは、バグナラクを利用して他国を服従させ、チキュー統一を目論んでいたのだ。和平交渉がもたらした最悪の事態は、これだけにとどまらない。なんとラクレスは、大昔に存在したバグナラク最強の英雄「一撃将軍ダイゴーグ」をよみがえらせる技術をデズナラク8世に提供したのだ。もちろん、バグナラクに戦いをやめる意思はない。ラクレスは、自分が利用されていると理解しつつも、「力が手に入るなら、私は地獄の悪魔にでも魂を売る」「チキュー統一、平和はすぐそこだ」と狂気に満ちた高笑いをするのだった…。 人類とバグナラクの共存に近づいたと喜んでいたジェラミー(池田匡志)は、ラクレスとデズナラク8世のそれぞれの陰謀を知って呆然。しかし、すぐに自分の本来の立ち位置を思い出し、ゴッドタランチュラの糸でシュゴッドを強制的に合体させたキングオージャーを降臨させて、バグナラク軍を撃破した。しかし、安心したのもつかの間。恐れていたダイゴーグが復活してしまう。ヤンマは、ヒメノ(村上愛花)とリタ(平川結月)をンコソパ民の避難と救護に向かわせ、自身はジェラミーと一緒に戦うが、ダイゴーグの圧倒的な力に倒れるのだった。 変身が解けてもなお戦おうとするヤンマ。そんな彼に強烈な一撃を与えるダイゴーグ。そして、その光景を間近で見ながら狂ったように笑うラクレス…。誰もがヤンマの死を確信したが、彼は駆け付けたギラ(酒井大成)によって寸前のところで助けられた。 「絶ッ対ェ負けんじゃねェぞ」と力なく振り上げたヤンマの拳を強く握りしめ、ギラは「地獄の底からよみがえったぞ…!」と宿敵ラクレスと対峙する…! 世間では死んだことになっていた邪悪の王が、邪知暴虐の王と再び戦うのはまた次のお話…。
バグナラクに追い詰められたヤンマ(渡辺碧斗)を救ったのは、死んだはずの邪悪の王ことギラ(酒井大成)だった。ギラは、バグナラクと手を組んだラクレス(矢野聖人)と再び戦うが、謎の王冠「オージャクラウン」の力によってキングオオクワガタオージャーに変身したラクレスの圧倒的な力に倒れるのだった。 なんとか命が助かったギラは、イシャバーナで王様たちとラクレスの暴走を止める話し合いをすることに。その中で、オージャクラウンのことを思い出していた。時を同じくしてシュゴッダムのコーカサスカブト城でも、ラクレスとカグラギ(佳久創)がオージャクラウンについて話をしていた。シュゴッダム王家に代々伝わるオージャクラウンには特別な力があり、その逸話は数知れずという。 貴重な情報を知ったカグラギは、その後コーカサスカブト城でコソコソと動き回るが、ラクレスの側近や兵士たち、そして、実の妹でラクレスの婚約者候補でもあるスズメ(加村真美)に見つかってしまう。ラクレスを愛するスズメは、見逃す代わりにとんでもない要求をし、カグラギは戸惑いながらもそれを受け入れるしかなかった…。 一方その頃イシャバーナでは、ギラたちがバグナラクと戦っていた。そこに、ラクレスが操る漆黒の守護神キングオージャーZEROが突然現れてギラを攻撃! 自分こそが「チキューを統一する真の王だ」と高笑いするラクレスだったが、コックピッド内にカグラギが隠れていたことには気づかなかった。そして、カグラギの本当の企みに気づいた時にはもう遅かった。彼がゴッドカブトをギラに仕向けたことも、妹のスズメを婚約者候補として差し出したことも、コーカサスカブト城でのあの痴態も、全てはラクレスの力を奪うための作戦だったのだ。カグラギはラクレスから奪ったオージャクラウンをギラに渡し、ギラはキングクワガタオージャーに変身! そして、ギラはエクストリームキングオージャーを降臨させてキングオージャーZEROを倒し、シュゴッダムの新たな王様になる決意をするのだった。 「王様が国民全員を守る。国民はみんなで手の届く大切な人達を守る。そんな国にしたい」という夢を幼い頃に持っていたラクレス。邪知暴虐の王となった彼は、邪悪の王に倒されて今や哀れな姿でコーカサスカブト城をさまよっていた。そんなラクレスを出迎えたのは、カメジムと大量のサナギム…。なんとシュゴッダムは、ラクレスがいない間にバグナラクに支配されていた…! はたして、シュゴッダムに平和は戻るのか? それが明らかになるのは、また次のお話…。
シュゴッダムがバグナラクに支配されたことを知ったギラ(酒井大成)と王様たち。コーカサスカブト城では、城の者たちの公開処刑が今にも始まろうとしていた。城だけでなく街中も大量のサナギムに占拠され、国民たちは物陰で怯えることしかできない。そんなシュゴッダム国民を救おうといち早く駆け付けたのは、多くの国民が敵視していた反逆者ことギラだった。 一方その頃ラクレス(矢野聖人)は、城の中でバグナラクに痛めつけられてボロボロになっていた。なんとか逃げ出せた彼は、城の外でサナギムを倒していたヤンマ(渡辺碧斗)とジェラミー(池田匡志)に遭遇する。「助けに来てくれた」と安心するラクレスだが、彼のもとにヤンマとジェラミーがやってきた理由は仕返しのためだった。そもそも、ジェラミーを騙してヤンマを殺しかけ、現在の最悪な状況を作り出した元凶はラクレスだ。ヤンマとジェラミーは、かつて2人の争いの原因となったトンデモ巨大座布団(ジェラミーの母親の形見を利用してヤンマが開発したもの)を使ってラクレスに大恥をかかせることに。屁の音や無駄な爆発、ロケット花火やハト、紙吹雪などが飛び出す座布団の上で茫然とするラクレスに、ヤンマとジェラミーは爆笑して鬱憤を晴らすのだった。 やがて、バグナラクの人質状態だったシュゴッダム国民は他国の協力によって避難でき、ギラたちはついにデズナラク8世、カメジム、ダイゴーグ、ダイヤモンドダンジームと対峙することに。そこで5王国同盟がなくなった王様たちは、国境を越えて利害を排除し、国同士が一丸となって敵を倒すための新たな組織「王様戦隊キングオージャー」を結成! ギラとともに巨大ダイヤモンドダンジームを倒し、デズナラク8世率いるバグナラク軍をシュゴッダムから追い払った。 再び平和を取り戻したシュゴッダムでは、ヤンマのやりすぎた仕返しのせいでラクレスを強制的に捕まえることができず、王様たちが大騒ぎしていた。そんな時、ギラが突然ラクレスに決闘裁判を申し込み…!? はたして、空いた王様の座は誰の手にわたるのか? 因縁のハスティー兄弟の対決に決着がつくのは、また次のお話…。
シュゴッダムで結婚式を挙げたラクレス(矢野聖人)とスズメ(加村真美)。2人が永遠の愛を誓い合う様子は国内外に中継され、何も知らないシュゴッダム国民は嬉しそう。一方で、全てを知る王様たちは不満顔。これが政略結婚であり、ギラ(酒井大成)がラクレスに決闘裁判を申し込んだことで失脚に猶予を与えたからだ。 決闘裁判を目前に控えたラクレスは、義兄になったカグラギ(佳久創)を脅し、オージャランスを返すように命じる。オージャランスは、王様の真の力を引き出す槍だ。何としてでも取り戻したいラクレスだが、それはカグラギら他の王様たちも同じ。彼らは、それぞれオージャランスを手にするために密かに動き出すことに…。 そんな中でついにやってきた決闘裁判の当日。2度目となる戦いでギラとラクレスがぶつかり合う中、裏ではオージャランスを巡る争いが起きていた。カグラギと何やら怪しいやりとりをしていたジェラミー(池田匡志)、ギラの味方であるヤンマ(渡辺碧斗)とヒメノ(村上愛花)、ラクレスに命令されてやってきたボシマール(福澤重文)、さらにはサナギムたちまで現れて大騒動に発展! 最終的にオージャランスは、ボシマールの手に渡ってしまった。 時を同じくして決闘裁判では、敗北寸前のラクレスにギラが「積み重ねてきた自身の邪知暴虐ぶりを国民に謝れば降参する」と宣言していた。幼い頃にラクレスが語ってくれた「王様が国民全員を守る。国民はみんなで手の届く大切な人達を守る。そんな国にしたい」という理想を今からでも叶えてほしいと願うギラ。この思いを伝えるために、ギラはラクレスに決闘裁判を仕掛けたのだった。 そんなギラに、突然現れたボシマールがオージャランスで襲い掛かる…! が、実はこのオージャランスはジェラミーが作った偽物。しかも、この偽物のオージャランスによってボシマールの正体が敵であるカメジムだったと判明する。カメジムは、ボシマールを殺して擬態し、長年にわたってスパイ活動をしていたのだ。 衝撃の事実で怒りに震えるも決闘を続け、横暴な態度で国民の信頼を失ってしまったラクレス…。本物のオージャランスを手にしたギラは、そんなラクレスを倒すのだった。因縁の兄弟対決に勝利し、ついにシュゴッダムの王様となったギラ。彼の物語は、まだ始まったばかり…。
