あまり評価が高くないですが、個人的にはそんなに評価を悪くできません。
ストーリーがいいと言う訳ではなく、反町かっこいい、ということです。
作品の良し悪しは兎角ストーリーの良し悪しで評価されがちですが、作品の評価項目はそれだけではありません。
ストーリー・キャスト・音楽・映像と色々な要素があります。
GTOの反町は気持ちがよく、それはそれは気持ちがいいのです。
ビーチボーイズで竹野内と一緒にビーチにいた反町は力強く、その時代に作った反町像は、今も生き続けており、今見てもなお気持ちがいい。
番組の番宣で反町にどのシーンが好きか的なことを聞かれていた。
バイクを押しながら、「子供の時にできた傷は、子供の時にとってあげないといけない」みたいなことを言っているシーンがあるのですが、そこが今回のGTO、いやずーとGTOで言いたいことなんだと言ってました。
気持ちがいいじゃないですか。
そういえば僕が学生だった頃はやはり不良のような存在に憧れをもっていました。いや、今も憧れています。
愚直だけど、筋が通っていて、曲がったことをせず、シンプルで力強い。
大人になり自分がそういう人間ではないということが明確に認識できるようになり、そういうスタイルに固執することはなくなりました。
そんな自分の得ることができなかったスタイルは反町にまるっと任せます。
言いたいことも言えないこんな世の中で・・・。
いつの世も変わらない。
対処療法だとしても、いつの世には反町が必要なのです。