ファッションデザイナーのリン・チェンは麻薬密売人のアジトに監禁され、危険な目に遭う。特殊部隊を率いるリ・ヂーチョンに助けられる。

リ・ヂーチェンの死因を調べていたグレイスは、ニン・ウェイカイとチェン・ヂョンが裏で共謀していることに気づき、彼らがリ・ヂーチェンを殺したのではと疑い始める。リ・ヂーチョンも調査を開始する。

リン・チェンとリ・ヂーチョンは納品トラブルがきっかけで連絡先を交換する。グレイスが味方だと気づいたリ・ヂーチョンは、グレイスと協力してリ・ヂーチェンの死の真実を探る事に同意する。

リ・ヂーションが温達の後継者候補として公に姿を現す。ライブビデオを観ていたリン・チェンも彼の正体に気づき、勇敢で寡黙なリ・ヂーションに興味を持ち始める。

リ・ヂーチョンは温達の子会社である愛達の社長に就任し、事業拡大の意向を示す。彼はリン・チェンにデザインの才能を見い出し、愛達で働くよう説得する。

リン・チェンはプロジェクトで愛達に協力すると決意するが、早々にリ・ヂーチョンから大幅なコストカットを要求される。社長からの要求に対し、リン・チェンは懸命に働く事を厭わなかった。

ニン・ウェイカイとリ・ヂーチョンはプロジェクトにかけて激しい競争を繰り広げ、リン・チェンはリ・ヂーチョンを励ます。リン・チェンはクライアントのヴァルナとの契約にこぎつけそうになるが、最後にニン・ウェイカイから2倍の価格で負かされてしまう。

リ・ヂーチョンはリン・チェンがニン・ウェイカイと会っているのを目撃し、ニン・ウェイカイをリン・チェンから遠ざけると。リンチェンは不満に思うが、自らも防護服を試着して大雨の中駆けつけたリ・ヂーチョンの態度が心の琴線に触れる。

酒に酔ったリン・チェンを家まで送り届けたリ・ヂーチョンは、麻薬の売人と闘う。リン・チェンは、リ・ヂーチョンがかつて自分を助けてくれた兵士だと知る。安全のため、リ・ヂーチョンはリン・チェンを愛達の屋上にある自分の部屋の壁越しに住まわせる。

リン・チェンはヴァルナとの契約が破棄されたことをリ・ヂーチョンに告げ、二人は励まし合う。リン・チェンとヤウイは愛帝のラボで、素材テストとサンプル着の接着を試みる。

リ・ヂーチョンはリン・チェンと手を取り合ってついに契約を勝ち取る。リン・チェンが足を滑らせ二人は不意にキスをする。ニン・ウェイカイはもう一度新宝瑞に誘うが、リン・チェンは愛達との契約が残っていることを理由に応じようとしない。

大手航空会社の安卡達が客室乗務員の制服デザインを応募する。リ・ヂーチョンはリン・チェンに制服デザインコンペに参加するよう誘い、契約更新の話を持ちかける。

安卡達の制服コンペの準備を始め、リン・チェンのデザインに対する思考と態度が賞賛される。リ・ヂーチョンは、オリジナルブランドの立ち上げを宣言し、表面上は愛達のコンペに参加すると偽った情報を流そうとする。

事情を知らないリン・チェンは安卡達の契約のため客室乗務員制服のデザインについて研究を重ねる。リ・ヂーチョンが安卡達のコンペに参加すると見せかけてオリジナルブランドを立ち上げようとしていることを知ったグレイスは憤り、離れる。

リン・チェンは自らが手がけた客室乗務員の制服について講演を行うが、支持は得られない。閉会間際にリ・ヂーチョンが駆け込み、強引にリン・チェンのデザインを承認する。リン・チェンは喜んで、引き続き安卡達の契約のため努力を続けようと考える。

安卡達の契約が得られず、ショックを受けたリン・チェンは愛達との提携終了を告げる。リン・チェンとニン・ウェイカイが麻薬の売人からの襲撃に遭い、危機一髪のところでリ・ヂーチョンが二人を救う。リン・チェンは愛達を離れるか否かのジレンマに陥る。

ニン・ウェイカイが再びリン・チェンを新宝瑞へ誘うが、リン・チェンは愛達に残ると伝える。リ・ヂーチョンがこれからはリン・チェンを守ると宣言する。ファンシーの提携を相談されたリン・チェンは、ためらいながらもリ・ヂーチョンの期待に応えようとする。