ラクレス(矢野聖人)との決闘裁判に勝ち、シュゴッダムの新たな王様になったギラ(酒井大成)は、本当に自分が王様でいいのか戸惑っていた。そんなギラに、ジェラミー(池田匡志)は「他の王様と1対1の勝負をすればいい」と提案する。ジェラミーいわく、2000年前に人類を救った5人の英雄は、誰がチキューの王様になるかで揉めに揉めたらしい。そこで、英雄の1人であり後のシュゴッダム初代国王であるライニオール・ハスティーは、他の4人の英雄と決闘をし、全勝して自身を「始祖の王」と認めさせた…とさ。ちなみに、その決闘内容は4人の英雄の得意分野で、ライニオールは負けたらなんでも言うことを聞くと誓約を交わしたのだとか。 この話に、4人の王様はやる気満々! こうして、ギラと王様たちの4番勝負が幕を開けた。ヤンマ(渡辺碧斗)とはクイズ、ヒメノ(村上愛花)とはピアノ演奏、カグラギ(佳久創)とは料理、リタ(平川結月)とはにらめっこで対決することになったギラ。どの対決も気合十分で挑んだギラだったが、結果は全敗だった…。 時を同じくして、ラクレスの元側近であるドゥーガ(森岡豊)は、4王国を渡り歩きながら就職活動をしていた。こちらもやる気は十分だが、失敗ばかりで不採用続き…。気づいた時にはシュゴッダムに戻っており、城の中でギラと対面するのだった。 側近でありながらラクレスを置いて逃げ出してしまったドゥーガと、元々は逃亡者だったギラ。2人とも足りない部分が多いが、互いに補っていけるのかもしれない。「長く王様に仕えた方として、僕に王様を教えてください」と頼むギラを、ドゥーガは「喜んで、ギラ様!」と涙ぐみながら受け入れた。 新たな主従関係が生まれたのもつかの間、シュゴッダムに再び一撃将軍ダイゴーグとサナギムたちが出現! 駆け付けたギラは、戦闘を繰り広げる中で身を挺して子供を守り、「俺様は邪悪の王。貴様らの夢を踏みにじり、子供たちに夢を見せる。それが俺様の為す野望、突き進む王道よ!」と宣言した。他の王様たちが合流し、王様戦隊キングオージャーがダイゴーグと再び激突するのは、また次のお話…。
ギラ(酒井大成)たちの前に再び現れて巨大化した一撃将軍ダイゴーグ。巨大化の原動力は、なんとシュゴッドソウルだった。しかもダイゴーグは、三大守護神とゴッドタランチュラのシュゴッドソウルを取り込み、今までの怪ジームとは比べ物にならないくらい巨大だった。ギラはすぐにキングオージャーを降臨させるが、シュゴッドたちの異変に気付いて反応が遅れてしまう。その結果、ダイゴーグの強力な衝撃波でシュゴッダムの外れ街が消し飛んでしまった。巨大化が止まらないダイゴーグの力が最大に達するのは、明日の夜明け。その強大な力が放たれれば、シュゴッダムが滅亡するのは確実だ。 シュゴッドを「仲間」、シュゴッドソウルを「命」と呼ぶギラに対して、「人工知能で動いているだけの機械」「奪われても代用品なら作り直せる」と言うヤンマ(渡辺碧斗)。怯えるシュゴッドたちを守りたいギラだが、多くの民の命を預かる王様という立場から決心が揺らいでしまう。そんな時、カグラギ(佳久創)とスズメ(加村真美)の隠密調査からコーカサスカブト城が巨大ロボットになることが判明する。超巨大ダイゴーグに対抗すべく、ギラは城を動かそうとするが…!? ギラが城を動かそうと奮闘する中、「シュゴッドハンター」の異名を持つイラガジームが電撃で妨害! 城にいたシュゴッドたちが感電して動けなくなり、イラガジームと戦う王様たちの変身も解除されてしまう。絶体絶命のピンチで、ヤンマはシュゴッドたちが「自らの意思で動かない状態」だと見抜く。そして、「これが、てめェらがあの邪悪の王と一緒に戦ってきたことを学習してきたオチか?」「やべェ時、あいつが何してきたか、記録されているはずだよな」「いつまでビビッてる。仲間ァ助けたくねェのか!」と、シュゴッドたちを奮い立たせた。その結果、シュゴッドたちは自らの意思でギラのもとへ集結し、金色に輝きながら荘厳なビームでイラガジームを見事爆散! その光景は、シュゴッドに唯一認められた初代シュゴッダム国王が人類を救った2000年前の伝説の絵画と同じだった。 シュゴッドとの絆をさらに深めたギラは再び城を動かそうとするが、まだ「何か」が足りないらしい。焦る王様たちの視界の端でダイゴーグは巨大化し続け、その体は熱を帯び、赤く発光していて不気味だ。滅亡のタイムリミットが迫る中、ギラたちはシュゴッダムを救えるのか? ダイゴーグに対抗できる城が真の姿を見せるのは、また次のお話…。
巨大化した一撃将軍ダイゴーグによる、シュゴッダム滅亡まであとわずか…。ダイゴーグに対抗するギラ(酒井大成)たちは、コーカサスカブト城が巨大ロボットになることを知る。しかし、城を動かすためには「何か」が足りないらしい。城の秘密の研究所にいた研究者コフキ(川野快晴)いわく、2000年以上も前に作られた城は壊れており、動かすことはおろか修復も不可能とのこと。シュゴッドの自己修復システムの転用によって復活した城は少しだけ動いたものの、老朽化でパーツが耐えられずに再び壊れてしまった。 この絶望的な状況で立ち上がったのが、テクノロジーの国ンコソパの王であるヤンマ(渡辺碧斗)。仲間たちにも協力してもらい、修復箇所や必要なパーツの数をあっという間に特定した。やがて、緊急事態を知らせるギラの呼びかけでシュゴッダムの国民たちから次々とパーツが集まるが、それを邪魔しようとカメジムとサナギムたちが大暴れ! 王様たちが駆け付けて国のあちこちで戦闘が起き、国民たちが逃げ惑う事態に…。城を動かすために国民のもとへ向かえないギラは、辛い現実に目を背けそうになる。しかし、「王なら見届けろ。国の痛みは全部飲み込め」というヤンマの言葉で、ギラは覚悟を決めて現状に向き合った。 そして、ついに迎えてしまった朝。ダイゴーグが超強力な一撃を放とうとする中、最後のパーツがはまった城は、真の姿である巨大ロボット「キングコーカサスカブト」に変形! ギラはキングコーカサスカブトで超巨大ダイゴーグを見事倒し、シュゴッダムに平和を取り戻した。 大喜びする国民たちに、いつもの悪役ムーブで「貴様ら民は歯車だ!」と言い放ったギラ。大激怒する国民たちに慌てたギラは素に戻り、「歯車が1つでも欠けたら城は動かなかった。誰1人欠けてもシュゴッダムは守れなかった。みんなの力だ。ありがとう!」と感謝した。そんなギラを、感激した国民たちは胴上げすることに。こうして、シュゴッダムの長い長い夜は明けた。 その後、ギラは国民の祝福を受けながら戴冠式を終え、正式にシュゴッダムの王様になった。しかし、明るい未来を予感させるその下では、バグナラクが最後の手段に出ようとしていて…!? デズナラク8世の恐ろしい計画が明らかになるのは、また次のお話…。
突然異常な暑さに襲われたチキュー。そこで王様たちは、国民のために5王国を巻き込む「チキュー祭り」をシュゴッダムで開催することに。王様たちは、射的やかき氷、焼きそば、ヨーヨーなど、祭りらしい屋台を用意して、訪れた各国の国民たちを楽しませた。そんな中、ギラ(酒井大成)は王様らしく振舞おうといつものように「邪悪の王」になりきっていたが、児童養護園の子供たちと心の距離が離れてどこか寂しそう…。やがて他の王様たちに諭された彼は、本来の自分に戻って子供たちと一緒に祭りを楽しんだ。 一方その頃、地底ではジェラミー(池田匡志)がデズナラク8世と戦っていた。地上の異常な暑さの原因は、デズナラク8世が「チキュー破壊計画」のためにチキューの核に到達する道をザリガジームに作らせ、5王国のいたるところでマグマが噴き出ていたからだった。計画をやめさせようと説得するジェラミーに、デズナラク8世は衝撃の真実を伝える。それは、「2000年前に人類を侵略したのはバグナラクではなかった」ということ。「過去を知らぬ我らは知らぬ罪を背負わされ、わけもわからず暗い奈落の底に押し込められた」とデズナラク8世は言うのだ。「その昔、5人の英雄と守護神キングオージャーがバグナラクを打ち倒し、人類を救った」と語り継いできたジェラミーは、長きにわたる争いの原因が自分にあったと知り、言葉に表せない感情でいっぱいになった…。 そんな時、地上に巨大ザリガジームが出現! 逃げる巨大ザリガジームは、ギラの機転によって見事倒すことができたが、さらにそこへデズナラク8世が現れた。チキューの核に続く穴へ向かうデズナラク8世を止めようと王様たちが戦う中、ジェラミーはギラたちを突然クモの糸で拘束することに。「ジェラミー・イドモナラク・ネ・ブラシエリ」が本来の名前であるジェラミーは、同じ「ナラク」の名前を持つ家族としてデズナラク8世を見捨てられなかったのだ。「引き返せデズナラク。まだ、人とバグナラクが手と手を取り合う筋書きにできる」と止めるジェラミーだったが、デズナラク8世はチキューの核に通じる穴の中に落ちていった…。はたして、チキューは滅亡してしまうのか? 王様たちが再び奇跡を起こすのは、また次のお話…。
巨大化した後にチキューの核に突入して内側から破壊する、デズナラク8世の「チキュー破壊計画」がついに始まった。王様たちがこの計画を止めるには、新しい守護神の力に頼るしかない。20体のシュゴッドを合体させた最強の守護神には、同じ人数のパイロットが必要だ。なお、1人でもパイロットが欠ければ、チキュー破壊計画阻止作戦の成功率は半分まで下がってしまう。 パイロットの人選について王様たちが話し合う中、シュゴッダムで大量のサナギムが暴れまわる事態に! 実は、この騒動はゲロウジームが起こしたものだった。騒動を止めようとするジェラミー(池田匡志)に、「優しさと綺麗事だけで何ができますか? 王にならんとするならば、傷つけ、血に汚れ、命を背負うご覚悟を!」と言い放ったゲロウジーム。ゲロウジームに諭されたジェラミーは、デズナラク8世を倒してバグナラクの王様になることを誓い、自分がギラ(酒井大成)たちと手を取り合うことで人類との共存を考えた。こうしてジェラミーと主従関係を結んだゲロウジームは、パイロットに選ばれるのだった。 その後、他の王様たちも新たな守護神の適合パイロットをそれぞれ探したが、最後の1人は見つからなかった。しかし、ギラには適合者の心当たりがあった。意を決して彼が声をかけたのは、まだ幼いブーン(木曽源)だった。 「誰1人欠けることもケガをすることもなく、チキューを守って絶対に帰る」と覚悟を決めた王様たちと、そんな王様に命を預けた側近と国民たち。パイロットである20人の戦士たちは、伝説を超える最強の守護神「ゴッドキングオージャー」を降臨させてついにチキューの核へ! マグマの中央にいたデズナラク8世を地上に引きずり上げることに成功し、連続攻撃で見事爆散させた。 元の大きさに戻ったデズナラク8世に、王様たちは最後の戦いを挑む。2000年にわたる人類とバグナラクの戦いが終わるのは、また次のお話…。
