クラリス

コタツがない家のクラリスのレビュー・感想・評価

コタツがない家(2023年製作のドラマ)
4.0
前クールのドラマはどれもレベルが高くて、ザテレビジョンのドラマアカデミー賞も1作品につき1部門だけってマイルールを作って投票してたくらいなんだけど、
今クールは完全に私の中で『時をかけるな、恋人たち』『いちばん好きな花』『コタツのない家』の3作品が頭ひとつ抜けてた。
だから主演女優賞もドラマソング賞も今作に投票してしまいました!

まずは主題歌である石川さゆりの“ダメ男数え唄”。
久々にカラオケで歌いたい曲に出会えました!!!最高。令和に発売された曲の中で「自分で歌い上げたい!」って思えた歌は初めてかもしれない。こぶしがきいてて歌詞もストレートで超カッコ良かったです。

そして主役の小池栄子。
小池栄子以外にこの役演れる人はいないっていうか、当て書きなんじゃないかと思うほどのハマり役。口喧嘩がめちゃくちゃ上手い。

小林薫は私の中では“ダンディーなおじさま“って感じのイメージだったので、今回の情けないおじいちゃん役は新鮮でした。
吉岡さんの絶妙にイライラさせるダメ夫も絶妙だったし、作間くんのやる気ない脱力系男子もピッタリでした。

4話、運動会のホームビデオで順基が「お母さん間に合うかなぁ〜?」みたいなことを言ってたシーンは泣けたし、
6話で順基がおばあちゃんに対して放った「もうこれ以上ウチの家族のことに口出ししないでくんない?」ってセリフには、一緒に見ていた母と声を揃えて「ひぇ〜〜〜😱」って叫んでしまいました(ウチの祖母にこんなこと言ったら怒り爆発の大号泣だろうなって、想像しただけでゾッとしちゃって…笑)。

金子茂樹さん得意のしゃべくり脚本でめちゃくちゃ笑えたし、ストーリーにも喜怒哀楽があってとっても楽しめたドラでした!
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