リ・ヂーチェンの墓前で、誤解したリ・ヂーチョンがニン・ウェイカイに殴りかかる。酔っぱらったニン・ウェイカイはリン・チェンに、温達時代の自分とリ・ヂーチェンの関係について打ち明ける。

リ・ヂーチョンは父に愛達とファンシーの提携について打ち明けるが、親子間での確執が再燃する。ニン・ウェイカイが、リン・チェンがメディアに自分のスキャンダルを売ったと思い込み愛達へ乗り込んでくる。リ・ヂーチョンは真相を明らかにすると伝える。

リン・チェンが愛達の新ブランド名をF-FANCYと命名する。リ・ヂーチョンはリン・チェンの誕生日にサプライズを計画し、二人の仲は急接近する。

リン・チェンがオフィスで残業していると、皆がサプライズで誕生日を祝ってくれる。リ・ヂーチョンはリン・チェンに指輪を贈り、二人は抱き合ったまま窓の外で打ち上げられる花火を眺める。

愛達の売り上げは億を超えるが販売量が落ちる一方で、リン・チェンはリ・ヂーチョンを慰める。ニン・ウェイカイが勝利を確信した時形勢が突然逆転し、リ・ヂーチョンが勝利を収める。

リ・ヂーチョンがリン・チェンと付き合い始めたことを公にする。

グレイスがリ・ヂーチョンに「マイクローゼット」デザイナーコンテストへ愛達のデザインチームが参加するよう持ちかける。ニン・ウェイカイはガオ・ランをモデルにして、自らはデザイナーとしてコンテストにエントリーする。

リ・ヂーチョンは麻薬密売人に捉えられた部下たちを救い出すため、独り犯人たちのもとへと向かう。駐車場で車の中に残されたスマートフォンを発見し、車がロックされておらず、ヂーチョンの姿が見当たらないことに気づいたリン・チェンは心配し始める。

リ・ヂーチョンは麻薬密売人のアジトへ向かう途中で近くに軍がいることに気づく。リン・チェンの作品に盗作容疑がかけられるが、グレイスの活躍でリン・チェンの無実が証明される。盗作騒動で心細くなったリン・チェンはリ・ヂーチョンへの思いを募らせる。

リ・ヂーチョンが戻り、部下を救った一部始終を話して聞かせる。二人は互いに気持ちをぶつけ合う。コンテストで優勝したニン・ウェイカイは、以前約束していた賭けからおりると伝える。

リン・チェンとリ・ヂーチョンは映画「カサブランカ」を観ながら運命の出逢いについて語り合う。リン・チェンは展示会で見た伝統工芸品の雪煙綾を忘れられず、ヂーチョンはリン・チェンのために雪煙綾の民族衣装を持ち帰ると約束する。

ヤウイが不注意で民族衣装を焦がしてしまう。リ・ヂーチョンはリン・チェンを連れてゲン・シンミンの元を訪れ、シンミンはリン・チェンを助ける。雪煙綾の研究がしたいという夢を支え続けてくれるリ・ヂーチョンの誠実さに、リン・チェンは感激する。

リン・チェンとアマンダはデザインの中に中国的な要素を取り入れるか否かで諍い、国際化と国内化ビジョンの間で対立する。二人はどちらがデザインしたかを伏せたまま、デザイン画を競い合い、互いの関係における溝はますます深くなる。

アマンダの部下がリン・チェンに濡れ衣を着せるが、リン・チェンは堪える。リ・ヂーチョンは必ず真相を暴き出すと伝えるが、リン・チェンは疲れ果てた様子。オフィスラブにプレッシャー、ビジョンが遠のいていると感じたリン・チェンは、辞表を用意。

リ・ヂーチョンはリン・チェンに辞意を撤回させようとするが、リン・チェンの意思は固く、引継ぎ業務が開始される。アマンダが倒れ、リン・チェンは仕事の最終工程を手伝う。アマンダはリン・チェンの人柄と才能を認め、原稿流出の真相も明らかになる。

父親の権利書が譲渡され、リ・ヂーチョンは温達の統括権を取り戻す。リン・チェンはゲン・シンミンに弟子入りを志願するが断られる。しかし諦めきれないリン・チェンにシンミンから素材試験が課され、合格したリン・チェンは弟子入りに成功する。

連日工房の掃除と片付けに明け暮れたリン・チェンは、ようやくゲン・シンミンから第二段階の修行に進むことを許される。ゲン・シンミンはリン・チェンに付きっきりで、雪煙綾の作り方を伝承する。