チキュー侵略の罪を着せられて2000年…。人類を滅ぼすことを一番とするデズナラク8世は、地帝国バグナラクの未来を考えていない。そんなデズナラク8世に、ジェラミー(池田匡志)はバグナラクの真の王様を決める戦いを持ちかけ、1日だけ猶予を求めた。ジェラミーが勝負を明日にしたのには理由があった。「自分が王様になった暁にバグナラクをチキューの6つ目の王国として認めてほしい」と5王国の王様たちに頼み、彼らにバグナラクが本当は何者か知ってほしかったからだ。 元々人間に近い姿をしていたバグナラクは、人類を倒すためにシュゴッドを食らい、仲間同士でも争ってきた…。そんなバグナラクの地獄のような歴史の中で、デズナラク8世が小さなシュゴッドを何百年も守り続けていたことをギラ(酒井大成)たちは知る。ジェラミーに猶予を与えて地上を襲わないことも含め、デズナラク8世には実は優しい心があるのかもしれない…。そのことにジェラミーは胸を痛めるが、憎しみの連鎖を断ち切るために戦う覚悟を決めた。 そして、ついに迎えた最終決戦。激しい戦いの末に、ジェラミーはデズナラク8世にトドメを刺そうとするが、寸前のところでギラに止められた。これまで人類を傷つけたことは許せないが、自分たちも多くのバグナラクを倒してきたと語るギラ。「先に手を出したら悪とか、勝ったら正義とか、全部間違っている。本当に大切なのは、どっちが先に謝れるかだ」と言い放ち、デズナラク8世に頭を下げた。 人類とバグナラクがついに和解できると思った瞬間…行方をくらませていたカメジムが現れ、デズナラク8世を抹殺…! 長きにわたる人類とバグナラクの争いは、なんとカメジムが仕組んだものだった。すぐさま巨大化したカメジムは王様たちに襲いかかるが、妙にあっけなく倒されるのだった…。 こうして2000年にわたる人類とバグナラクの戦いが終わり、チキューの6つ目の王国「狭間の国バグナラク」が誕生した。新たな国の誕生に多くの人々は戸惑い、拍手も祝福もしなかったが、国王ジェラミーは人類とバグナラクの狭間を埋めていく覚悟を決めて新たな一歩を踏み出した。 宇宙の片隅の惑星チキュー。6つの王国が治めるこの星に巨大な危機が迫っていることは、この時まだ王様たちは知らない。『王様戦隊キングオージャー』の新たな戦いが始まるのは、また次のお話…。
宇宙の片隅の惑星チキュー。2000年にわたる人類とバグナラクの戦いが終わり、世界は平和になった。しかしその2年後、6つの王国が治めるこの星に巨大な危機が迫っていた…が、そのことにギラ(酒井大成)はまだ気づいていなかった。 今日は、待ちに待った6王国平和会議が行われる日。本来は王様による会議だが、集まったのは4王国の側近で、ジェラミー(池田匡志)の姿もなく、正当な王様はギラだけ。側近たちが代理で出席したのは、4王国の王様たちがそれぞれ罪を犯してゴッカンに投獄中だからだ。王様の不在で側近たちが大騒ぎする中、それでもギラは「あれから2年、ずっと平和だった。これからもきっと大丈夫」と信じていた。しかし、彼の気持ちとは裏腹に、恐れていた大厄災が起きてしまった。 なんと、かつてチキューを襲った大事件「神の怒り」を彷彿させる謎の黒いシュゴッドたちが宇宙からやってきたのだ。空を埋め尽くすシュゴッドの大群から現れたのは、「宇蟲王」を名乗るダグデド・ドゥジャルダン! ダグデドは、これまで異なる種族を戦わせて多くの惑星を滅ぼしており、人類とバグナラクの戦いの黒幕だった。ダグデド率いる「宇蟲五道化」によってジェラミーが倒され、多くの国民たちも傷つき、チキューは滅亡の危機に…。それでもギラは屈することなく、再び立ち上がったジェラミーと協力してダグデドと戦った。投獄中の4人の王様も、緊急事態のために自分たちの国に駆けつけ、王様戦隊はそれぞれの場所で激しい戦闘を繰り広げて宇蟲五道化を一時的に追い払った。 遊び感覚で惑星を滅ぼすダグデドに怒り、打ち倒す決意をしたギラ。チキューの平和を守るために王様戦隊が宇蟲五道化と熾烈な戦いを繰り広げるのは、また次のお話…。
ある朝、目を覚ました6人の王様の体に異変が…。なんと、ヒメノ(村上愛花)とカグラギ(佳久創)、ヤンマ(渡辺碧斗)とリタ(平川結月)、そしてギラ(酒井大成)とジェラミー(池田匡志)の中身が入れ替わっていた! 6人の王様の中身を入れ替えたのは、宇蟲五道化の1人ゴーマだ。どうやら、ゴーマの「入れ替わりの印」を破壊すれば術が解けて6人は元に戻れるらしい。しかし王様たちは、ゴーマを倒すどころか慣れない体で言い争いになるばかり。ゴーマの狙いは、王様たちを仲間割れさせて自滅に追い込むことだった。 体制を整えることにした6人の王様たちは、入れ替わったことを国民に隠しつつ、それぞれの国へ戻ることに。最悪な状況だが、ジェラミー(体はギラ)は、「むしろ互いを知る良い機会じゃないか。国と国が手を取り合うきっかけになるかもしれない」と楽観的だ。しかし、ギラ(体はジェラミー)は気づいていた。こうした時、4人の王様たちは自分の国のことしか考えていないことを…。 入れ替わり騒動で何も起きないはずがなく、ギラの嫌な予感は的中した。やりたい放題のヒメノ(体はカグラギ)とカグラギ(体はヒメノ)の行動で、イシャバーナ国民は食べ過ぎで苦しみ、トウフ国民は働き過ぎで倒れたのだ。一方のリタ(体はヤンマ)は、ンコソパの犯罪率の高さに腹を立てて片っ端から国民をゴッカンの牢屋へ送り込み、逆にヤンマ(体はリタ)は片っ端から無罪にしてンコソパに送り返した。 入れ替わり騒動によって悪いことだけでなく、王様戦隊の結束が強まる良いこともあった。ギラとジェラミーは、「人間のバグナラクに対する偏見がなくなったこと」を国民たちとの交流で実感し、ヒメノとカグラギも互いの国を知って最終的には貢献し合えた。 そんな時、王様たちはついにゴーマと戦うことに! 王様たちの攻撃はそれぞれ自分勝手だが、それは自然にかみ合った連携攻撃となり、ゴーマの「入れ替わりの印」を破壊した。ようやく中身が元に戻った王様たちが、全員で必殺技を放とうとする…その瞬間、ゴーマは6王国の側近たちを召喚! 王様たちはギリギリのところで技を止め、側近たちを守った。 しかしその直後、突然の裏切りが王様たちを襲った。なんと、側近たちが突然王様たちを攻撃し…!? 王様たちは生きているのか? そもそも、なぜ側近たちは王様たちに刃を向けたのか? それが明らかになるのは、また次のお話…。
6王国の側近たちに突然襲われたギラ(酒井大成)たち。右手で攻撃を受け止めたジェラミー(池田匡志)は無事だったが、それ以外の5人の王様は目を覚まさなかった…。 側近たちによるこの「王様戦隊暗殺未遂事件」は、「洗脳の力」を持つ宇蟲五道化の1人ヒルビルの仕業だった。しかし、そんなことを知らない各国の民たちは、他国の側近が自分の国の王様を殺そうとしたことに強い衝撃を受けた。やがて、ヒルビルに直接操られた国民だけでなく、自分の意志で国を守ろうとする人々の間にも憎しみが生まれ、チキュー中で暴動が起きる事態に! ヒルビルの狙いは、憎悪によって国同士を潰し合わせてチキューを滅ぼすことだった。 王様たちの意識が戻る気配がなく、犯罪者となった側近たちが拘束される中で、ヒルビルの最悪の計画は着々と進行した。なんと、各国は他国への医療や電力などを制限し、6王国はたった1週間で国交が完全に断絶したのだ。ようやく目を覚ました5人の王様は、崩壊寸前のチキューを救うためにある決断をすることに。別行動をしていたジェラミーも、5人の王様とは異なる決断を固めるのだった…。 5人の王様の決断とは、「王様の座を側近たちに譲る」こと。「悪に染まった王様たちを側近たちに倒させて、国を救った英雄に仕立て上げる」という筋書きだ。やがてギラたちは、この話を「王様戦隊暗殺未遂事件の真実」として国民たちに明かそうとする…が、そこに今まで姿を消していたジェラミーが出現! 「全ての黒幕は俺だよ」と語るジェラミーの迫真の悪役演技と、「各側近に擬態して王様たちを襲った」というゲロウジームのウソによって、各国の民たちは「悪いのはバグナラク」だと信じてしまった。ジェラミーがゲロウジームと2人だけで下した決断とは、6王国を救うために自分たちが悪者を演じて消えることだった。 そんな時、ヒルビルが再び出現! ジェラミーたちの犠牲をあざ笑うヒルビルに、ギラたちは怒りをあらわにし、必殺技をさく裂させてチキューから追い払った。こうして王様たちは、釈放された側近たちと再び一緒にいられることになり、各国に平和が戻った。そして、2人ぼっちになったジェラミーとゲロウジームは、寄り添って眠る5王国の王様と側近たちの安らかな表情を見て安心し、どこかへ消えていった。 チキュー存亡の危機を救ったジェラミーたちは、これからどうなるのか? 新たな敵がチキューの平和を脅かし、隠されてきた謎が明らかになるのは、また次のお話…。
