クラリス

何曜日に生まれたののクラリスのレビュー・感想・評価

何曜日に生まれたの(2023年製作のドラマ)
4.2
ひとつのドラマの中に一体いくつの要素が入ってるんだろう?全9話とは思えない。

綺麗な映像とバックに流れるドビュッシーの『アラベスク第1番』、そして映画みたいなエンドロールにぐいぐい引き込まれた第1話。
そこから一変、ドロドロの愛憎劇めいてきた中盤。高校時代の親友に好きな男を取られていた衝撃の展開、そして不倫…?!私の大好きなテイストに(笑)
そして終盤は兄妹の共依存やこもりびとからの脱却をテーマに話が進んでいく。

引きこもりのことを“こもりびと“って呼ぶのは初めて知りました。

野島伸司さん脚本のドラマ、渡部篤郎さま目当てで見た『パパ活』くらいしか知らなかったけど、結構私好みだな。
『101回目のプロポーズ』も『ひとつ屋根の下』もいずれ履修しなければ。

シシド・カフカさんってよく冷たい感じの刑事役とかで見てたけど、今回の編集長役が今までで一番魅力が引き出されていた気がします。
飯豊まりえちゃんはメイクしてオシャレすると抜群に可愛いのに、そうじゃないとちょっと変わった役(今回のこもりびとやオクトーの時の特殊能力持ち刑事など)もこなせちゃうのが貴重な役者さんだな。

The HolliesのBus Stopが1966年の曲ながらこの作品にピッタリで、ドラマを見た後はしばらく頭から離れませんでした。
ちなみに私は、どこか優雅な火曜日生まれ😌💕
クラリス

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