かえるのエリー

不適切にもほどがある!のかえるのエリーのレビュー・感想・評価

不適切にもほどがある!(2024年製作のドラマ)
3.7
クドカン、超有名な彼の作品を辿ってみたら、映画2本、ドラマ2本しか観たことがないことに気づいた。本作を見たのもクドカン目当てというよりTBS金曜10時枠だったから。映画は印象薄いがドラマ(「あまちゃん」「監獄のお姫さま」)は結構楽しんだ身にとって、本作は。




以下ネタバレ感想




第1話の衝撃たるや。中学時代、塾でケツ竹刀を受けていた自分でさえも、現代のコンプラ世界に浸かった事に気付かされる程に、画面の昭和に衝撃を受けた(流石に教室でタバコを吸う先生はいなかったけど)。

懐かしいような恥ずかしいような複雑な感情で見ていたら、なんと! いきなりミュージカル! しつこく出てくるテロップといい、こりゃぁ凄い作品になりそう!・・・と思ったのだけど、衝撃はそこまでだった。

小川と純子の父娘があの震災で亡くなったことで、ドラマの潮目が大きく変わっていくのかと思いきや、やはりギャグは健在。最終回で「寛容」という言葉が連呼され、それが本当に伝えたい事だったのね、とは思ったが、なんとなく全体的はまとまりがない気がした。

キャストは皆素晴らしい。評価が鰻登りの河合優実は納得の演技。そして活躍目覚ましい礒村勇斗。仮面ライダーゴーストでサブだった彼がこんなに活躍するとは、当時は思いもしなかった。(一方でメインの子は消えたな。。。) そして一番美味しいところをかっさらったのは、はい、八嶋智人(笑)