各国に平和が戻り始めたある日、リタ(平川結月)はヒメノ(村上愛花)の元を訪れた。用事を終えて早々に帰ろうとするリタをヒメノはお茶会に誘い、2人はなんだかんだ言いながらつかの間の楽しい時間を過ごすことに。しかし突然、イシャバーナが吹雪に襲われ、街一帯が凍ってしまった。イシャバーナを侵略した犯人は、なんとゴッカンの前国王兼裁判長のカーラス(吉井 怜)! 様子がおかしい彼女は、リタに気付いた途端に倒れてしまった。実はすでに死んでおり、しかも死亡したのは数日前だったという謎を残して…。 一方その頃バグナラクの地下神殿では、チキューを救うために自ら極悪人を演じたジェラミー(池田匡志)を、ギラ(酒井大成)が心配していた。バグナラクと人類の共存をもう一度誓う2人は、サナギムたちが連れてきた謎の男と出会うことに。その男は、どこかの雪山で行き倒れていたらしい。彼を助けようと、ギラとジェラミーはヒメノの元へ連れていくが、この謎の男こそが17年前の未曽有の大災厄「神の怒り」の犯人であり、宇蟲五道化の1人「静謐のグローディ」ことグローディ・ロイコディウム(天野浩成)だった! かつて、カーラスの捨て身の秘術「氷の封印」で長い間雪山に監禁されていたが、最近になってカメジムによって封印を解かれたグローディ。宇蟲五道化たちはカーラスを殺して死体を利用し、イシャバーナを襲わせたのだった。不死身の体を持っているらしいグローディは、圧倒的な力で王様たちを制圧し、さらにはセミシュゴッドを操って再びチキューに「神の怒り」を起こそうとし…!? 最悪の状況の中で、リタはある覚悟を決めた。幼い頃にカーラスによって右目に宿された氷の秘術を発動させ、彼女と同じく自分もろともグローディを封印しようとしたのだ。吹雪でセミシュゴッドたちの動きが止まり、リタはグローディと一緒に凍っていくことに…! しかしそれを、ヒメノは全力で止めた。両親だけでなく、友達までグローディに奪われるのが許せなかったのだ。 誰かを犠牲にすることなく敵を倒そうと決めたヒメノとリタに、グローディは容赦なく襲いかかろうとするが、何者かに吹き飛ばされることに。さらにその人物は、ジェラミー以外の王様たちまで倒した。その人物の正体は…ジェラミーの母親であるバグナラクのネフィラ! 2000年前に死んだはずのネフィラは、なぜ現れたのか? 彼女は敵か、味方か? その謎が明らかになり、2000年越しに再会した親子の愛によって王様戦隊の絆が試されるのは、また次のお話…。
ジェラミー(池田匡志)以外を倒した謎の人物は、彼の亡き母でバグナラクのネフィラだった! 2000年前に死んだはずのネフィラは、ダグデドに操られているらしい。ネフィラを使って翌日にシュゴッダムを滅ぼすつもりのダグデドは、ギラ(酒井大成)に「お前のことは、だぁーれも助けてくれないよ」「お前たちは最後、バラッバラのひとりぼっちで滅びる」などと不気味な予言を残して立ち去った。 ジェラミーいわく、ネフィラは大昔にあのダイゴーグをたった1人で倒した強者だという。彼女は、バグナラク同士の争いを止めるために奮闘したが、皮肉なことにバラバラだったバグナラクを結束させて総攻撃に遭い、息絶えたのだった。ダイゴーグ以上に強いネフィラが巨大化すれば、王様たちはゴッドキングオージャーで立ち向かうしかない。そして、そのためにはジェラミーの力が必要不可欠だ。しかし、ジェラミーが実の母親と戦えるはずがない…。苛立ったヤンマ(渡辺碧斗)は、力づくで従わせようとジェラミーに決闘裁判を申し込み、他の王様たちもそれぞれ自分勝手に行動し始める事態に。シュゴッダム滅亡のタイムリミットが迫る中で、ギラは王様たちを説得するも全て失敗し、すっかり困ってしまった。 そしてついに翌日、王様たちが恐れていた通りネフィラは巨大化し、シュゴッダムを襲撃! 巨大ネフィラに立ち向かったのは、他の王様たちに失望してダグデドに嘲笑われるギラ1人だけだった。しかし、ダグデドの予言は外れた。「ドッキリ大成功」というプラカードを持った5人の王様たちが登場したからだ。実は彼らは、ダグデドがネフィラを利用して王様同士を争わせようとしていたことに気付いていた。そのうえで王様たちは、バラバラになったフリをしてダグデドを騙していたのだ。王様たちは、この一部始終の映像を6王国に流し、以前の全国放送はチキューを守るための芝居だったこと、ジェラミーは無罪で王様戦隊の仲間であること、そして、真の黒幕がダグデドであることを国民たちに知らせた。 ジェラミーの汚名返上を果たした王様たちは、ついに巨大ネフィラと対峙することに。一瞬葛藤するジェラミーだったが、覚悟を決めてネフィラと向き合った。2000年間ずっと伝えたかった「愛してる」という彼の言葉に、ネフィラは一瞬自我を取り戻したかのように「ありがとう」と答え、王様戦隊によって倒された。 王様戦隊の絆と信頼が再確認できたのも束の間、騙された怒りで震えるダグデドは、「最悪の場所に飛ばしてやるよ」と、どこかの世界につながる複数の謎の扉へ王様たちをそれぞれ放り込み…!? 同じ扉に放り込まれたギラとヤンマが顔を上げると、そこは彼らが今まで見たことのない場所で…!? はたして、王様たちはどこへ飛ばされたのか? 彼らが謎の世界で別の戦隊と遭遇するのは、また次のお話…。
宇蟲王ダグデドの攻撃で、王様たちが謎の世界へバラバラに飛ばされてしまった! そこで敵に襲われたギラ(酒井大成)とヤンマ(渡辺碧斗)は、不思議な青年に助けられ…!? 一体ここはどこ? 新たな舞台で、王様戦隊キングオージャーが獣電戦隊キョウリュウジャーと遭遇する!
ギラ(酒井大成)たちが宇蟲王ダグデドによって飛ばされた場所は、チキューにそっくりな別の惑星・地球だった! この事実に気付いたジェラミー(池田匡志)は、地球の歴史が記された壁画からある仮説にたどり着いた。その仮説とは、「2000年以上前に、自分たちの祖先は宇宙船に変形したコーカサスカブト城で地球からチキューにやってきた」というもの。しかし、帰る手段がわかってもチキューと交信する手段は不明だ。 王様たちが作戦会議をする一方で、彼らと出会った獣電戦隊キョウリュウジャーは大ピンチに! ソウジ(塩野瑛久)が大ケガで動けなくなり、アミィ(今野鮎莉)がゾーリ魔たちに捕まってしまったのだ。ギラと、キョウリュウジャーの切り札であるプリンス(川名輪太郎)の活躍でアミィは助かったが、敵であるデーボス軍の首領「兜武神デーボス」が地球を本気で支配しようと動き出す事態に! デーボス軍にブレイブを奪われたキョウリュウジャーと、シュゴッドがいない王様たちは、それぞれ変身できない…。それでも、ギラとプリンスを除く2組の戦隊は生身で戦い、苦戦して大ピンチに陥ってしまった。 そんな時、力がみなぎる「地球のメロディ」が鳴り響き、キョウリュウジャーはブレイブを取り戻して完全復活! ギラの思いが通じてコーカサスカブト城とシュゴッドたちも時空を超えて現れ、王様たちはキョウリュウジャーと一緒に変身して反撃を開始! 2組の戦隊は地上で激しい戦いを繰り広げ、それぞれキングオージャーとキョウリュウジンを召喚し、合体した必殺技で兜武神デーボスを見事倒した。 再び平和が戻った地球で、「何があろうと地球は守る。俺は…この星のキングだ!」と誓った「プリンス」こと桐生ダイゴロウ。彼らキョウリュウジャーたちと別れた王様たちは、宇宙船に変形したコーカサスカブト城に乗って大空へ旅立った。王様たちの物語は、舞台が再びチキューに変わってまだまだ続く…。
地球の平和を取り戻し、トラブルがありつつも故郷チキューに帰ってきたギラ(酒井大成)たち。6人の王様たちがいない間、実はチキューはすっかり変わり果てていた。なぜなら、王様たちが戻ってきた頃にチキューでは半年が経っており、その間に国民たちは宇蟲王ダグデドにだまされていたのだ。特に、シュゴッダム国民の王様たちに対する怒りは激しかった。シュゴッダム国民たちは、「王様たちは民を見捨てた鬼」だと怒り、「王様を捕まえたら王族にして贅沢な生活をさせてやる」というダグデドの話を信じて「王様狩り」を始めた。 国民たちを攻撃するわけにはいかず、逃げるしかない王様たち…。そんな時、地中から大量のサナギムを連れてきたキンバエジームが突如出現! シュゴッダム国民だけでなく、バグナラクの民まで欲に目がくらんで王様狩りに参加したのだ。戦うしかないギラは、キョウリュウの力を宿した新たな武器「キングガブリカリバー」を使い、新たな巨大ロボ「キングキョウリュウジン」を降臨させ、なんとかキンバエジームを倒した。 戦いを終えた王様たちは、あることを確かめるためにコーカサスカブト城へ向かった。国民たちの話によると、現在のシュゴッダムは「シュゴ仮面」と呼ばれる男が王様だという。突然現れたシュゴ仮面は、ギラがいない間にシュゴッダム国王になり、高級な食料やアクセサリー、ゲームなどを国民たちに無料で与えて国を豊かにしたが、その幸せは他国の犠牲で作られたものだった。やがてギラたちは、そのシュゴ仮面と対面することに。その正体は…ギラに倒されたはずのラクレス(矢野聖人)! なんとラクレスは、ダグデドの手下として復活していた。最悪なことはそれだけではなかった。他の4王国が宇蟲五道化に支配され、それぞれの国は荒れ果てて各国民たちは苦しみ、チキューは壊滅状態だったのだ。 「地獄の底からよみがえったぞ」と不敵に笑うラクレスに、王様たちはどう挑み、そしてどうやって自分たちの国を取り戻すのか!? 王様たちの逆襲が始まるのは、また次のお話…。