温達のCEO選で、リ・ヂーチョンの組織変革計画が阻止される。ウェイカイはリ・ヂーチェンが生前グレイスのために手がけた雪煙綾のウェディングドレスを受け取る。しかしグレイスを想うあまりにそれを隠してしまう。

ニン・ウェイカイは徹夜してグレイスのために雪煙綾の衣装を作り始める。グレイスはそんなウェイカイを想って眠れない。リン・チェンはY-FANCYの服の素材が以前と違っていることに気づき、リ・ヂーチョンは誰かが故意に素材を入れ替えたことを突き止める。

リン・チェンはリ・ヂーチョンを元気づけようと、九龍鶏の刺繍を見せてもらいにゲン・シンミンのもとを訪れる。そして元軍人の使命として、温達に戻って闘い続けるようリ・ヂーチョンを励ます。

ニン・ウェイカイがグレイスのために手がけた雪煙綾の衣装が完成する。グレイスはウェイカイが自分のために仕立てたドレスに感激する。一方リン・チェンは苦戦しながら雪煙綾のデザインに取り組む。

ニン・ウェイカイはグレイスに自分がデザインしたウェディングドレスを着て欲しいとプロポーズする。しかしグレイスは偶然ウェイカイの自宅でリ・ヂーチェンが用意した自分用のウェディングドレスを発見してしまう。

リ・ヂーチョンはショップのオープン祝いに指輪を贈るふりをしてリン・チェンの指のサイズを測り、こっそり婚約指輪を用意する。ヂーチョンはリン・チェンを連れてGLAMOROUSへ足を踏み入れた時、予期せぬハプニングが起きてしまう。

工場視察中に、リ・ヂーチョンはDPがGLAMOROUSのデザインを盗作していることに気づく。証拠を抑えたリン・チェンは生産停止を求め、リ・ヂーチョンと連携してDPを訴えようとする。

リ・ヂーチョンはリン・チェンへのプロポーズに成功する。リン・チェンの兄のモーチェンが突然訪ねてくる。飛び出したヂーチョンはリン・チェンへの真摯な想いを伝え、結婚を前提とした交際を許して欲しいと頼む。

リ・ヂーチョンが提携に向け、自らが指揮を執りたいと告げるが、ニン・ウェイカイとチェン・ヂョンは反発する。

リ・ヂーチョンとリン・チェンはGLAMOROUSの使用権を新宝瑞と思美琪に無償で提供することを決意する。大量生産により、GLAMOROUSはDPに打ち勝つ。リン・チェンは手を尽くし、兄に家長役をしてもらいリ・ヂーチョンの父へ挨拶に行く。

リン・チェンが顧客に襲われそうになるが、リ・ヂーチョンが助けに入り、騒ぎの首謀者を探し始める。リ・ヂーチョンとリン・チェンはウェディングフォトを撮る。

リ・ヂーチョンは倉庫でピーターがヂャオ氏と裏取引をしているところを目撃する。リ・ヂーチョンはピーターのこれまでの陰謀を並べたて、最終通告するがいっこうに態度を改めようとしないピーターは、金の力を借りてリ・ヂーチョンに取り入ろうとする。

リン・チェンとヂーチョンはモーチェンを酔わせて戸籍証明書を盗みだす。リ・ヂーチョンは結婚証をモーチェンに渡し、生涯リン・チェンを守り抜くと告げる。リン・チェンとリ・ヂーチョンの揺るぎない絆に心を打たれたモーチェンは、二人を祝福する。

リ・ヂーチョンとニン・ウェイカイ、チェン・ヂョンはGLAMOROUSの計画で意気投合する。リ・ヂーチョンの腹心の部下グー・イェンヂーは本音を言い出せず、辞表を提出し温達と決別し、ピーターからの信頼を得る。

ピーターはイェンヂーに企画書を盗むのを手伝うよう持ちかける。イェンヂーはヂーチョンが自分のために企画書を用意してくれていることに気づき、ピーターにこれまでの企みを自白するよう仕向け、一部始終を録音した証拠をリ・ヂーチョンに渡す。

ピーターが衣装を引き裂くが、ウェディングドレスを着てショーに参加したリン・チェンは、ステージの上でヂーチョンと過ごした日々を思い出す。やがてタキシードに身を包んだリ・ヂーチョンが現れ、ファッションショーは二人の結婚式と化すのだった。