カーネル

拝啓、奇妙なお隣さまのカーネルのレビュー・感想・評価

拝啓、奇妙なお隣さま(2023年製作のドラマ)
2.8
第22回テレ朝のシナリオ新人大賞受賞
史上最年少受賞作品

まず、このシナリオは1時間枠として書かれたものなのでしょうか?1時間の枠で描ききるのが難しすぎるテーマをいくつも絡めて、無理がありませんか?
だから物語の流れなどの説明が多くなる。なのに肝心なテーマには丁寧さが欠けてるのでは?
過度な延命治療を望まないとサインしていても〝元気になって家族を守りたい〟と桑部さんに言わせたのなら、彼の奥さんがサインするプロセスをもっともっと丁寧に描いて欲しかった。サインした後も奥さんに〝仕方がない〟と言わせたり、息子にカップラーメンを投げつけさせるような、花瓶を割らせるような、そんな稚拙な行動で表現して欲しくなかった。
それに奥さんや息子の心情だけでなく、〝サインをする〟ことの多くの意味を示さないといけないんじゃないかと。


〝クラスでお金がなくなって疑われてあとからお金が出てきた〟とか、ありきたりなエピソードが多かった印象です。


扱ったテーマがとても重大なものなのに、全体的に軽く見えてしまいました。
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