王様たちがチキューを離れている間に、5王国は宇蟲五道化たちに支配されていた! 自分の国を取り戻すべく、王様たちはそれぞれ動き出すことに。王様たちが最優先したのは、チキューの情報の要であるンコソパだ。ヒルビルの洗脳の力でンコソパ国民のほとんどが支配されたが、シオカラ(千綿勇平)は耳栓のおかげで奇跡的に無事だった。彼の情報によると、ヒルビルの狙いはヤンマ(渡辺碧斗)が持つ「テッペンコンピュータ」。ンコソパの全システムを司るこのコンピュータを破壊して、国を完全に支配することが目的のようだ。 ヤンマがテッペンコンピュータを使って国民たちを助けてヒルビルを確実に追い詰め、彼をシオカラがサポートする中で、2人は自分たちの出会いを思い出した。――彼らが出会った数年前、当時の王様はどこかへ逃げてンコソパは崩壊していた。その時まだ何者でもなかったヤンマは、みすぼらしい姿でパソコンを操作する日々を送り、シオカラたちは闇組織の一員として国中に偽札をバラまいていた。偽札鑑定機を作って国民に配りまくったヤンマは、やがてシオカラたち闇組織に目を付けられて制裁を受けることに。激しい暴力を受けたヤンマだったが、己の信念は決して曲げなかった。この出来事をきっかけに、「彼はこの国を変えてくれる気がする」とシオカラたちはヤンマの漢気に惚れて、一生ついていくことに決めた――。 そんな過去を持つヤンマとシオカラは、ヒルビルによって窮地に追い込まれた。耳栓をうっかり外したシオカラは、ヒルビルにヤンマのパソコンを破壊するように命じられてしまったのだ。とっさに嘘発見器を装着したシオカラは、電撃を受けて命令に抵抗するが、このまま電撃を浴び続ければ彼は死んでしまう…。一方で、駆け付けたギラ(酒井大成)たちはヒルビルに洗脳される恐れがあるために近づけない…。犠牲になろうと覚悟を決めたシオカラを救ったのは、彼の洗脳を解くために自分のパソコンを破壊したヤンマだった。ヤンマは、最終的に「国」よりも「仲間の命」を選んだのだ。 洗脳が解けて目が覚めたシオカラは、国よりも自分の命を選んだヤンマに怒りをぶつけたが、やがて泣きながら「ごめん」と「ありがとう」を交互に繰り返した。シオカラの悲痛な泣き声も、ヤンマの「泣くなスカポンタヌキ」「ゼロから始めるんだよ」という声も、今はただ荒れ果てたンコソパの街の中に吸い込まれるだけ…。王様たちは、奪還に失敗したンコソパだけでなく、他の国も取り戻せるのか? 王座を奪われた王様たちの逆襲は、まだ始まったばかり…。
宇蟲五道化に支配された国を取り戻そうと王様たちが必死な時に、ヒメノ(村上愛花)が「私の結婚相手を決める盛大なお見合いを開く」と突然言い出した! 「我こそが結婚相手に相応しい」と多くの立候補者が集まる中、「ヒメノ様と結婚を約束した」という謎のイケメンが現れた。彼の名前は、ロマーネ・ディアーボーン(美波)。イシャバーナで長い歴史を持つ公爵家の跡取りだ。そんなロマーネと、突然のことで戸惑うギラ(酒井大成)たち王様は、ヒメノの結婚候補者としてお見合い対決をすることになった。 イシャバーナの城でさまざまなお見合い対決が繰り広げられている頃、地下牢ではボロボロの姿になったヒメノが、毒の病気で苦しむ国民たちを看病していた。実は、城にいるヒメノはカメジムが化けている偽物で、地下にいるヒメノが本物。カメジムは、ヒメノに化けてお見合い中に王様たちを殺そうとしていたのだ。カメジムを倒せば解毒できないと知ったヒメノは抵抗できず、しかも自分も毒を浴びて絶体絶命のピンチに陥っていた…。 そんなことなど知らない他の王様たちは、やがて偽物のヒメノ(正体はカメジム)に毒針を刺されそうに…! しかし、寸前のところで王様たちは助かった。未知の毒を解析して解毒剤を作ったヒメノが地下から復活し、ロマーネと一緒に偽物の悪事を止めたからだ。謎に包まれたロマーネの正体は、あの執事セバスチャン(吉満寛人)! 彼は、婚約者だとウソをついて偽物のヒメノを騙し、反撃の機会をうかがっていたのだ。 「美」とは見た目ではなく「生き様」だと言い放ったヒメノ。彼女が本物のヒメノだと確信したギラたちは、変身を解いたカメジムと戦うことに。激しい戦闘の末にカメジムは逃げていき、ヒメノはようやくイシャバーナを取り戻した。平和が戻った国で彼女はセバスチャンとの深い絆を再確認し、他の王様たちも国民たちとつかの間の楽しい時間を過ごした。 そこへ、ヒメノのお見合い騒動から1人だけ完全に逃げていたカグラギ(佳久創)の姿が。王様たちが次に奪還する国はトウフだ。カグラギがトウフを取り戻すために奮闘し、因縁の相手や己の過去と向き合うのは、また次のお話…。
宇蟲五道化に支配された5王国を取り戻すべく、次はトウフの奪還に向けてカグラギ(佳久創)が動き出した。現在のトウフの玉座に座るのは、17年前に死んだはずの前王殿イロキ(雛形あきこ)。グローディ(天野浩成)の能力でよみがえったのだ。トウフから各国に食糧が届かず、他の国では王様も民もみんな腹ペコ状態だ。 ――今から17年前…カグラギはただの農民で、生前のイロキは民に誠実な王様だった。カグラギは、自分が作ったおいしい米をイロキに認められ、さらには馬鹿正直な性格を気に入られて「私のもとで王殿を学ぶのだ」と城へ通うように命じられた。しかし、イロキは同じ年に起きた事件「神の怒り」で変わってしまった。大混乱の中で彼女は、食糧を独占して多くの民を飢えさせたのだ。ある晩に、トウフの民たちが城から食糧を奪い返そうと決意する中、誰も傷つけたくないカグラギは1人でイロキを説得することに。火に包まれた城から帰ってきた彼の手は、イロキの血に染まっていた。これが、「王殿カグラギ」が誕生した瞬間だった――。 因縁のイロキと17年ぶりに対峙したカグラギ。神妙な面持ちの彼に、イロキは「玉座を返してほしければ、あの時のように私を殺せばよいではないか」と笑ったが、彼女たちの過去には「ある真実」が秘められていた。17年前、実は何者かによってトウフの米に毒が混入していたのだ。毒入りの米のウワサが他国に広まれば、トウフの信用は落ちてしまう。イロキは、国の名誉と民の未来を守るために悪者を演じて食糧を独占し、王様の座をカグラギに譲ったのだ。カグラギは、彼女のその覚悟を裏切ったのだった…。 ところで、トウフの米に毒を混入したのは誰か? それは、神の怒りを起こした張本人でもあるグローディだった! グローディは、同じ作戦で毒入り米をギラ(酒井大成)たちに食べさせようとし、さらには怪人化して圧倒的な力で攻撃! しかし、過去に決着をつけたカグラギの登場によって退散していった。そしてイロキは、カグラギの覚悟を認めたように微笑み、灰になって消えていった…。 過去と向き合ってトウフを取り戻し、「この先は最も汚れた道を行く」と決意したカグラギ。イシャバーナとトウフを奪還した王様たちが、次に向かうのはゴッカンだ。王様たちが国を取り戻そうとするも、とんでもないことに巻き込まれてしまうのは、また次のお話…。
宇蟲五道化に支配された国が王様たちに次々と奪還される中、ゴッカンではミノンガンとゴーマが審査員を務める「宇蟲王専属アイドルオーディション」が始まろうとしていた…! 大勢の観客の歓声を浴びてステージに登場したのは、アイドルの衣装を着たリタ(平川結月)! リタは、素晴らしいダンスパフォーマンスで審査員と観客たちのハートを掴み、1次オーディションをクリアした。 変装してこっそり様子を見に来た王様たちは、敵の考えもリタの考えも全くわからず戸惑い気味。様子がおかしいリタのことは特に心配だ。そのため王様たちは、それぞれ「リタがアイドルを目指す理由」を推理したが、その予想はどれもハズレだった。 最終オーディションの歌唱パフォーマンスでも、リタは大活躍! 会場は大いに盛り上がり、王様たちも感動して涙を流した。そこでミノンガンは、「素晴らしい。だからこそ試練を与えましょう」とヒルビルを召喚! ステージのセンターの座を賭けたヒルビルとのパフォーマンス争いで、激闘の末にリタは負けてしまった…。 そんなリタの元に、リタの大切なものを持って現れたギラ(酒井大成)。「自分はいらないって思ったの? 違うよ!」「リタさんは正しく生きようとする人の世界を守ってくれていたんだよ!」「リタさんは絶対チキューに必要な人だ。だからいつものリタさんに戻ってよ!」と、ギラは心の底から訴えた。さらにはモルフォーニャ(長谷川かすみ)も、「私だけはずっと一緒にいますから!」と本音を明かした。2人の優しさによって、リタは泣いて正気に戻る…というよりも、元々正気だった。「アイドルに成りすまして五道化の能力や目的を探っている」と本人が最初から言っていたとおり、リタはずっと潜入捜査をしていたのだから。計画が全て台無しになったリタは怒りを爆発させ、ミノンガンとゴーマをゴッカンから追い払った。その日のゴッカンは珍しく晴れ、ちょっとだけ素直になったリタと嬉しそうなモルフォーニャの賑やかな声が響いた。 イシャバーナ、トウフ、ゴッカンを取り戻した王様たちが次に向かうのは、一度奪還に失敗したンコソパだ。負け続きの宇蟲五道化が本気になり、王様たちが「隠された奥義」で戦うのは、また次のお話…。
