主人公はスランプに陥っている小説家。
どうにも書けないということで、昔行ったことのある田舎の一軒家へ気分転換に行ってみると意外と居心地が良くて、編集担当者に移住すると告げ、住人に。
そこに、昔遊んだことがあるというやつがいたり、お世話になったおじさんがいたり、なにより、ある日居酒屋に集合とともにみんなから消防団への入隊のお誘い。一度は断るんだけど、ある日おじさんの家が火事に。
一所懸命に消火活動や救護活動をしてる姿を見て、それまで消防団に対する考えが変化して執筆活動もはかどり、そして自分も消防団に入隊すると。
しかし、あの火事は付け火(放火)じゃないかと。
怪しい人物がいるけれど、その人は確かにしゃべることもないし、目つきも怖いけれど、主人公のその場限りの話に耳を傾け、家庭菜園に必要なものを持ってきてくれたり、別れ際優しい表情を見せてくれたことで、周囲のイメージと自分が感じたイメージが違うと思うけれど、その彼が行方不明に…消防団も捜査に加わったその時…
火事は本当に放火なのか?犯人は誰なのか?そして殺人事件との因果関係があるのか?