ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★★★
映像:★★★☆☆
音楽:★★★★★
『ミステリと言う勿れ』のスペシャルドラマ。
レギュラー放送版の第1話に新しいシーンを加えた“リブート”版と、そこから派生した新エピソードの2本立て。
やっぱりこのドラマは久能整(菅田将暉)のキャラクターが一番好き。
鋭い洞察力で、相手のちょっとした仕草やリアクションから人知れぬ秘密をピタリと言い当てる。
それが如実に表れているレギュラー放送の第1話は最高に面白い。
舞台も取調室の中がメインで、空間的にかなり限られているのに、セリフ劇だけで楽しめた。
続く新エピソードの方は、ミステリーとしてはやや地味というか、あまり久能の見せ場もなく、オチもなんとなく想像できてしまったのだけれど、感動的なヒューマンドラマとしてはよかったかな。
劇場版に続く伏線でもあるのかなと思ったけど、そういうのはなさそうだった。
そんなわけで、劇場版を前に久しぶりに『ミステリと言う勿れ』の世界観を思い出したいときにちょうどいいスペシャルドラマって感じかな。
久能の斬新なモノの見方はいつ見ても面白い。