ヒルビルが支配するンコソパの奪還リベンジに向けて、王様戦隊を招集したヤンマ(渡辺碧斗)。彼いわく、オージャカリバーには「宇蟲五道化をブッ倒す」ほどの力が隠されているという。強大な力は、反動で使用者が死ぬかもしれないリスクがあるために長らく隠されていた。この「隠しコマンド」を解除してンコソパを奪還しようと王様戦隊が燃える一方、負け続きでダグデドに脅された宇蟲五道化も本気を出そうとしていた…。 隠しコマンドの解除には、ヤンマが用意したウルトラコンピュータをペタ城の王の間に接続しなければいけないらしい。5個のダミーと1個の本物を含むウルトラコンピュータを持った王様たちが一斉に奇襲すれば、1人で玉座にいるヒルビルの狙いは分散されるはず…。しかし、この作戦は宇蟲五道化に筒抜けだった! 王様戦隊はそれぞれ宇蟲五道化と戦うが、圧倒的な力に倒れ、次々と囮のウルトラコンピュータが破壊されてしまった。 5個のウルトラコンピュータが破壊されたことで、ヤンマが持っているものが本物だと確信したヒルビル。しかし、ヒルビルが壊した最後のウルトラコンピュータもダミーだった! 実は王様たちは囮で、シオカラ(千綿勇平)が隠しコマンドを解除するまで時間稼ぎをしていたのだ。やがて、ペタ城の頂上にたどり着いたシオカラは稲妻を発生させ、6体のシュゴッドに電撃を落として覚醒させた。 覚醒したシュゴッドのエネルギーは、「王鎧武装・凌牙一閃!」と天に剣を掲げた王様戦隊の全身を射抜いた。強大な力を得た王様戦隊は、凄まじい戦闘を繰り広げてヒルビルを追い詰め、ンコソパ国民の洗脳の解除に成功。ヒルビルを含む宇蟲五道化には逃げられたが、ゴーマを倒してンコソパも取り戻した。 王様たちがリベンジを果たしつつも力の反動で動けない中、ダグデドの部屋にはなんとラクレス(矢野聖人)の姿が…! ゴーマが死んだ理由には、実はラクレスが関わっていた。宇蟲五道化の座が欲しかったラクレスは、戦いの前にヒルビルを上手く丸め込み、ヒルビルはゴーマに「ピンチの時に身代わりになれ」と洗脳していたのだ。しかも、ラクレスのこの作戦には、王様戦隊であるカグラギ(佳久創)も関わっていて…!? はたして、ラクレスは何を企んでいるのか? 彼が本格的に動き出し、ギラ(酒井大成)の隠された秘密が明らかになるのは、また次のお話…。
強大なパワーの反動で体がボロボロになり、気を失った王様戦隊。王様たちが動けない中、ゾンビ化したサナギムたちがシュゴッダムで大暴れ! 目覚めたギラ(酒井大成)が戦うも、ダメージが残っていて大ピンチに…。そんなギラを助けたのは、地球から駆けつけたプリンス(川名輪太郎)だ。戦いの中でなぜかシュゴッドたちがサナギムを無視して城壁を破壊する一幕もあったが、ギラとプリンスは息の合ったコンビネーションでなんとかピンチを切り抜けた。2人は久しぶりの再会を喜び、やがてプリンスは地球へ帰っていった。 「シュゴッドたちが宇蟲王ダグデドに操られているのではないか」とギラが心配する一方で、「バグナラクと一緒に他の国も攻めてきやがった!」とシュゴッダム国民たちは大騒ぎ。そんな国民たちの前に、彼らが信頼するダグデドと「シュゴ仮面」ことラクレス(矢野聖人)が現れた。ラクレスは、国民たちに隠していた自分の正体を明かし、ギラに関する信じがたい真実も告げた。その真実とは、実はギラは「全ての昆虫生命体の創造主であるダグデドが生み出した生物」であり、「不死身でシュゴッドを操れる宇蟲王の力を受け継いでいる」ということ。さらにラクレスは、「ギラは、バグナラクを滅ぼした後に人類を裏切った。王様戦隊を名乗る反逆者と共に、5王国の大半を支配した。その真の目的は、人類の滅亡である」と断言! 嘘と本当が入り混じった内容だが、思い返してみれば、シュゴッドと意思疎通ができてキングオージャーを降臨させられるのはギラだけだ。そのため、ほとんどの国民はダグデドとラクレスの言葉を全て信じてしまった。 やがてギラは、自分の意志に反してダグデドと同じ動きをし、ついにはキングオージャーを召喚! 降臨したキングオージャーは、巨大ゾンビイラガジームとザリガジームを引き連れ、シュゴッダムの街中を目指して歩いていった…。一連の出来事と、「早く逃げないとギラに殺されちゃうぞ」というダグデドの言葉で、シュゴッダム国民は絶望のどん底に…。ダグデドの支配から解放されたギラも呆然とし、絶望で涙を流した…。 誰もが絶体絶命と思った時、奇跡が起きた。シュゴッドたちがダグデドに抵抗し、ギラと戦う意志を示したのだ。本来は動けない他の5人の王様たちもシュゴッドの意志に応えて立ち上がり、ギラを含む王様戦隊はダグデドと対峙することに…! 反逆の王様戦隊は、チキューの危機を救えるのか? 暗躍するラクレスの次の一手とは? チキューと王様戦隊が再び追い詰められてしまうのは、また次のお話…。
ギラ(酒井大成)は、宇蟲王ダグデドが生み出した存在だった。シュゴッドと意思疎通できるのも、不死身なのも、ダグデドから力を受け継いでいたから…。ラクレス(矢野聖人)から明かされたこの事実にギラは絶望するが、それでも立ち上がり、仲間たちと戦う意志を示した。 その一方で、ラクレスの計画は着々と進んでいた。なんと彼は、ギラ以外の王様たちを殺そうと各国の王の間に時限爆弾を仕掛けていた! 「全ての王が死ねば、この星は滅んだも同然。それを待ちながら、選ばれし人間だけを集め、チキューを出る準備を進めます。別の種族を滅ぼすために…」「集めた民は、ダグデド様が次に片付けたい星へ送り届けます。道具ですので、お好きなように」と語るラクレスに、ダグデドはニッコリ。「死ぬまで遊び倒すぞ~!」と高笑いした。 やがて、ギラはラクレスの計画を知るが、他の王様たちは爆弾の解除で大騒ぎ! ヒルビルに洗脳された側近たちに邪魔されてしまい、他の王様たちはギラを手助けできそうにない…。そんなギラの前に、ついにラクレスが堂々と勝負を挑んできた! 激しい戦闘を繰り広げる中で、「辿り着いた星で、新たな生物を滅ぼす。それを繰り返すことでしか人類は生きることを許されない」と言い捨てるラクレスと、「民を終わらない戦いに巻き込むのか。残された民は見捨てるのか。それが王のすることか…!」と激怒するギラ…。そこに、時限爆弾で動けないはずのカグラギ(佳久創)の姿が…! 王様戦隊を裏切ったかのように、カグラギはオージャクラウンランスをラクレスに渡し、ラクレスはギラに強烈な一撃を放った。 ダグデドは、傷だらけで地面に倒れたギラを見て大喜び! ラクレスに「不死身を殺す力」を与えて、「切ってみるといい。ちゃぁんと死ぬ」と嬉しそうだ。ついに、「邪悪の王」ギラが「暴虐の王」ラクレスにとどめを刺される…。誰もがそう思う中、ラクレスが斬ったのはギラ…ではなく、背後にいたダグデドだった! 「立て、ギラ。宇宙を救う時だ!」とギラに呼びかけたラクレス。ラクレスの真意とは? そして、彼が長年ギラに隠し続けた秘密とは? その全貌が明らかになるのは、また次のお話…。
宇蟲王ダグデドを倒すために、実は長年「邪知暴虐の王」のフリをしていたラクレス(矢野聖人)。彼には、「宇宙を救うため」にギラ(酒井大成)に長年言えない秘密があった。 「神の怒り」事件が起きた17年前、ラクレスは幼いながらに「ダグデドを倒すために邪悪に身を堕とす」決心をした。やがて王様になった彼は、ダグデドに従順なフリをし続ける裏で、いつか反撃するための力をつけようと、キングオージャーを独占して5王国を支配しようと考えていた。そんな中、数々の想定外の出来事が起きた。その出来事を起こしたのは、全てギラだ。ギラは、ダグデドから受け継いだ力をラクレスが予想していた以上に早く覚醒させ、さらにはダグデドに支配されないキングオージャーZEROを倒し、2度目の決闘裁判で勝利した。しかし、このギラのパワーアップこそラクレスが本当に望んでいたことだった。「ダグデドを倒せるとしたら、その力を引き継ぐギラしかいない」と思ったラクレスは、カグラギ(佳久創)とスズメ(加村真美)を利用し、ギラにゴッドカブト、オージャクラウンランス、キングコーカサスカブトといった力を託した。 多くの国民と王様たちから信頼されて成長していくギラに、ラクレスは安心した。その後、ラクレスは唯一の懸念だったスパイ(=カメジム)を排除して、「邪知暴虐の王」として民に醜態をさらし、ギラに玉座を譲り、命がけで次の計画に移った。それが、「ダグデドの忠実な下僕になってチキューを支配すること」だ。そう、全ては「不死身のダグデドを殺す力」を手に入れるために…。 そんなラクレスの長年の計画が、ついに実を結んだ。彼はギラと一緒に、ダグデドを追い詰めたのだ。激しい戦闘を繰り広げ、一時はピンチに陥るギラとラクレスだったが、兄弟の絆でついにダグデドを倒した! しかし、他の王様たちが駆けつけた時にラクレスの身体は限界を迎え、彼の命が助かるかは絶望的だった…。はたして、ラクレスは助かるのか? 生き延びたとしても、大罪を犯した彼は今後どうなってしまうのか? ダグデドとシュゴッダム、そしてラクレスに起きた「全て」のことがわかるのは、また次のお話…。
