坂元裕二さんのカルテットみたいな男女4人会話やりたいんだろうけど、話運びが不自然すぎる。ミニブーケまけたくらいでお使い頼む花屋おらんやろ…上がってお茶飲んでもらってっていうのも輪をかけて不自然。
マジョリティから零れてしまった人の違和感の描写も、坂元裕二さんみたいな一瞬でざっくり刺す太刀筋、肉薄した痛み、切れ味がなく、おじさんが若者って、女の子って、不思議ちゃんてこういうの嫌なんでしょ、で書いてるみたいな上っ面の外から上から他人目線で、とても苦手。
赤田とゆくえは本当に親友だったの？結婚直前まで彼女とあったことないとか不自然だし、彼女がいるのに2人で会うことに、彼女に対してなんの配慮もないのも不自然。
椿は家森さんや大豆田とわ子のしんしん、初恋の悪魔の小鳥風にしたかった感じあるけど、Excelの足し算へこへこ教えてるお人好しリーマンが、美容室で花は好きだけど花屋が嫌いなんてめんどくさい吐露をしだすというのはチグハグ感が否めない。3人が愛おしいのは誰の前でも自分を曲げられない不器用で素直すぎる人だからであって、椿はただの職場の鬱憤を晴らす嫌な奴になってて怖いし見たくない。
