再放送をやっていたので観ました。
シリーズはこれだけ観ていなかったような気がします。
放送されたのが1999年とのことですが、25年で日本社会は大きく変わったなと痛感します。
コロナというパンデミックや、少子高齢化による社会構造の変化、多様性を遵守することによるハラスメントの露呈、インターネットによる情報のオープン化。様々なことが本作放映時から現代までの間にあったなぁと、描写されるシーンやセリフを聞きながら思う。
わざわざ始まる前に「現代では社会的に許されない描写があります」ということを伝えなきゃいけない息苦しさが、今の世の中にはある。
さて、記念すべき最初のシーズンは江口洋介さん演じる進藤先生と、植物状態で入院している奥さんの話が中心で、「救命病棟24時」というタイトルがついてる割には、救命の仕事に直接的にフォーカスされた内容ではない、という事実にビックリした。
妻に対して献身的な夫という部分を描きたかったのだろうか?
25年前なのにいろいろ感じる違和感がすごい。
だけど、これに違和感をあまり感じなかった、まぁそういうもんだよね、いや違和感はあるけど口に出して言える空気じゃないよね。というのが25年前なんだとも取れる。
医療ドラマとしては陳腐だし、表現に怖さすら感じるところもある。
だからこそずっと再放送されなかったのかもしれないが、だとしたら今何で再放送したのかね?
自分としてはやっと観れたのでよかったですが、今観ても面白くはなかったな。