ついに宇蟲王ダグデドを倒して命も助かったものの、大罪人として裁判を受けることになったラクレス(矢野聖人)。彼は、被告人席で「人類の絶望の歴史」を語り始めた…。 ――シュゴッダム王家は2000年にわたってダグデドに仕えていたが、忠実なフリをしながらひそかに反撃の時を待っていた。反撃のきっかけを作ったのは、先代の国王コーサス(中村獅童)だ。「この先、未来永劫、ダグデド様と宇宙のお片付けを共にするため、『滅びの力』を賜りたい」という彼の一言で、ダグデドは一瞬にしてコーサスの妻にギラ(酒井大成)を身ごもらせた。 それから月日が経ち、幼いラクレスは父コーサスの指示でギラにあるものを食べさせた。それは、ギラの幼少期の記憶に残っている「レインボージュルリラ」。おいしそうなゼリーのような見た目だが、実は中身はゴッドクワガタのシュゴッドソウルだった。コーサスいわく、「昆虫生命体の命を身体に取り込むことで、より昆虫に近づいている。あといくつか食べさせたら、記憶を失って人であることすら忘れて従順になる」という。彼はラクレスに、滅びの力を持つギラを使ってダグデドを倒せというのだ。感情を押し殺して「ギラは宇蟲王を倒すための道具」だと言い放つコーサスと、シュゴッダム王家の悲しい運命に、ラクレスは戸惑い、葛藤した…。 やがて、反逆の意志を見抜かれたコーサスは壮絶な戦いの末に宇蟲五道化に倒され、ダグデドは人類への見せしめとして「神の怒り」事件を起こした。この時に多くの民を見殺しにするしかなかったラクレスは、絶望しながらも亡き父と同じく覚悟を決めて邪悪に身を堕とした。これが、「シュゴッダム史上最悪の王ラクレス」が誕生した瞬間だった――。 宇宙を救うための大義とはいえ、自らの意志で多くの民を犠牲にしたラクレス。これまでの自分の行為について、彼は「正当化されるようなことは未来永劫あってはならない」とし、被告人席で自分が語った記録を消してほしいと願った。そんな彼に下された判決は死罪…。だが、王様たちはラクレスに「王様戦隊の道具として生きろ」と求めた。 その理由は、王様たちの私情だけでなく、ダグデドがまさかの復活を遂げたからだ。王様たちの想いをくみ取ったラクレスは、「私は戦う。この命、民を救うために捧げる」と決意。そして、「王は国民全員を守る。国民は手の届く大切な人達を守る」という幼い頃の夢を今こそかなえようと再び立ち上がった。 こうして、ようやくギラの想いがラクレスに届き、幼い頃のように手を取り合えたハスティー兄弟。彼ら王様戦隊が、復活したダグデドを倒す新たな戦いに挑むのはまた次のお話…。
復活したダグデドを倒す切り札は、王様たちがそれぞれ持つ「王の証」にあった。ラクレス(矢野聖人)いわく、王の証には、国を滅ぼしかねない危険な力が封印されているという。力の使い方を間違えないようにするためには、「まとめ役」が必要だ。そこで王様たちは、王様戦隊のリーダーを決める対決をすることに! 紙風船をピコピコハンマーで割る対決は、いつのまにか取っ組み合いのプロレス大会になり、最終的には武器を使って本気で戦う大騒動に発展! 様子がおかしい王様たちに、ギラ(酒井大成)は「こんなの、ただの仲間割れだ!」とあたふた…。そこに、王の証の力を解析して使えるようにしたヤンマ(渡辺碧斗)が現れ、電撃で王様たちの変身を強制解除し、カオスなリーダー対決を終わらせた。 これで一段落…とはならず、ヤンマは他の王様たちをさらに攻撃して暴走! 彼の電撃で、城にいたギラは街中に吹き飛ばされてしまった。そこでギラが見たのは、ヒルビルに洗脳されてつかみ合いのケンカをする民たち…。ダグデドに新たな力を与えられてパワーアップしたヒルビルは、民だけでなく王様たちも操っていたのだ。 雷が落ち、街中が火事になり、恐怖で逃げ惑う民たちに、ダグデドはニッコニコ。民たちをコレクションにしようと、天からドロドロの琥珀を降らせて固めていった。最悪の状況の街を見下ろすヤンマも、「無敵じゃねえか…」「俺がテッペンだ…!」と笑顔だ。そんな彼を正気に戻そうと、ギラは「ヤンマは王様だろ! だったら民を守るためにしか力は使っちゃダメだ! 一人も残さず救うために、みんなを見渡すためにテッペンに立つんだろ!」と一喝! ギラの熱い思いと拳によってヤンマの洗脳は解け、2人はキングオージャーを召喚! 巨大化したヒルビルを見事倒し、琥珀に閉じ込められた民たちを助け出した。 因縁の相手ヒルビルに勝利し、もう1人の因縁の相手ラクレスとの会話で、「自分が目指すテッペン」を考え直したヤンマ。やがて彼は、王様たち1人1人に誠意を見せ、6人の王様たちはリーダーを決めることなく六王国同盟を結んだ。その瞬間、それぞれの王の証に光が…! 王の証の力の封印を解く方法とは、王様たちの団結だったのだ。こうして王様たちが新たな力を得るも、宿敵ダグデドとの決戦前にドタバタな騒動に巻き込まれるのは、また次のお話…。
六王国同盟を結んだ王様たちに光が…! 団結こそが、「王の証」の力の封印を解く最後の鍵だったのだ。さっそく王様たちは、宿敵・ダグデドとの決戦に向けて「王の証」の力を使いこなそうとするが、強大なパワーの制御は至難の業。先陣を切ったカグラギ(佳久創)は自分の炎で火だるまになり、彼を助けようとしたリタ(平川結月)は自分の吹雪でカチコチに固まってしまった。 悪戦苦闘する王様たちに、ラクレス(矢野聖人)から助言が。「君たちは戦士である以前に王だ。帰れるかもわからぬ戦いに挑むなら、相応の準備が必要だろう」という彼の「準備」という言葉には、「後継者を決めること」も含まれている。カグラギとリタは後継ぎ問題を抱えているため、複雑な表情だった。 そんな王様たちの前にミノンガンが突然現れ、謎のビームを連射! そのせいで、スズメ(加村真美)とモルフォーニャ(長谷川かすみ)は記憶だけ10年以上前に戻り、ギラ(酒井大成)たち3人の王様は精神だけ子どもに戻ってしまった。カオスな展開の中で特に厄介なのは、スズメとモルフォーニャだ。ラクレスへの愛を忘れたスズメは彼を殺そうとし、実は罪人夫婦の子どもであるモルフォーニャは手癖の悪さまで戻ってどこかへ行ってしまったのだ。 この大騒動をきっかけに、カグラギとリタは相談してあることを決断した。リタがカグラギに頼んだのは、「あたたかい国で食っちゃ寝生活」を夢みるモルフォーニャをトウフ国民として受け入れること。つまり、ゴッカンの後継ぎ候補から外すということだ。一方のカグラギがリタに頼んだのは、ラクレスとスズメの結婚を法的になかったことにすること。つまり、スズメをトウフに帰して彼女を正式に後継ぎにするということだ。王様たちのこの提案に、スズメとモルフォーニャはそれぞれ喜んだ…が、本心は違った。それは、「実は似た者同士」であるカグラギとリタも同じで…!? そんな時、再び王様たちの前にミノンガンが! カグラギとリタは、「王の証」の力を掛け合わせることでミノンガンを封じることに成功し、スズメとモルフォーニャ、そしてギラたち他の王様を元に戻した。 王位継承についてそれぞれ葛藤し、最終的に1つの答えを出した2人の王様と2人の後継者候補。リタはモルフォーニャが裁判長になることを心から望み、カグラギはスズメが愛する人を見つけて幸せになることを何よりも願った。そして、モルフォーニャとスズメは王様の想いにそれぞれ応えた。彼ら・彼女らの物語はまだまだ続く。そして、戦いはこれまで以上に激しさを増してゆく…。
宇蟲五道化を次々倒していく王様たちの前に、グローディ(天野浩成)が現れた! 謎が多いグローディは不死身で強敵だが、今の王様たちには「王の証の力」という圧倒的な力がある。その1つが、ヒメノ(村上愛花)の「どんな生命の命も刈り取る力」だ。これによってグローディは一度倒れたが、死ぬことはなく、そのまま姿を消してしまった…。なぜ、ヒメノの力はグローディに効かないのか? 王様たちがその謎を解かなければ、最悪の場合ダグデドを倒す計画は根本から崩れてしまう…。 王様戦隊がグローディの攻略方法を探す中、ジェラミー(池田匡志)はラクレス(矢野聖人)との密談で自分の「王の証の力」を知った。ジェラミーが先代から継承されたのは、「永遠の命」で、これのおかげで彼の見た目は2000年近く変わっていなかったのだ。やがてジェラミーは、このことをヒメノだけに伝えることに。「もしその力を医療に転用できれば、人もバグナラクも不老不死にすることだって夢じゃない」「それに…死者をよみがえらせることだってできるかもしれない」と語るヒメノと、黙って彼女の言葉を聞くジェラミー…。2人の脳内に浮かんだのは、最愛の家族だった…。ヒメノとジェラミーはそれぞれ葛藤し、グローディの衝撃的な事実にたどり着き、最終的に2人だけの秘密としてある決断をした。 そんな時、複数のゾンビ怪ジームを引き連れたグローディがイシャバーナに出現! ギラ(酒井大成)たちがゾンビ怪ジームたちの相手をし、秘策があるヒメノとジェラミーがグローディと対決することに! グローディに隠された衝撃事実とは、「実は彼はすでに死んでいる」ということ。そして、その生きた屍であるグローディを倒す秘策とは、「ヒメノがジェラミーから刈り取った永遠の命をグローディに移植すること」だった。覚悟を決めたヒメノとジェラミーの計画は成功するが、グローディは今まで以上に力を増してしまい…!? 覚醒したグローディによって、大量のセミシュゴッドで空が埋め尽くされてしまったイシャバーナ。その光景は、まるで17年前のあの日と同じ…。再び起きた「神の怒り」と、パワーアップしたグローディに、王様たちはどう立ち向かうのか!? 王様たちが絶望を希望に変えるのは、また次のお話…。
覚醒したグローディ(天野浩成)によって、17年前の悪夢「神の怒り」が再び起きた…! 「神の怒り」がチキューを覆い尽くすまでのタイムリミットは、数時間しかない。 この緊急事態からチキューの民全員を守るべく、ギラ(酒井大成)たちは「対『神の怒り』用避難計画」を発動することに。シュゴッダムは救護・避難用シュゴッドを配備し、ンコソパはウルトラコンピュータで被害範囲を予測した後に民の避難誘導をし、イシャバーナは各国のケガ人の救護・治療をし、トウフは国民1人につき米俵1つを持って食で避難生活を支援し、ゴッカンは囚人たちが他の民たちを避難誘導し、狭間の国バグナラクは地下の避難所へやってきた民たちを受け入れた。この計画で6人の王様と、各側近たち、そしてラクレス(矢野聖人)の心の中にあったのは、「誰も死なせない」「必ず全員助ける」「誰一人見捨てたりしない」といった強い想いだ。17年前にはなかったこの団結によって、王様たちはタイムリミット内に民全員を避難させることに成功した。 やがてギラたち王様とラクレスは王鎧武装で変身し、ゴッドキングオージャーを召喚! 7人が乗ったゴッドキングオージャーは、チキューの上空を覆うセミシュゴッドを次々と爆散させ、巨大化したグローディと戦うことに。そして激しい戦闘の末に、ゴッドキングオージャーの必殺技でグローディは倒された。ついに死んで死の国ハーカバーカにやってきたグローディは、静かに眠る…ことは許されず、無数の死者たちに取り囲まれて終わらない苦しみを味わうのだった…。 一方チキューでは、王様たちがシュゴッダムの城の前に集まっていた。イシャバーナ医療班からの最終報告によると、避難したケガ人の治療は完了しており、今回の「神の怒り」における死亡者数はゼロだった…! チキュー上の全員の命が救われたことに7人は安堵し、笑顔で肩を組み、喜びを分かち合った。こうして再びチキューの危機を救った王様たちは、いよいよ宇蟲王ダグデドとの決戦に挑む。『王様戦隊キングオージャー』最終章の幕が開けるのは、また次のお話…。
ついに、宇蟲王ダグデドと最終決戦を迎えることになったギラ(酒井大成)たち。ダグデドを倒す鍵は、6つの「王の証」の力を利用した「超絶怒涛究極完全体キングオージャー」を作ることだ。しかし、王の証が1つ足りない今、王様たちはすぐにダグデドに対抗できない。 そんな時、恐れていた事態が起きた。「もし今、俺様の気まぐれでチキューを全部キレイさっぱり片付けるって言ったら、どーする?」と、王様たちの前にダグデドが現れたのだ。王様たちは今ある力だけで必死に戦ったが、ダグデドに傷1つつけられなかった。 絶望的な状況で覚悟を決めた王様たちは、避難計画「ゼロ」を発動することに。6王国の側近たちは大慌てで避難の準備をし、民たちを引き連れて避難場所に集まった。しかし、そこは以前避難した狭間の国バグナラクではなかった。そして、何か事情を知っていながら語らないラクレス(矢野聖人)から、キングコーカサスカブトやシュゴッドに乗るように誘導されたこともあり、民たちは戸惑った。納得がいかない側近たちは、王様たちから「全員の避難が済むまで絶対に開けてはいけない」と託されたバッグを開けた。 バッグの中には、なんとそれぞれの「王の証」とヴェノミックスシューターが入っていた! さらにはホログラムの王様たちが現れ、「今から皆さんには、別の星に移り住んでもらいます」と衝撃的な発言をした。王様たちは、自ら犠牲になって民の避難時間を稼ぎ、民を別の星に移らせて新たな命を育んでもらい、いつかダグデドを倒してほしいと意志を託したのだ。それは、2000年前の先祖たちがチキューに移り住み、物語として伝え、自分たちが意志を受け継いできたことと同じことだった。王様たちが、「いつか勝つための戦い」として民たちの命を優先したことをラクレスは知っており、そのうえで彼らの苦渋の決断を受け止めていたのだ。 王様たちの覚悟を知った誰もが沈黙したが、「チキューの未来を切り開けるのは、王様戦隊しかいない!」と側近たちは王の意志に背いた。そして、「度し難い」と言いつつもそれに同意したラクレスとともに、反逆の意志を示した! そんな彼らを、宇蟲五道化最後の1人・カメジムが妨害したが、「死の国」からまさかのデズナラク8世が現れ…!? 一方その頃、シュゴッダムはダグデドの力で荒れ地になり、傷ついた王様たちが倒れていた。ただ1人、まだ戦う意志を瞳に宿したギラを残して…。『王様戦隊キングオージャー』最後の物語の幕は、まだ上ったばかり…。
宇蟲王ダグデドによってチキューは壊滅状態になり、ギラ(酒井大成)以外の王様は全員倒れてしまった。たった1人でもギラは戦おうとするが、民たちを乗せたはずのコーカサスカブト城が墜落し、彼は絶望のどん底に突き落とされた…。 絶体絶命のピンチの中で、王様たちが予想していないことが起きた。6王国の民全員が王様の意志に反逆し、戦場に駆け付けたのだ。その先頭に立つのは、「王に背く邪悪なる意志を抱く者は集え! 共に王を救うぞ!」と叫んだラクレス(矢野聖人)だ。王様たちは驚き、全員に逃げろと命じたが、ラクレスも各国の側近も民たちも自分の信念を曲げなかった。そのため王様たちは、さまざまな葛藤の末に彼らの決断を受け入れて、全員でダグデドとの最終決戦に挑むことに! しかし、ダグデドの人智を越えた力と、無数の手下、そして復活した宇蟲五道化によって、王様と民たちは追い詰められていった…。 そんな中、さらなる意外な人物たちが現れた。それは、死の国「ハーカバーカ」からやってきた、デボニカ(佐倉綾音)、カーラス(吉井怜)、イロキ(雛形あきこ)、ディード(クラウス)、メタリー(ダーブロウ有紗)、ボシマール(福澤重文)、ネフィラ、デズナラク8世、そして…始祖の王・ライニオール! ダグデド一派との戦闘、ケガ人の治療、ダグデドを倒すために必要な「永遠の命」の代用品の開発、戦いに勝つための腹ごしらえの準備など、全員が自分に今できることを精いっぱいやった結果、戦況は劇的に変わっていった。 絶望的な状況でもあきらめず笑顔なチキューの人々に、ダグデドはイライラ…。そんなダグデドに、いつもの高笑いをあげたギラと、復活した5人の王様が再び立ち向かう! 王様戦隊による、全宇宙を懸けた激しい戦いの結末が明らかになるのは、また次のお話…。
駆けつけた民たちの想いを受け止めたギラ(酒井大成)たち王様は、ついに宇蟲王ダグデドと最終決戦を迎えることに! 宇蟲五道化最後の1人・カメジムもいなくなった今、王様戦隊に「勝利」という希望が見えてきた。しかし、ダグデドを倒す鍵「超絶怒涛究極完全体キングオージャー」を降臨させるためには、「永遠の命」の代用品が絶対に必要だ。そのため、民たちは「永遠の命」の代用品開発を急ぐが、なんとダグデドがチキューの大きさを超えるほど巨大化してしまった! 超巨大ダグデドが今すぐにでもチキューをつぶしそうな絶体絶命の中で、王様たちは「永遠の命」に代わるものの存在に気付いた。それは、「無限に連なる小さき命」、つまり民たちの命だった。王様たちを信じて「我ら民、王に命を預けよう!」と民たちが叫ぶと、全員の胸元が輝き、その光は次々と繋がって集まり、王様たちの剣と、他の5つの「王の証」と呼応した。こうして王様戦隊が降臨させたゴッドキングオージャーは巨大化していき、超絶怒涛究極完全体キングオージャーとなった! 超絶怒涛究極完全体キングオージャーVS超巨大ダグデド! 宇宙空間で、シュゴッドたちは限界を超えて最後まで戦うことを選び、その意志を王様たちは受け止めた。やがて、シュゴッドたちが爆発して消えていく中で、王様たちはダグデドにトドメを刺し、ようやく勝利することに! そして、「シュゴッドたちとはまた会える」と信じて、ギラは仲間たちのもとへ向かっていった…。 再び平和を取り戻したその後のチキューは、本当の意味で一つになろうとしていた。6王国を1つにする大革命は、王様たちのケンカでご破算になったものの、国境や種族の垣根を越えて、これからも「違う者同士」みんな共に生きていくことだろう。 …さて、『王様戦隊キングオージャー』の物語はこれでおしまい。たとえチキューに新たな危機が迫っていても、王様戦隊はこれからも人々を守り抜く。相変わらず我が強い王様たちは、いざという時にしか団結しないが、手を組んだら無敵! そんな王様たちの物語は、人々の間で永遠に語り継がれていく…とさ。
映像表現の進化にビビる。対人戦もロボ戦も魅入る。
2部作構成で個人的に1部の方がストーリー展開は好みで2部はちょっと壮大にし過ぎた感じはあった。それでもクライマックスで満足。
全体的にキャラクタ…
当時、第1話で、『架空の国』と言う設定を、
『CG&背景合成』でやっているのを観た時に、
『いや、凄いんだけど、予算、大丈夫なの?』
と思っていたら、第2話で、毎度、お馴染みの
『埼玉スーパーアリー…
細かいことを何も考えず、というかキャラクターの言動と展開に1ミリも疑問を持たずに全て受け入れ、「考えるな、感じろ!」精神で見れる人にはすごく楽しいんだろうなという作品。
前半2クールは実際面白かった…
視聴者の期待を煽るのが非常に上手かった作品。
最初は割と楽しんでいたんですが、毎回自分で上げたハードルの下を潜り抜けてくるので、終盤は冷めた目で見てました。
今までの戦隊には無かった目新しい要素や…
ドラマもやっとこさ観終わった
ラスト3話は一気見したけど、映画に出てくるキャラたちが登場しておぉ〜となった
生死の戦い中やのに休憩でおにぎり食べながらワイワイしてるシーンはやはり子供番組だなと安心し…
非常に非常におもしろかった。
戦隊ものは無知なので、いろいろ偏見あったのだけど違った。これが別枠なのかもしれないけど、、
キャッチフレーズの組め"たら"無敵がそれそのままキングオージャーを表してて…